読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

生まれて初めて寄席で落語を聴く旅 


天満天神 繁昌亭



 こんにちわ!
 管理人のウイスキーぼんぼんです。

 今日は大阪にある定席、天満天神 繁昌亭で落語を聴いて来ました。
 わたしがよく読んでいる探偵小説でも、愛川晶さんなどが落語を題材にしたミステリシリーズを書いていたりしており、落語は以前から興味のあった分野です。
 それにいま自分は大阪にいます。大阪と言ったら上方落語です。このような境遇では聴かなきゃ損だと思い、チケットを取って足を運んでみることにしました。


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大阪天満宮



 天満天神 繁昌亭 は大阪の大阪天満宮そばにある定席です。定席というのは常設の寄席のことで、寄席というのは漫才や落語などの演芸を見せる小屋のことです。難波にある「なんばグランド花月」も一応寄席に含まれるそうですが、本来の寄席の雰囲気は全くありません。
 ちなみに江戸落語の東京には定席は4つあり「4大定席」と言われているそうです。新宿末廣亭、浅草演芸ホール、鈴本演芸場、池袋演芸場の4つがそれ。
 対する上方落語の大阪には定席は2つ。ここ天満天神 繁昌亭と動楽亭があるそうです。しかし調べてみたところ、動楽亭の方は毎月1日から20日まで昼席のみしかやっていないのだそうな。大阪で定席、といえばこちらの天満天神 繁昌亭がメインとなると思います…たぶん。
 繁昌亭 は「朝席」「昼席」「夜席」の時間別の3公演が毎日行なわれているようです。特にここでは「昼席」がメインとなるようで、そこでは噺家による落語が連日披露されています。

 そうなると当然行くのは「昼席」ですよね!
 というわけで、前日に前売券をセブンイレブンで購入してから繁昌亭へと向かいます。
 チケットには整理番号が書かれてあって、わたしの番号は171番。
 キャパは何人なのかと尋ねたら、215席ほどで、マックスは250席とのことでした。マックスとは何ぞや、とさらに問うてみたら、パイプ椅子などの立ち見席を作ればそれだけ入るとのこと。

 だったらわたしの171番は相当遅めのチケット取得だったことになります。危なかったです。


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 繁昌亭の前には今日の出演者の名前がズラッと出ていました。
 ほうほう、この赤字が色物というやつですな、と愛川晶さんの小説で仕入れた知識を駆使して読み解きます。

 当然、全員はじめて聞く名前で、顔も分かりません。

 ただ、大きな字で看板が出ていて、トリを務めるこの笑福亭銀瓶さんがすごい人なんだろうと直感的に悟ります。


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 「昼席」の開演は13時からですが、開場はその30分前の12時30分からです。
 その時刻に近づくと、閑散としていた通りが人であふれかえりました。

 通りには区画が設けられていて、1~50番の人、51~100番の人、そして101番~のチケットを持つ人で待機場所が分けられていました。


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 12時30分になると繁昌亭の中から着物を着た男性が出てきて、おもてにある太鼓をどんちゃんどんちゃん叩き始めます。入場開始のようです。
 一緒に出てきた女将さんのような人が、お客さんを場内へ案内する役を務めており、「1番~10番の人~」「11番~20番の人~」という感じで10人刻みでお客さんを会場に入れていきます。整然とした捌きっぷりで混乱が無く感心します。わたしが呼ばれたのはほとんど最後で、通りにいたお客さんがほぼ全員会場入りした後です。

 しかし、一人で訪れたこともあり、連番をとる必要が無かったため、1階席の良く見える場所に1つ席が空いたいたのでそこに座ることにしました。
 あとで気づいたのですが、2階席もあるようでした。


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2015年9月27日 昼席のネタ



 噺家が今日何のネタをするのかは開演前には知らされません。
 たぶん客の興味がそがれるからだと思うし、それ以外にも直前になって変わったりすることがあるからだろうと思います。

 桂三象さんの作・桂三枝と書かれている「シルバーウェディングベル」以外は、昔からある落語の演目になるのでしょうか?
 しかしその割にはなんだか話の雰囲気に今風な感じが漂っていました。噺家の話し方でしょうか。
 とはいえ、演目に入る前の枕話にはバリバリの時事ネタで客をひきつけていました。相撲の優勝争いのネタが多かったですね。
 この繁昌亭では、1週間単位で演目が替わるらしく、わたしが訪れた9月27日はシルバーウィークと同一週の扱いになります。つまり連休を利用して聴きに来た観光客相手のネタで分かりやすかったのかもしれません。
 そういう流れで、「初天神」を演じた柳家一琴さんはこどもネタです。この柳家一琴は関東から来られた江戸落語の人なんだそうです。隣の席に座っていたおばちゃんの話を盗み聞きすると、江戸落語が聴けるのは珍しいとのこと。江戸落語と上方落語の違いがよくわかっていないわたしですが、珍しいのであればやっぱり興味が湧きます。
 この一琴さんの枕話もこどもでも分かりやすいネタで、最近はこういった寄席にも親子連れでくるお客さんが多いのだとか。そんな時に子どもが退屈しないように、昔の言葉を分かりやすく今風に替えていっているそうです。ご自身も子どもの前で落語を披露して、後から分からない言葉が無いか子どもに尋ねて、その言葉を分かりやすい言葉に代えていっているのだとか。「そうは問屋が卸さない!」という言葉を今ふうに言うと「そうはAmazonの在庫が無い!」と今ふうにアレンジしてみせると、場内は爆笑です。落語の席でAmazonという言葉が聞けるとは思いませんでした。ご高齢の方も笑っていたのですが、たぶんその方はAmazonのことは分からないはずです。しかし内容とは別に、噺家の話しっぷりで客を笑いまで持っていている感じで、小説を読むだけでは味わえないライブ感があります。

 当然基本的にどれも初めて聴く演目でした。
 最初に登場した桂二葉さんは、数少ない女性噺家の1人だそうです。女性噺家は17人(?)しかいないそうで、そのひとりだとか。そんな感じのことを言っていました。
 あと珍しいのは色物の浪曲。この繁昌亭の「昼席」で浪曲が演じられるのは初めてだったそうです。演目は「シンデレラ」。ステージには二人一組で登場し、一人は隅でお琴、一人は中央で喋ってシンデレラの物語を聞かせます。これもシルバーウィーク週のため、子ども受けの良さそうなセレクトだと思うのですが、むしろ浪曲を初めて聴くわたしにも分かりやすくてよかったです。散々聴いたことのある「シンデレラ」がお琴の合いの手でなんだか和風の雰囲気が漂って面白いです。この浪曲は客席からも「日本一!」「いっぱい!」とコールを掛けたりする場面があり、盛り上がります。

 落語の演目については、どうせ難しい言葉なんかがあって意味が分からない落ちとかあるんだろうな、と思って聴いていたのですが、さいわいなことに全ての演目の落ちで笑うことが出来ました。わたしが想像していたより話の内容が分かり、笑いどころ、落ちの意味もわかって、想像よりも敷居が低いと感じました。
 「崇徳院」「花筏」なんか見事にオチが決まってびっくりするほどです。
 前者「崇徳院」は探偵趣味があってミステリファンのわたしとしては、お話の展開自体も楽しめます。「幻の女」を探す展開で、最後の最後、予想外のところから落ちが降ってきてビックリしました。床屋がまさか!
 「花筏」も、男性の職業が重要な伏線で、それがオチになっていて思わず膝を叩きます。 
 あと話し方は「初天神」の柳家一琴さんや「手水回し」の笑福亭伯枝さんが好きです。個人的に恰幅の良い噺家が好みなのかもしれません。「初天神」は子どもの演技がそれだけでもう面白いし、「手水回し」なんかは「それでは長頭(手水では無く)を回させていただきます」という長頭回しが、噺家によって演じられもはや反則技です。

 落語ってやっぱり足を運んで生で見るものなんですね。文章や録音では100%楽しめないはずです。「手水回し」の長頭回しはインパクト大きすぎて夢に出てきそう。


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 思ったより楽しめました。13時開演で終わりが16時10分。3時間以上の公演で2,500円は安いです。
 また行こうと思います。
 もうちょっと落語の知識も欲しいな、と思います。落語の歴史や上方・江戸の違い、桂・笑福亭・柳家といった流派…分からないことだらけ(^ω^;)


 【関連リンク】
 天満天神繁昌亭
 http://www.hanjotei.jp/




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2015/1/5
愛川 晶

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ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

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