読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

弘法大師が眠る奥之院を参拝する。高野山の旅【その3】 

PB022167.jpg
奥の院口

PB022169.jpg



 引き続き和歌山県の高野山の旅です。
 金剛峯寺、壇場伽藍とまわった後はいよいよ高野山の中枢、奥之院の参拝です。


 バスで奥之院まで行く場合、2つの選択肢があります。

 (1)バス停「奥の院口」で下車し、御廟まで片道2kmの道を歩く
 (2)バス停「奥の院前」で下車し、御廟まで片道1kmの道を歩く


 御廟だけが目的であるのならば(2)のルートで良いのですが、世界遺産登録されているのは御廟だけではありません。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録されているのです。つまり、奥の院口から御廟までの広大なエリア一帯が世界遺産であるため、観光を目当てとするのであれば(1)のルートがお勧めです。
 ちなみに ちょうど連休で観光客も多かったのですが、大型バスの駐車場があるのが「奥の院前」らしく、観光ツアーの団体さんは(2)のルートで参拝していました。
 しかし迷うまでもありません。当然わたしはバスを「奥の院口」で下車し、2kmの道のりを歩くことにしました。


PB022180.jpg

PB022189.jpg



 入口に架かっている一の橋(大渡橋)を渡ると世界遺産エリア突入です。
 巨大な杉や桧があたり一帯に立っており、その合間を縫うように石畳の参道が伸びていました。
 雨上がりということもあって空気はしっとりとしていて、日差しも遮られてるためか、若干の閉塞感もあります。歩いていくと車の騒音からも無縁となって、どんどん別世界に足を踏み入れている感じが強くなっていきます。ふだん生活している日常からの隔絶感がすさまじく、奥へ進むたびに気分も改まっていきます。

 高野山といえば金剛峯寺、というイメージが強くて、昨年は時間が無かったとはいえ金剛峯寺を参拝できただけで満足できたのですが、やっぱりここ奥之院には来るべきでしたね。すばらしいところです。


PB022176.jpg
武田信玄・勝頼の墓所

PB022185.jpg
伊達政宗の墓所

PB022191.jpg
明智光秀の墓所

PB022181.jpg
石田光成の墓所



 なんでもこの奥之院は最近レキジョ(歴女)に人気のスポットだそうです。
 というのも、歴史上の有名人たちの墓所が数多く並んでいるためです。供養塔なので実際に御骨が埋まっているわけではないのですが、こうあちこちに偉人の名前が並んでいるのはなかなか壮観です。

 武田信玄・勝頼の墓所、石田光成の墓所は参道に面したところにあるので割と見つけやすいでしょう。一の橋を渡ってしばらく歩くと右手に見えます。明智光秀の墓所伊達政宗の墓所が少し奥まったところにあるので分かりにくいかもしれませんが、これらも右手を見ながら歩いていれば分かると思います。
 音声ガイドなどが用意されているところをみると、高野山側も観光スポットとして売り込んでいると思われるので、観光マップにもこれらの墓所の場所はしっかりと記載されています。奥之院を歩く際はマップは携帯しておくと良いでしょう。

 ちなみに上記の戦国武将の墓所は一の橋~中の橋の間にあります。
 つまり、冒頭で書いたバス停「奥の院前」で下車してしまうとこれらを見ることが出来ないのです。


PB022193.jpg
本多忠勝の墓所

PB022195.jpg
長州毛利家の墓所



 奥之院のエリアの中ごろには「中ノ橋」が架かっています。ここがだいたい中間地点です。
 この「中ノ橋」の下の川は、三途の川に見立てられているそうです。つまりこの川を渡ると、死後の世界へと足を踏み入れることになるそうです。自分の足元があやふやになっていきます。

 この中の橋を渡ってしばらく歩くと左手に見えてくるのが本多忠勝の墓所、右手に見えてくるのが長州毛利家の墓所の墓所です。本多忠勝のほうは少し高いところにありますが、参道から見えるため分かりやすいと思います。長州毛利家の墓は少し奥に入らないと分からないため、こちらを探すのには要注意です。


PB022201.jpg

PB022198.jpg
豊臣家の墓所

PB022202.jpg
織田信長の墓所



 この中ノ橋を渡ってからは豊臣家の墓所織田信長の墓所があります。
 やっぱりこの2つは人気のようで、参拝者の多くが足を運んでいました。
 織田信長の方は階段を上った奥まったところにあり、事前に分かりにくいとは聞いていたのですが、参道の目に付くところに「←織田信長の墓所」という看板が置いてあったのですぐ分かりました。人が並んでいたので少し待って自分も手を合わせてみました。
 豊臣家の墓所は秀吉公だけでなく、彼の母親や弟の秀長などの一族のお墓のようでした。


PB022216.jpg



 この織田信長の墓所で戦国武将のお墓めぐりは終了になるでしょう。
 信長の墓所を過ぎたところに御廟橋があり、いよいよ大師空海の御廟がある聖域へと足を踏み入れることになります。

 しかしその御廟橋前に社務所があるので、そこでお守りを買ったり御朱印をしてもらうことにしました。


PB032254.jpg
奥之院 御朱印

IMG_9184.jpg
奥之院 お守り



 御朱印お守りを授与してもらいました。
 御朱印は300円、お守りは700円です。このあたりでどうやら御朱印の授与料は300円というのが一般的であることを悟り始めます。
 やはり注目は奥之院の御朱印でしょう!なんという達筆!目の前でサラサラと書いてもらったのですが、筆運びに一切の迷いが無く、その様が文字にも表れています。緩急強弱の付いた書体はもはや芸術です。
 

PB022205.jpg
水向地蔵



 社務所の北側、御廟橋のすぐ横には水向地蔵というお地蔵様が並んでいました。
 お地蔵様にしては大きくて立派です。
 このお地蔵様の手前には柄杓が置いてあり、水をバシャっとかけた後に手を合わせるのがセオリーのようでした。ここでは亡くなったご先祖様のご冥福を祈るのが良いみたいです。
 向かって右のお地蔵様様から順にバシャバシャと水をかけていきます。
 このお地蔵様たちの背後には玉川という川が流れていて、そこから引いた水を使用しました。


PB022212.jpg
御廟橋

PB022208.jpg



 この御廟橋から先が弘法大師空海御廟がある聖域です。
 御廟橋は36枚の橋板と、橋全体を1枚とした合計37枚が金剛界37尊を表しているそうです。
 橋を渡る前に一礼をしてから渡ったのでした。
 ここから先、写真撮影や大声でのおしゃべり、飲食は一切禁止です。
 橋の手前で一礼をして、いよいよ聖域へと足を踏み入れます。

 橋を渡って見えてきたのが、みろく石という石です。木造の祠に大事そうに納められており、この石の前に参拝者が行列を作っていました。
 なんでも、心穏やかな善人であるほどこの石は軽く感じられるそうです。この石を持ち上げて、祠内部にあるひな壇へ置く事ができれば、そういうことになるのですが、実際持ってみるとたいへん重たくて持ち上げられませんでした。まだまだ修行が足りんかったようです。並んでいる方もほとんど持ち上げられずにいました。
 高野山で修行を積んでいる僧侶の方にやってもらいたいところです。

 その奥に灯籠堂があり、さらにその最深部に弘法大師の御廟がありました。
 灯籠堂がたいへん印象的でした。内部は薄暗く、点々と灯ったオレンジの灯篭で明かりを取ってあります。その薄暗がりの中から般若心経を唱える僧侶の方が見えました。
 柵の奥にそのような光景が広がっており、柵の手前にお賽銭箱があったので、そこに賽銭を投じて手を合わせます。申し込めば柵の奥に行ってご祈祷してもらえるそうでしたが、わたしは眺めるだけにしておきました。厄年の時にしてもらおうと思います。


PB052259.jpg
祈祷札 家内安全



 替わりといってはなんですが、祈祷札を買って帰りました。とりあえず無難に「家内安全」を買って帰りました。全部で4種類の御利益から選択できます。
 お正月に実家に持って帰って神棚にでも置いておこうと思います。
 授与料500円とお求め易い料金です。


PB022213.jpg

PB022220.jpg
英霊殿

PB022224.jpg
平和橋



 帰りは来たときとは違う英霊殿のある方の道を通って帰りました。
 英霊殿の手前には平和橋という朱色の橋が架かっていて、その周辺の木々の紅葉がたいへん綺麗でした。大勢の人が写真を撮っていました。

 ここからさらに南に歩くと、比較的近いところに駐車場があるので、そこからバスに乗って帰ったのでした。

 たいへん良いところでした。高野山に来たら絶対にこの奥之院に来るべきですね。学生時代に教科書なんかでよく見たのは金剛峯寺の方ですが、実際に高野山の中枢は奥之院です。日常から離れて別世界へと行くことができます。
 宗派が真言宗でなくてもお勧めです。奥之院に信長や秀吉の墓所があるように、このような懐の深さが真言密教の良いところです。
 小雨が降ったり止んだりと、あまり良い天気では有りませんでしたが、こうしっとりした空気の中を歩くのも、それはそれで風情があって良かったです。参拝の旅としては伊勢神宮金刀比羅宮にならぶ満足感がありました。行ってよかった。


PB022230.jpg
高野山入口


スポンサーサイト
[ 2014/11/05 22:43 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
スポンサードリンク
プロフィール

ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

FC2プロフへ
mixi(放置中)
Twitterはじめました
食べログもはじめました(NEW!)

好きな推理作家:島田荘司ゴッド
嫁本:アトポス)
好きな歌手:水樹奈々ちゃん
嫁曲:SUPER GENERATION)
誕生日:ヘレン・マクロイとおなじ
体型:金田一耕助とおなじ

本年度のお気に入り(国内)
御朱印巡り
集めた御朱印です。
(各都道府県参拝した順)
※記事に出来ていない寺社多数です!鋭意執筆中!
※リンクが切れているものは下書き状態です。しばらくしたら公開されます。

【東京】
・靖國神社(その1)
・靖國神社(その2)
・東京大神宮
・浅草寺 御本尊
・浅草寺 浅草名所七福神
・浅草神社
・浅草神社 浅草名所七福神
・今戸神社
・明治神宮(その1)
・明治神宮(その2)
・増上寺
・烏森神社
・神田明神
・乃木神社
・上野東照宮

【神奈川】
・鶴岡八幡宮
・建長寺
・高徳院(鎌倉大仏殿)
・長谷寺

【愛知】
・熱田神宮
・一之御前神社、別宮八剣宮
・真清田神社
・大神神社
・大須観音

【大阪】
・大阪天満宮
・豊國神社
・四天王寺
・住吉大社
・坐摩神社
・法善寺
・難波八阪神社
・道明寺天満宮
・一心寺
・安居神社
・生國魂神社
・生國魂神社 干支(申)
・生國魂神社 干支(酉)
・三光神社
・玉造稲荷神社
・今宮戎神社
・方違神社
・難波神社
・露天神社(お初天神)
・太融寺
・大鳥大社
・石切劔箭神社
・枚岡神社
・慈眼寺
・久安寺

【京都】
・鈴虫寺(その1)
・鈴虫寺(その2)
・松尾大社(その1)
・月読神社
・天龍寺
・御髪神社
・常寂光寺
・二尊院
・野宮神社
・下鴨神社(賀茂御祖神社)
・河合神社(下鴨神社摂社)
・盧山寺
・梨木神社
・白雲神社
・護王神社
・御霊神社
・下御霊神社
・平安神宮
・銀閣寺(慈照寺)
・金閣寺(鹿苑寺)
・龍安寺
・八坂神社
・八坂神社 美御前社
・八坂神社 又旅社
・八坂神社 冠者殿社
・八坂神社 青龍
・八坂神社 祇園御霊会
・伏見稲荷大社 本殿
・伏見稲荷大社 奥社奉拝所
・伏見稲荷大社 御膳谷奉拝所
・三十三間堂
・養源院
・東福寺
・建仁寺
・南禅寺(その1)
・南禅寺(その2)
・永観堂(禅林寺)
・北野天満宮
・北野天満宮 宝刀展限定「鬼切丸」
・大将軍八神社
・法輪寺(達磨寺)
・妙心寺
・妙心寺 退蔵院
・仁和寺
・建勲神社
・晴明神社
・御金神社
・八大神社
・豊国神社
・由岐神社
・鞍馬寺
・貴船神社
・六道珍皇寺
・六道珍皇寺 六道まいり
・六波羅蜜寺 都七福神
・安井金比羅宮
・知恩院 徳川家康公四百回忌
・青蓮院門跡
・青蓮院門跡 近畿三十六不動尊霊場
・粟田神社
・鍛冶神社(粟田神社末社)
・東寺
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)
・大徳寺 本坊
・大徳寺 高桐院
・今宮神社
・妙顯寺
・三千院 御本尊
・三千院 西国薬師四十九霊場第四十五番
・三千院 聖観音
・実光院
・勝林院
・宝泉院
・寂光院
・宝厳院
・大覚寺
・清涼寺
・祇王寺
・化野念仏寺
・落柿舎
・城南宮
・飛行神社
・石清水八幡宮
・岡崎神社
・長岡天満宮
・平野神社
・法金剛院
・高台寺
・清水寺
・宝蔵寺 阿弥陀如来
・宝蔵寺 伊藤若冲
・勝林寺
・平等院 鳳凰堂
・宇治神社
・宇治上神社
・智恩寺
・元伊勢籠神社
・眞名井神社
・梅宮大社

【奈良】
・唐招提寺
・薬師寺 御本尊
・薬師寺 玄奘三蔵
・薬師寺 吉祥天女
・薬師寺 水煙降臨
・東大寺 大仏殿
・東大寺 華厳
・東大寺 二月堂
・春日大社 ノーマル
・春日大社 第六十次式年造替
・興福寺 今興福力
・興福寺 南円堂
・如意輪寺
・吉水神社
・勝手神社
・金峯山寺
・吉野水分神社
・金峯神社
・法隆寺
・法隆寺 西円堂
・中宮寺
・法輪寺
・法起寺
・元興寺
・橿原神宮
・橘寺
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社

【和歌山】
・総本山金剛峯寺
・高野山 金堂・根本大塔
・高野山 奥之院
・高野山 女人堂
・熊野那智大社
・青岸渡寺
・飛瀧神社
・伊太祁曽神社
・國懸神宮
・紀三井寺

【滋賀】
・比叡山延暦寺 文殊楼
・比叡山延暦寺 根本中堂
・比叡山延暦寺 大講堂
・比叡山延暦寺 阿弥陀堂
・比叡山延暦寺 法華総持院東塔
・比叡山延暦寺 釈迦堂
・比叡山延暦寺 横川中堂
・比叡山延暦寺 四季講堂(元三大師堂)
・三尾神社
・三井寺 金堂
・三井寺 黄不動明王
・近江神宮

【兵庫】
・生田神社
・廣田神社
・西宮神社
・湊川神社
・走水神社
・千姫天満宮
・男山八幡宮
・水尾神社
・兵庫縣姫路護國神社
・播磨国総社 射楯兵主神社
・甲子園素盞嗚神社
・北野天満神社

【岡山】
・吉備津神社
・吉備津彦神社

【鳥取】
・白兎神社
・宇倍神社
・聖神社
・鳥取東照宮(樗谿神社)

【広島】
・吉備津神社
・素盞嗚神社
・草戸稲荷神社
・明王院
・出雲大社 福山分社
・沼名前神社(鞆祇園宮)
・福禅寺(対潮楼)

【徳島】
・大麻比古神社

【福岡】
・太宰府天満宮
・筥崎宮(筥崎八幡宮)
・住吉神社

【沖縄】
・波上宮

■朱印帳■
・京都五社めぐり
・高野山 開創1200年記念霊木朱印帳
・平安神宮 御朱印帳
・全国一の宮御朱印帳
・住吉大社 御朱印帳
・建仁寺 御朱印帳
・今戸神社 御朱印帳
・大将軍八神社 御朱印帳
・晴明神社 御朱印帳
・東寺 御朱印帳
・明治神宮 御朱印帳
・大阪市交通局 オオサカご利益めぐり御朱印帳
・北野天満宮「宝刀展」記念朱印帳
・熊野那智大社 御朱印帳

最新のつぶやき
2016年の水樹奈々さん
ハーイ!ハーイ! ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!