
南禅寺 三門(重要文化財)

南禅寺は京都の左京区にあるお寺。臨済宗南禅寺派の大本山です。
境内が広く、巨大な
三門が参拝客を迎えてくれます。
境内にはたくさんの木々が植わっており、季節によって表情を変えます。わたしが訪れたのは冬場で、色味の少ない風景でしたが、これが春になると桜がいたるところに咲き誇り、たいへん美しいのだとか。
夕暮れ時、この三門の屋上で石川五右衛門が
「絶景かな、絶景かな。」と言って、眼下の満開の桜を眺めた、その三門というのがこの南禅寺の三門です。

南禅寺 法堂

重要文化財の三門をくぐり、参道を石畳に沿って歩いていくと、目の前に
法堂が姿をあらわします。ここでお賽銭を投じて参拝です。

本坊

大玄関
この法堂を迂回するようにさらに奥へ進んでいくと、
本坊があります。ここで拝観料を払うと、本坊~方丈内を拝観することができます。御朱印もこの中でもらえるようでした。
この本坊の横、方丈に
大玄関があったのですが、使用されていないようでした。柵がしてあって中に入ることが出来ません。
なんでも特別な日にしか使用しないのだとか。

方丈庭園「虎の子渡しの庭」

小方丈庭園「如心庭」

六道庭
南禅寺の方丈に入ると、参拝客は3つの庭園を観賞することができます。
大きな方丈庭園「虎の子渡しの庭」、小方丈庭園「如心庭」、そして「六道庭」です。
「虎の子渡しの庭」と「如心庭」は枯山水様式の庭園。
「虎の子渡しの庭」は江戸時代初期の代表的枯山水庭園で、巨大な石を横に寝かして配置しているのが特徴です。この手法は仏教的世界観などを表現した庭園から逸脱した構成らしく、「虎の子渡し」と呼ばれているのだそうな。
一方の
「如心庭」は「虎の子――」よりはコンパクトな枯山水で、製作年代も割と最近の昭和41年。「如心」というその名の通り、「心」字形に庭石を配置しているんだそうです。しかし見ていてもあまりピント来ませんでした。
「六道庭」は六道輪廻――天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を表現した庭園。心の解脱を表現した「如心庭」とは対で、心の戒めを表した庭になるようです。制作年も「如心庭」に近く、昭和42年の作とのことです。


南禅寺 御朱印
ひととおり方丈を観終わった後は
御朱印をもらって帰りました。
意外なことに、南禅寺の御朱印は書置きされたものを配布するタイプでした。
けっこう大きなお寺なのに……とこれは関係ないのかな。目の前でさらさらと書いていただきたかったです。
中央に
「金剛王宝殿」とあります。南禅寺の法堂の名称です。

琵琶湖疏水
ちなみに、南禅寺のみどころにひとつに、
琵琶湖疏水があります。
自分は小学生の頃、社会科の授業でこの琵琶湖疏水の話を聞いたのを今でも覚えています。
レンガ造りの水路で、琵琶湖の湖水を京都市へ流すために作られたものです。南禅寺の本坊の手前の小路を折れるとこの水路が姿を現します。


あんまりお寺っぽくない風景ですが、すこし汚れたレンガが雰囲気があって良い眺めです。
なんだかヨーロッパの建築みたい。

階段をのぼると、疎水の上まで行くことができ、水路を水が流れている様子を見ることが出来ます。ものすごい勢いで流れていました。今でも使用されているようです。柵が何も無いので落っこちないように注意が必要でした。
話に聞いていた琵琶湖疏水を実際に見れて、結構満足だったりします。
わたしは冬場に訪れてしまいましたが、これから参拝しようという方は春か秋がおすすすめ。
この南禅寺には、季節を選んでまた再訪するかもしれません。
【関連リンク】
臨済宗大本山 南禅寺 http://www.nanzen.net/
スポンサーサイト

南禅寺 法堂

重要文化財の三門をくぐり、参道を石畳に沿って歩いていくと、目の前に
法堂が姿をあらわします。ここでお賽銭を投じて参拝です。

本坊

大玄関
この法堂を迂回するようにさらに奥へ進んでいくと、
本坊があります。ここで拝観料を払うと、本坊~方丈内を拝観することができます。御朱印もこの中でもらえるようでした。
この本坊の横、方丈に
大玄関があったのですが、使用されていないようでした。柵がしてあって中に入ることが出来ません。
なんでも特別な日にしか使用しないのだとか。

方丈庭園「虎の子渡しの庭」

小方丈庭園「如心庭」

六道庭
南禅寺の方丈に入ると、参拝客は3つの庭園を観賞することができます。
大きな方丈庭園「虎の子渡しの庭」、小方丈庭園「如心庭」、そして「六道庭」です。
「虎の子渡しの庭」と「如心庭」は枯山水様式の庭園。
「虎の子渡しの庭」は江戸時代初期の代表的枯山水庭園で、巨大な石を横に寝かして配置しているのが特徴です。この手法は仏教的世界観などを表現した庭園から逸脱した構成らしく、「虎の子渡し」と呼ばれているのだそうな。
一方の
「如心庭」は「虎の子――」よりはコンパクトな枯山水で、製作年代も割と最近の昭和41年。「如心」というその名の通り、「心」字形に庭石を配置しているんだそうです。しかし見ていてもあまりピント来ませんでした。
「六道庭」は六道輪廻――天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を表現した庭園。心の解脱を表現した「如心庭」とは対で、心の戒めを表した庭になるようです。制作年も「如心庭」に近く、昭和42年の作とのことです。


南禅寺 御朱印
ひととおり方丈を観終わった後は
御朱印をもらって帰りました。
意外なことに、南禅寺の御朱印は書置きされたものを配布するタイプでした。
けっこう大きなお寺なのに……とこれは関係ないのかな。目の前でさらさらと書いていただきたかったです。
中央に
「金剛王宝殿」とあります。南禅寺の法堂の名称です。

琵琶湖疏水
ちなみに、南禅寺のみどころにひとつに、
琵琶湖疏水があります。
自分は小学生の頃、社会科の授業でこの琵琶湖疏水の話を聞いたのを今でも覚えています。
レンガ造りの水路で、琵琶湖の湖水を京都市へ流すために作られたものです。南禅寺の本坊の手前の小路を折れるとこの水路が姿を現します。


あんまりお寺っぽくない風景ですが、すこし汚れたレンガが雰囲気があって良い眺めです。
なんだかヨーロッパの建築みたい。

階段をのぼると、疎水の上まで行くことができ、水路を水が流れている様子を見ることが出来ます。ものすごい勢いで流れていました。今でも使用されているようです。柵が何も無いので落っこちないように注意が必要でした。
話に聞いていた琵琶湖疏水を実際に見れて、結構満足だったりします。
わたしは冬場に訪れてしまいましたが、これから参拝しようという方は春か秋がおすすすめ。
この南禅寺には、季節を選んでまた再訪するかもしれません。
【関連リンク】
臨済宗大本山 南禅寺 http://www.nanzen.net/
スポンサーサイト