読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

よしもと落語 若手まつり で落語を聴く旅 

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 この3連休、大阪梅田の HEP FIVE では、吉本興業の若手芸人による落語祭りが行われています。「よしもと落語 若手まつり」です。
 どうやら最近、吉本興業は落語に力を入れているのだそうな。確かにアニメなどでも話題です。
 各日5席打たれて、前売り券2,500円、当日券3,000円でした。
 繁盛亭と動楽亭から目先を変えて行ってみることにしました。2016年3月19日に参加です!


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 場所は HEP FIVE 8階の HEP HALL というところ。
 HEP FIVE は若者向けのファッションビルで、広島でいうところのサンモールやパルコを大きくしたようなところでした。初めて訪れました。
 わたしは前売券を予約はしていたのですが、支払日を過ぎてしまって手に入れ損ねていたため、当日券で入場です。
 8階のホール前に吉本興業の方と思しき人から購入したのですが、前売り券で予約した席よりもずいぶん前方の席を手に入れることができました。どうやらキャンセル席が出たため、そこから埋めていくような感じでした。

 とはいえ中に入ってみると、20人×10列くらいあって、落語が始まる頃にはほぼ満員状態でした。

 この興行のコンセプトとしては、寄席に行くには敷居が高いと思っている若い人向けの落語会とのことでした。ファッションビルで行うのも納得です。客層も若い女性客が多かった印象。中にはおっさんやじいさんもいて、幅広い客層でした。

 HEP FIVE の眩しい若者オーラに目をくらませながら、そそくさと会場入りです。


 【3月19日の演目】

 月亭八織「寿限無」
 林家愛染「餅屋問答」
 月亭八光「悋気の独楽」
 桂三語「狸賽」
 月亭方正「子別れ」



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 チラシに間違いがあり、林家愛染さんの演目は「こんにゃく」ではなく「餅屋問答」でした。


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 やはり目玉はトリを務める月亭方正さんでしょう。「ダウンタウンDX」などでおなじみの山崎邦正さんです。落語家のキャリアとしては7年ほどらしく、月亭八光さんよりは短いそうなのですが、それ以前の芸人としてのキャリアを含めるとかなりのもので、若手まつりといってもやはり少し目立ちます。ご本人はこの若手まつりのトリを務めることで、若手を後押しする、というようなことをおっしゃっていました。

 わたしも落語を聴き始めて日が浅く、聴く側も若手と言えるのですが、全体的に演目に入る前のマクラに時間を取っている印象を受けました。マクラというのは落語の導入として聞きやすくするための重要な手法らしく、それを考えると、わたしのような落語初心者にやさしい構成と言えます。

 月亭八織さんは古典落語でも超有名な「寿限無」。初めて聞きますが内容は知っています。幸せを願って付けた名前が不幸を招くお話ですが、ラストがアレンジされていて「みんなが名前を言っている間にタンコブが引っ込んでしもうたわ」となっていました。不幸度合いがマイルドになっています。私が知っていた「寿限無」は「みんなが名前を言っている間に川で溺れてしもうたわ」なのですが、家に帰って調べてみると、今のご時世、子供の死亡で幕を閉じる話はよろしくないとのことで、この落ちは演じられないのだとか。なるほど、勉強になります。
 ほかにもいくつか現代向けにアレンジされていて、「……ぐーりんだいのぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの……」というところを「くーるぽこ?最近見んようになりましたね」と言ってみせたり、「京都銀行という名前がええで、「なが~~い、お付き合い」って言いまっしゃろ(TVCMより)」と関西向けのネタをぶち込んで会場を沸かせたりと、古典落語といっても古臭ささを感じない内容でした。

 林家愛染さんの「餅屋問答」は以前、繁盛亭でも聴いた内容ですが、しゃべっているひとが若かったからか、ずいぶん聞きやすかったです。マクラには中学校(小学校だったか?)に訪問して落語を披露したお話をされていました。大阪だからなのか知らないのですが、学校で落語を聴けるのは素敵ですね。広島ではそんなの聞いたことがありません。

 月亭八光さんは「悋気の独楽」。不倫を題材にした演目で、マクラには当然ベッキーやゲス乙女などといった昨今のニュースを取り上げていました。月亭八光さんは「今ちゃんの「実は…」や「よ〜いドン!」などといった関西ローカルのテレビ番組などでもよく見ていて顔は知っています。しかし落語を聴くのは当然初めて。
 「悋気の独楽」は少しオチがわかりにくかったです。独楽の「芯棒」とあるものを掛けているのですが、それが「心棒」なのか「辛抱」なのかよくわかりません。ネットで調べてみると「辛抱」だというサイトが結構あるのですが、それでは話の筋が通らないことないですかね?

 桂三語さんの「狸賽」は狸がサイコロに化けて、人間の賭博の手助けをする内容。マクラは当然野球賭博のことでした。
 まずビビるのが、桂三語さんはわたしより年下だということ。それにしては立派な噺っぷりで、ひきつけられました。それから髪型がモヒカン!禿げ上がった噺家さんはよく見かけましたが、モヒカンは初めてかも。
 これも噺家が動物を演じる演目で、かわいらしい様子が伝わってきて、ストーリー上なんでもないところでも話し方だけで笑いがでました。
 演目中、サイコロの「五」を「天神さま」と表現する箇所があるのですが、そこは御朱印巡りのたまもの!言わんとすることがすぐに分かりましたよ。聴き手によっては伝わりにくいかもしれません。


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 トリを飾る月亭方正さんは「子別れ」。別居状態の夫婦の仲を子供が取り持つというもの。
 それに関連して、マクラもご自身の奥さんや子供の話になってくるのですが、そのマクラだけでも大変面白い内容でした。しかもこれがまたかなりの長時間。
 「会場の外で月亭方正のグッズを売っているのですが、今のところ売れた数がまさかのゼロ!ゼロですよみなさん。」…などと、ひとしきり会場を沸かした後に演目に入っていくのですが、それがスイッチが入ったかのように噺家モードに切り替わって正直ビックリしました。TV番組で笑いを取っている様子とは全く違います。
 しかもこの「子別れ」というのが結構感動路線の演目で、子供、妻、夫をそれはもう上手に演じ分けています。マクラの笑い話とは雰囲気が違ってメリハリが効いています。3日すべてトリなのも、TVで顔が売れてるからだろう、客寄せのためだとうと思っていたのですが、いやはや失礼しました。期待以上のすばらしい内容でした。
 この「子別れ」というのも有名な古典落語らしいのですが、マクラで「カスガイを打ち込むのにはゲンノウという道具が必要で~」「子はカスガイと言いますが、これからやる演目もそういった内容で~」といったような説明がされました。しかし、これらの説明をマクラでやっていまうと、演目中、子供がゲンノウで殴られそうになるシーンで最終的なオチを聴き手に悟らせることになるのではないでしょうか。サプライズが減じてしまいます。しかしゲンノウという道具は現代人にとってはどうしても説明が欲しいし、なんだか噺家のジレンマを感じるところです。これもまた調べてみると、ゲンノウでは無くあっさりトンカチとしてしまう場合もあるらしく、これなら余計な説明無しで聴き手が理解できるので良さそうです。…こういうことを考えるのって推理小説読みだからでしょうか??

 演目が終わった後、謎の感動に包まれる客席。そして方正さんの口から「この若手まつりの3日間が終わったら、打ち上げをすると思うのですが、それにはやっぱりどうしても靴下(グッズ)を皆様に買っていただかなくては…」と客席を今一度沸かせた後退場して終わりました。


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 終演後、会場外のグッズ売り場には列ができていて、わたしも方正さんのいう靴下を買ってみました。紳士用500円です(子供向けではありませんでした)。
 やっぱりああいう素晴らしい落語を聴かせてもらったら、買っちゃおうという気になります。

 ホント満足度の高い落語会でした。
 月亭方正さんの落語はまた聴いてみたいですね。

 当日券もあるようなので、この連休ご予定のない方はおすすめですぞ!


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 【関連リンク】
 よしもと落語 http://www.yoshimoto.co.jp/rakugo/data/list_special.html#0319
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[ 2016/03/19 22:49 ] 落語 | TB(0) | CM(0)
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ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
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