読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

修復の完了した「鳥獣人物戯画」と150年ぶりに確認された「名刀・島津正宗」を観に行く旅 

PA191932.jpg




 こんにちわ!
 管理人のウイスキーぼんぼんです。

 今日は休日を利用して京都国立博物館へ行ってきました!
 ただいま絶賛開催中の特別展「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」と150年ぶりに所在が確認されニュースでも話題になっている名刀・島津正宗を観に行くためです。いずれも京都国立博物館で見ることができます。すごいですね。

 この京都国立博物館へは、確か12年前の2002年に開催された雪舟展へ、母と一緒と行った時以来に訪れます。どういう経緯で広島からこの京都まで旅行したのかサッパリ覚えていないのですが、久しぶりの京都国立博物館ということもありワクワクします。


PA191924.jpg



 京都国立博物館は京都駅から程近いところにあり、駅前から出ているバスに乗って5分ほどで到着します。
 しかし、博物館行きのバス停には長蛇の列が形成されていました!
 何の列だろうと列に並んでいる人の会話を聞いてみると、なんとみなさん京都国立博物館へと向かうようではありませんか!「鳥獣人物戯画」ってそこまで人気なのかよ、とビビりながら満員のバスに乗り込むのでした。


PA191925.jpg
博物館敷地外で開館を待つ人々の列



 バスに乗って、三十三間堂の前で下車します。
 まだ時間的に博物館の開館前でしたが、敷地外には開館を待つ人々の列が形成されていました。水樹奈々さんのライブの物販で鍛えられたボクでもこれは引きます。美術館でこれはないだろうと不意打ちを喰らったからです。
 しかし、むかし「雪舟展」で訪れた時も、かなり待ったことをこのとき思い出します。京都国立博物館に来るたびに何時間も待っています。


PA191928.jpg

PA191927.jpg



 チケットを買っていざ入場です。
 京都国立博物館ではただいま明治古都館(本館)にて「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」を開催しており、それとは別に最近新しく出来た平成知新館というところで名刀・島津正宗が一般公開されていました。
 島津正宗のほうは待ち時間無しで観ることが出来たのですが、「鳥獣人物戯画」のほうは長蛇の列!待ち時間膨大です。


PA191933.jpg



 わたしは朝早めに訪れたのですが、あの有名な「鳥獣人物戯画」の甲巻を目にするには合計110分待つことになったのでした。
 上の画像の60分+50分というのは、建物に入るまでに60分待ち、さらに館内の甲巻が展示されているエリアの入口~甲巻の展示ケースに到達するまでに50分という意味です。
 先週行ったあべのハルカス美術館の新印象派展や2年位前の国立国際美術館で行なわれたエルグレコ展はここまで待ちませんでした。だからこそ意外です。みなさんそんなに「鳥獣人物戯画」が好きなんですか?


PA191934.jpg
ひたすら待ちます

PA191936.jpg



 とは言っても、並んでいるお客さんを見ると、老若男女さまざまでした。お年寄りから中学生と思しきグループまで、関心は幅広い世代に及んでいました。
 美術の教科書のみならず、日本史の教科書にも登場する有名作品ですから、一度は目にしておこうということなのでしょう。もちろんわたしもそのひとりです。


PA191939.jpg



 掲示どおり、だいたい1時間待って会場に到着です。
 ここからは撮影禁止です。


 「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」とは高山寺に収蔵されている美術品や骨董、史料の数々を一同に公開した企画展です。
 エリアの前半には巻物や絵図、木彫など多岐にわたる美術品が展示されていました。美術というようりも博物という内容で、こと美術に関しても個人的に絵画意外はあまり興味が無いので、ここはサラッと流す程度の観賞にとどめました。

 そして展示エリア後半部分に、「鳥獣人物戯画」の甲巻、乙巻、丙巻、丁巻の全4巻が一挙公開されていました。
 しかし一挙公開とっても、特別展開催期間中、前期10月7日~11月3日と後期11月4日~11月24日ではそれぞれ展示内容が違っており、現存するすべての「鳥獣人物戯画」を鑑賞するには最低2回訪れる必要があるのでした。
 汚い、やり方が汚い、もうこんなに何時間も待って観賞できるかよ、と思いつつも、「鳥獣人物戯画」というのはそこまで膨大な量があるのか、と期待も半分です。

 われわれがよく教科書などで目にした「鳥獣人物戯画」というのは全4巻のうちの一番最初の甲巻のことです。
 とうぜんお客さんの人気もこの甲巻に集中しており、展示エリアが他の乙巻、丙巻、丁巻とは別に拾いエリアに設けられており、そこへ長蛇の列が形成されていました。ここで50分待ちます。


鳥獣人物戯画1
弓矢であてっこ

鳥獣人物戯画2
川あそび




 有名なうさぎがすってんコロリンしている絵は後期11月4日~11月24日に展示されるそうで、今回わたしは観ることができませんでしたが、有名どころでは葉っぱへ弓矢をあてっこしているシーンや川で遊んでいる様子を描いたシーンを見ることが出来ました。
 絵画の雰囲気はそのままに、紙質がずいぶん綺麗になっていて観賞に耐えるものに修復されていました。
 そもそも修復が開始されたのが2009年からでじつに5年ぶりです。しかも修復前は紙が毛羽立っていたりバリバリにしわが寄っていたみたいで、実際修復前の「鳥獣人物戯画」の写真が会場にはあったのですが、まったく観賞できるレベルではありませんでした。それを考えると、ここまで綺麗な「鳥獣人物戯画」をまじまじと観賞できるようになったのは何年、何十年ぶりのことなのでしょう。感慨深いです。

 やっぱり教科書で観た絵画の実物が目の前にあるというのは感動しますね。
 絵画のサイズ感、墨の濃淡など教科書の印刷では表現しきれないところまで観賞できて満足です。

 その他の乙巻、丙巻、丁巻については、作者がそれぞれ違っているようで、絵のタッチが全然違っていました。
 乙巻には擬人化されていない馬や牛といった動物、丙巻には人間が賭博や遊びに興じる様子が、丁巻には宮中行事が行なわれている様子が描かれていました。
 いずれも題材となっているものは違いますが、割と親しみやすい内容なのは共通していました。

 現代においてはこの「鳥獣人物戯画」を、漫画の祖として評価する向きもあるそうです。あまり詳しくないのですが、コミックに使用されているスピード線などの技法はすでにこの戯画で見ることが出来るそうです。日本のサブカルチャー、オタク文化の始まりはここにあるのかもしれません。


PA191942.jpg
平成知新館



 次に向かったのが、「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」が開催されていた本館とは別にある平成知新館という建物です。同じ敷地内にあります。今年9月13日にオープンした出来たばかりの建物です。ここについ先日所在が確認された名刀・島津正宗が一般公開されています。


http://www.sankei.com/west/news/141014/wst1410140065-n1.html
幻の名刀「正宗」150年ぶりに確認、京都で15日から一般公開 - 産経WES
http://www.sankei.com/west/news/141014/wst1410140065-n1.html



 名刀・島津正宗はいわゆる「正宗」という刀で、所在不明になってから実に150年ぶりに本物であろうと確認できた名刀です。最近ニュースでも話題になりました。
 TVゲームのファイナルファンタジーファンならお馴染みでしょうか。セフィロスのトレードマークのひとつとなっている刀のマサムネもこの正宗が由来になっていると思われます。


セフィロス
セフィロス(ファイナルファンタジーVIIより)



 しかしセフィロスのものよりも刀身は短くて、1mもありませでした。60~70cmほどでしょうか。
 自分は刀の観賞の仕方がいまいちわからないのですが、もともとは美術品として制作されたものではないはずなのに、刃渡りが放つ怪しく光りに吸い込まれそうになります。真っ黒な樋と鏡のように澄んだ平地のコントラストに息を呑みます。確かな製作技術がそうさせているのでしょう。
 美しくカーブを描く刃には波打つような刃紋が描かれていました。この刃紋の一致により、この無銘の刀が名刀・島津正宗と確認されたそうです。
 国宝級として既に話題になっているようで、実際に国宝指定される日も近いかもしれません。


PA191953.jpg

PA191957.jpg



 大人1,500円で「鳥獣人物戯画」と「島津正宗」を観賞できるのはなかなかお得だと思います。
 ただし、人が多いため「鳥獣人物戯画」については、観賞が流れ作業的になるのが残念でした。「立ち止まらずに観賞してください」というあれです。こういうのは勘弁して欲しいのですが、ここまでのお客さんの多さを見ると仕方が無いのかなあ。
 開催期間が秋なので、修学旅行で京都を訪れている学生さんも多そうです。時間が合えば観賞して地元へ帰るのも良いかもしれません。教科書で見るのと実際に本物を目の当たりにするのとでは感動が違うはずです。お勧めです。


PA192002.jpg
ハンカチ 648円
グラス 850円



 展示エリアの終わりにはミュージアムショップがあり、そこで「鳥獣人物戯画」グッズがたくさん販売してありました。
 カレンダーや付箋や絵葉書といった定番のものから、暖簾といった変り種なんかもありました。京都という場所柄らしくオリジナル生八ツ橋なんかも飛ぶように売れていました。レジには長い行列が出来ていて、みんなどんだけ「鳥獣人物戯画」が好きなんだよ、と思わせる光景でした。
 わたしも記念に買って帰りました。絵葉書は「戯画」の一部を切り抜いたものだったので、なんだかインパクト不足な感じがして買うのは辞めておいて、替わりにハンカチ(648円)とグラス(850円)を買って帰りました。


PA192005.jpg
グラス
少し小さめ



 グラスについては、ガラス面にウサギやカエルの絵が描かれているのですが、人気商品のためか白色が売り切れていました。仕方が無いので水色を買って帰ることに。他にピンク色がありました。展覧会限定商品とのことです。


 【関連リンク】
 京都国立博物館 | Kyoto National Museum http://www.kyohaku.go.jp/jp/


スポンサーサイト
[ 2014/10/19 22:41 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
スポンサードリンク
プロフィール

ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

FC2プロフへ
mixi(放置中)
Twitterはじめました
食べログもはじめました(NEW!)

好きな推理作家:島田荘司ゴッド
嫁本:アトポス)
好きな歌手:水樹奈々ちゃん
嫁曲:SUPER GENERATION)
誕生日:ヘレン・マクロイとおなじ
体型:金田一耕助とおなじ

本年度のお気に入り(国内)
御朱印巡り
集めた御朱印です。
(各都道府県参拝した順)
※記事に出来ていない寺社多数です!鋭意執筆中!
※リンクが切れているものは下書き状態です。しばらくしたら公開されます。

【東京】
・靖國神社(その1)
・靖國神社(その2)
・東京大神宮
・浅草寺 御本尊
・浅草寺 浅草名所七福神
・浅草神社
・浅草神社 浅草名所七福神
・今戸神社
・明治神宮(その1)
・明治神宮(その2)
・増上寺
・烏森神社
・神田明神
・乃木神社

【愛知】
・熱田神宮
・一之御前神社、別宮八剣宮
・真清田神社
・大神神社
・大須観音

【大阪】
・大阪天満宮
・豊國神社
・四天王寺
・住吉大社
・坐摩神社
・法善寺
・難波八阪神社
・道明寺天満宮
・一心寺
・安居神社
・生國魂神社
・生國魂神社 干支(申)
・生國魂神社 干支(酉)
・三光神社
・玉造稲荷神社
・今宮戎神社
・方違神社
・難波神社
・露天神社(お初天神)
・太融寺
・大鳥大社
・石切劔箭神社
・枚岡神社
・慈眼寺
・久安寺

【京都】
・鈴虫寺(その1)
・鈴虫寺(その2)
・松尾大社(その1)
・月読神社
・天龍寺
・御髪神社
・常寂光寺
・二尊院
・野宮神社
・下鴨神社(賀茂御祖神社)
・河合神社(下鴨神社摂社)
・盧山寺
・梨木神社
・白雲神社
・護王神社
・御霊神社
・下御霊神社
・平安神宮
・銀閣寺(慈照寺)
・金閣寺(鹿苑寺)
・龍安寺
・八坂神社
・八坂神社 美御前社
・八坂神社 又旅社
・八坂神社 冠者殿社
・八坂神社 青龍
・八坂神社 祇園御霊会
・伏見稲荷大社 本殿
・伏見稲荷大社 奥社奉拝所
・伏見稲荷大社 御膳谷奉拝所
・三十三間堂
・養源院
・東福寺
・建仁寺
・南禅寺(その1)
・南禅寺(その2)
・永観堂(禅林寺)
・北野天満宮
・北野天満宮 宝刀展限定「鬼切丸」
・大将軍八神社
・法輪寺(達磨寺)
・妙心寺
・妙心寺 退蔵院
・仁和寺
・建勲神社
・晴明神社
・御金神社
・八大神社
・豊国神社
・由岐神社
・鞍馬寺
・貴船神社
・六道珍皇寺
・六道珍皇寺 六道まいり
・六波羅蜜寺 都七福神
・安井金比羅宮
・知恩院 徳川家康公四百回忌
・青蓮院門跡
・青蓮院門跡 近畿三十六不動尊霊場
・粟田神社
・鍛冶神社(粟田神社末社)
・東寺
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)
・大徳寺 本坊
・大徳寺 高桐院
・今宮神社
・妙顯寺
・三千院 御本尊
・三千院 西国薬師四十九霊場第四十五番
・三千院 聖観音
・実光院
・勝林院
・宝泉院
・寂光院
・宝厳院
・大覚寺
・清涼寺
・祇王寺
・化野念仏寺
・落柿舎
・城南宮
・飛行神社
・石清水八幡宮
・岡崎神社
・長岡天満宮
・平野神社
・法金剛院
・高台寺
・清水寺
・宝蔵寺 阿弥陀如来
・宝蔵寺 伊藤若冲
・勝林寺
・平等院 鳳凰堂
・宇治神社
・宇治上神社
・智恩寺
・元伊勢籠神社
・眞名井神社
・梅宮大社

【奈良】
・唐招提寺
・薬師寺 御本尊
・薬師寺 玄奘三蔵
・薬師寺 吉祥天女
・薬師寺 水煙降臨
・東大寺 大仏殿
・東大寺 華厳
・東大寺 二月堂
・春日大社 ノーマル
・春日大社 第六十次式年造替
・興福寺 今興福力
・興福寺 南円堂
・如意輪寺
・吉水神社
・勝手神社
・金峯山寺
・吉野水分神社
・金峯神社
・法隆寺
・法隆寺 西円堂
・中宮寺
・法輪寺
・法起寺
・元興寺
・橿原神宮
・橘寺
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社

【和歌山】
・総本山金剛峯寺
・高野山 金堂・根本大塔
・高野山 奥之院
・高野山 女人堂
・熊野那智大社
・青岸渡寺
・飛瀧神社
・伊太祁曽神社
・國懸神宮
・紀三井寺

【滋賀】
・比叡山延暦寺 文殊楼
・比叡山延暦寺 根本中堂
・比叡山延暦寺 大講堂
・比叡山延暦寺 阿弥陀堂
・比叡山延暦寺 法華総持院東塔
・比叡山延暦寺 釈迦堂
・比叡山延暦寺 横川中堂
・比叡山延暦寺 四季講堂(元三大師堂)
・三尾神社
・三井寺 金堂
・三井寺 黄不動明王
・近江神宮

【兵庫】
・生田神社
・廣田神社
・西宮神社
・湊川神社
・走水神社
・千姫天満宮
・男山八幡宮
・水尾神社
・兵庫縣姫路護國神社
・播磨国総社 射楯兵主神社
・甲子園素盞嗚神社
・北野天満神社

【岡山】
・吉備津神社
・吉備津彦神社

【鳥取】
・白兎神社
・宇倍神社
・聖神社
・鳥取東照宮(樗谿神社)

【広島】
・吉備津神社
・素盞嗚神社
・草戸稲荷神社
・明王院
・出雲大社 福山分社
・沼名前神社(鞆祇園宮)
・福禅寺(対潮楼)

【徳島】
・大麻比古神社

【福岡】
・太宰府天満宮
・筥崎宮(筥崎八幡宮)
・住吉神社

【沖縄】
・波上宮

■朱印帳■
・京都五社めぐり
・高野山 開創1200年記念霊木朱印帳
・平安神宮 御朱印帳
・全国一の宮御朱印帳
・住吉大社 御朱印帳
・建仁寺 御朱印帳
・今戸神社 御朱印帳
・大将軍八神社 御朱印帳
・晴明神社 御朱印帳
・東寺 御朱印帳
・明治神宮 御朱印帳
・大阪市交通局 オオサカご利益めぐり御朱印帳
・北野天満宮「宝刀展」記念朱印帳
・熊野那智大社 御朱印帳

最新のつぶやき
2016年の水樹奈々さん
ハーイ!ハーイ! ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!