
10/15(土)に愛媛県新居浜市にて行われた
アカガネマリンミュージックフェスティバルに参加してまいりました。
そのレポです。

しまなみ街道から瀬戸内海を撮影
あいにくの曇天で

JR今治駅

今回もライブアカデミーのときと同じく、広島からしまなみ海道を使って今治にわたり、そこからは電車で新居浜に乗り込むルート。片道だいたい3時間ほど。
フェリーで松山まで行くルートも考えてみたけど、松山観光港からの乗り換えがごたごたしてめんどくさそうだったのでやめておいた。
前日てるてる坊主を作ってみたけど、それが効いたのか効いていないのか分からないような曇り空。ときどき小雨もパラパラ。
少なくとも「青空の下~♪行き交う人を~♪眺めてみたなら~♪」とった感じで『ミラクル☆フライト』を歌うような天気ではなかった。

新居浜駅到着!

JR新居浜駅 外観

駅舎には奈々さんの垂れ幕が!
バス停の屋根の関係でアングルが微妙なことに
しかし、そんな天気のことも新居浜駅に付いたら吹き飛びました。
改札を抜けるとそこはもう太鼓祭り一色!法被を着た関係者さんがチラシを配っていたり、ポスターがズラッと貼ってあったり、太鼓祭りののぼりが立ててあったりした。
なにより驚いたのが、駅前広場の変わりようです。ライブアカデミーの時に新居浜に来た人は、驚かれた方も多いのではないでしょうか。煉瓦貼りの外観がおしゃれです。バス停は分かりやすくなっていたし、屋根が付いたので雨でも濡れません。

新居浜駅前広場に使用されているレンガの説明
ここにも新居浜名物の銅がかかわっているようだった

新居浜駅前広場に立ててあったのぼり

新居浜駅に貼ってあった新居浜太鼓祭りポスター
熱いぜ!
もちろんすでに
奈々さんファンの姿もちらほら。ライブTシャツを着た人、ポップマスターTシャツを着た人、グレイスパーカーを着た人など、奈々さんの歴代のライブグッズで身を固めている人が多かった印象。小物ではライブジャーニーのナネットさん小銭入れ、ライブ会場限定ピンバッジをカバンにつけている人が多かった。
興奮して駅前ひろばウロウロしていたら、駅構内から聞こえてきたのが馴染みのイントロ――
『つがざくら』です。
さらに興奮して駅構内に舞い戻る俺。
どうやら電車の到着音(?)に『つがざくら』のイントロ部分が使用されているようだった。しばし聞き入る。
なんだかんだで
30分ほど新居浜駅にいたようで、急いでバスにのって会場の市民文化センターへ足を運ぶ。

新居浜市市民文化センター
バスにゆられること5分。新居浜市市民文化センター最寄の市役所前バス停で下車。5分くらいなら歩けよ、とつっこまれそうですが、これが結構歩くのには抵抗がある距離なのですよ。
バス停からさらに1~2分歩くと文化センターが見えてきます。
12時ごろ着いたので、既に座席の抽選は始まっているようでした。
結構人がいたけど、サクサク進んだので思ったほど時間がかからなかった。

さすがにアカデミーより後ろの席は無いだろう…でも後ろだったら嫌だな…。ここはもう最前列しかないだろう!と意気込んでチケットを渡したら、結果「さ列」のチケットをもらった。お、これ半分より前じゃん!と少し喜ぶ。
自分は「シャトルバスつきチケット」を持っていたので、シャトルバス代500円をこのとき払い戻してもらう。

萩の茶屋
ウキウキしながら座席票を大切にカバンの中にしまう。
やることが一段落ついたし、ちょうどお昼時だし……というわけでランチにすることにした。
事前にあれこれ調べてみたものの、奈々ファンとしては、やっぱりここは市民文化センター前のお蕎麦屋さん
「萩の茶屋」でしょう!
ライブアカデミーの時に奈々さんご一行がお食事をしたお蕎麦屋さんです。こういうところはファンというわけで押さえておきたいよね。というわけで新居浜での食事一件目はこのお店に決定!
わたしと同じことを考える奈々さんファンは当然多く、表には行列が出来ていた。時間はたっぷりあるし、次いつ来れるかわからないので列に並んでみることにした。
これがボクの運命を左右することに…

チェリーボーイズ(奈々さんのライブをサポートするバンド)が普通に食事をしていた。 自分が店の入り口付近でまっていると食事を終えて席を立ったので、結構前から店にいたようだ。わたしの前に並んでいた奈々さんファンは並んでいる途中に店内の様子を見て、あまりの人の多さに他所へ行ってしまったが、彼らはチェリボに気づかなかったんだろうね。いや自分もお会計に立つ時までチェリボがいるだなんて思わないから、全然気づかなかった。
レジの前で「俺が払う!」「払わない!」だのいろいろ寸劇があってその衝撃的な光景を目の前で見る俺。
ほとんど出待ち状態で握手をお願いしてみたら、全員に快く応じていただけました。ありがとうございました。
全員というのは三嶋プロデューサー、奈々さん以外の今回のライブメンバーで、イタルビッチさん、とむくん、まーてぃん、りゅうたん、しゅうちゃん、矢吹俊郎さんの6人です。まーてぃんが「ありがとうございます、ありがとうございます」と言ってくれましたが、いやいや感謝するのはこちらの方です。ありがとうございました。
…食事のレビューはまた別記事にすることにして、まずはオープニングの
コック・ア・ドゥードゥルズの演奏を聴くことに。
【コック・ア・ドゥードゥルズ】
もともとアカガネマリンミュージックフェスティバルの前身が「ロックフェス」だったためか、このグループの曲はなんだかロックだった。歌よりも曲を聴かせる感じで、なにやらすごく熱かった。
一応わたしはサイリウムを装備して席に座ってみたが、演奏中はオールシッティング。立っている人はいなくて、サイリウムを振っている人も最初はほとんどいなかった。
サイリウムを振っているのは奈々さんファンのバルログ部隊くらいなもので、盛り上がり方がよく分からずしばらく聞いてみることに。
アーティストによっては、サイリウムを振ると注意される場合もあるので、空気を読む必要があります。しかし、コック・ア・ドゥードゥルズ側も、今回のライブには奈々さんファンが圧倒的に多いというのが分かっているためか、「その…光る棒?を振ってくれてかまいませんよ」みたいなことをMCで言ってくれたので、
ためしに持っているサイリウムを大きく振ってみると、センターの人が「おおっありがとう」と反応してくれた。割とサイリウムに対して寛容な意思表明があったので、そこからは奈々さんファンはサイリウムを振って応援する人が多かった。
しかし、空き席が多く、おそらく席を空けている人の多くは奈々さんファンと思われ、実際会場はそこまでサイリウムの光には覆われなかった。
やはりオープニングの仕事として、会場を温めるのがひとつあると思うのですが、そのためこれは仕方が無かったのか、サイリウムを振り始めると、
アーティスト側から奈々コールを促された。会場は
「なーな!なーな!」と声が上がり、一応盛り上がったが、コック・ア・ドゥードゥルズには申し訳ない気持ちになった。ほとんどアウェイの中でこんなことをさせるなんて…おれは…おれは……。コック・ア・ドゥードゥルズのパフォーマンスで盛り上がりたかった。申し訳なかった。
【CHUB DU】
すみません、観てないです。
ホテルへチェックインしに行き中。
【Sawagi】
すみません、観てないです。
新居浜駅のキオスクで飲み物買ったり、お土産買ったり中。
【D.W.ニコルズ】
すみません、観てないです。
ホテルで一服して、新居浜市民文化センターへ戻り中。
【rega】
このグループはかなり盛り上がった。座席の指定はされているけれど、そもそもこのミュージックフェスは屋外での開催が予定されていたもの。座席なんて関係ないよ!といわんばかりに、
観客を立たせて、前に来るよう促すregaの中の人。
中にはサイリウムを持って移動する人も多く、奈々さんファンの多くもスタンディングで応援していたようにみえました。自分は座席からサイリウムを振ってみた。しかしサイリウムの量はやっぱりそこまで多くない。サイリウムは奈々さんのために取っておく、という考えの人も多かったのか、サイリウムは似合わないと判断したのか、ライブTシャツを着た奈々さんファンの中には腕を上げて応援する人が多かった。
このグループにはファンも結構付いているようで、何も言われずとも立って応援している女性やヘドバンっぽいことをしている男性もいた。
このグループも押せ押せのロックロック!自分ロックってよく分かってないんですが、ともかく盛り上がった。
もう「奈々さんだから」とか「奈々さんじゃないから」とか関係なく盛り上がったけど、regaの中の人は「そんなんじゃあ、奈々さんでてこねーぞ!!」と会場を煽ってきた。しかし、
会場にいる人間の中に、regaに対して「早く引っ込め」などと思っている奈々さんファンはいなかったはず。すばらしいパフォーマンスをありがとうございました。
【LUNKHEAD】
実は個人的に奈々さん以外に楽しみにしていたアーティストです。
奈々さんを除いて一番有名なアーティストらしく、これを気に名前を覚えていたら、ラジオなんかのリクエストでもけっこうこのLUNKHEADの名前を聞きます。もちろん彼らも新居浜出身。
LUNKHEADもregaと同じく、観客を立たせて前に来るように促してきました。regaの盛り上がりっぷりを観ると、座ってはいられない、と思い、サイリウムを持って前のほうへ移動。
しかしこれがまたすごいのよ。LUNKHEADの中の人が
「今までに見たことのないライブの光景」「その光る棒がとっても綺麗で、瞬きして一瞬も見逃したくない」というようなことを言うもんだから会場はヒートアップ!奈々さんファンのハートにも火が着いたのか、初めて聞く曲でもなんとなく統率が取れているのが恐ろしい……いやむしろ本領発揮。
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」「Foo~!!」とジャンプするのは当たり前で、ライブ中盤には警報を入れる人もいたぞ。自分も前のほうでサイリウムを振って跳んで応援しまくった。
これはLUNKHEADのライブスタイルとは違うものだと思い、はじめは若干の迷いはあったが、LUNKHEADの中の人の笑顔が見えたので吹っ切れた。水樹奈々ファン流に精一杯応援してみた。LUNKHEADの最高のパフォーマンスに応えることができていれば良いと思います。ありがとうございました。
LUNKHEADで跳びまくって振りまくって、体力の半分が持っていかれただなんて、とてもとても言えません。
【水樹奈々】
【セットリスト】
01.POP MASTER
02.New Sensation
03.Dear Dream
04.Don't be long
05.残光のガイア
06.The place of happiness
07.つがざくら
08.Stay Gold
09.純潔パラドックス
10.DRAGONIA
11.ETERNAL BLAZE
12.深愛
13.POWER GATE
EN
14.ちょおうさじゃ(新居浜太鼓祭りテーマソング) LUNKHEADの「続いてはお待かねの水樹奈々さんです~」という紹介の後、しばらくして登場したのが我らが水樹奈々さん。過去最高に近い位置で応援できた。
元気良く登場してきた奈々さん、いきなり盛り上がり曲
『POP MASTER』でスタート。音が若干割れててイントロで判断しにくかったが、強引に盛り上がる。ちなみに奈々さんのライブは各自の座席での鑑賞。前に出るのは許されません。会場がブルーに染まります。ここにきて会場のほぼ全てが奈々さんファンであることが発覚。…おいおい…。
アカガネのセトリは盛り上がる曲ばかり。ライブ初披露の
『Stay Gold』はUOを振る人が多かったか。他のアーティストと違ってMCの時間を豊富に取っている印象があった。途中途中
『つがざくら』や
『深愛』などじっくり聴かせる曲もあり、ほとんど通常の奈々さんのライブと変わらなかった。違うとしたら時間が短いくらいか。
『残光のガイア』は嬉しかった。ライブジャーニーでの盛り上がりが未だに頭に焼き付いているから、来たときには「おっしゃー!」と叫んでしまった。
MCではイタルビッチさんの駄洒落を奈々さんが封じ、今回はなぞかけを提案。
奈々「水樹奈々とかけまして~」 客「おおおおっ?……ゴクリ」 ビッチ「……ライト兄弟とときます」 客「おおおおおおおおっ!?」 奈々「その心は!!???」 ビッチ「どちらも美空を目指します」 奈々「おおおおおおおおおっ!!!」 客「おおおおおおっ!!!びっちーー!!!びっちぃーー!!!」 これが即興にしてはなかなか上手くて会場が盛り上がる。奈々さんも驚き顔。
ほかのチェリボにも奈々さんがインタビューしていたけど、今回はみなさんホント一言だけで短かった。
奈々さんが、ライブでよくMCを担当するりゅーたんに「ぶっちゃけライブのMCするの好きですか?」と聞いたら、「むかしはMCに慣れてなくて、MCの時間がくるまで自分が何を演奏しているか分からない状態だった」と爆弾発言。今はそんなこともなく好きだとのこと。
確か「深愛」前くらいのMCで、奈々さんが「つぎはライブグレイスでも歌った曲……」と言ったら、会場から「サドンリ!!??」と聞こえてきたのには笑った。奈々さんも笑ってた(詳細はライブグレイスDVD or BD参照)。
そのほかMCでは、新しい愛媛県知事もiPod(?)に奈々さんの曲を22曲(いや23曲だったか?)を入れて聴いているとのこと。もっぱら知事は最近は「純パラ」を聴いているらしい。
そんな知事に連れられて、山根公園というところで新居浜太鼓祭りのかきくらべを、奈々さんは最前列の特等席で見せてもらったとのこと。
今回奈々さんの衣装チェンジは無し。奈々さん「服がびしょびしょです」→客席「うおおおおおおお!!」と謎の盛り上がり。
「回ってコール」も1回目は断られたものの、後半に発動。最初は右回転、“もう1回”の2回目は左回転だった。
ちなみに今回のチェリボは、歴代のライブのTシャツを思い思いに着て参加していた。その点ファンと同じだった。
やっぱり新居浜ライブで外せないのが
『つがざくら』。絶対に来ると思ってた。『つがざくら』はアカガネ特別バージョンでお届け。イタルビッチさんによるギターとのコラボだった。ライブアカデミーの時のアコースティックバージョンと違いがよく分からなかった。少し歌が長かったか?といった感じ。この曲はみんな手拍子で応援。
最後の曲は
『POWER GATE』。ポプマスで初めてパワゲで終わるなんて夢のようなセトリ。跳びに跳んだあとは、当然のようにアンコール。
「なーな!なーな!」と叫びます。終了時間が押していたためか、すぐに奈々さんがステージに戻ってきた。
アンコールは「新居浜市民にとってはおなじみの曲」らしく太鼓祭りにも欠かせない曲とのこと。
なんだろうなんだろう、と思っていたら
『ちょおうさじゃ』とのこと。
都はるみさんが歌った曲ですが、ようつべに上がっているものよりは全然短かった。
奈々さんの「ちょおぉさぁじゃあ~~」という歌声が印象的。これはアカペラでの熱唱で、会場は手拍子を打ちながら盛り上がります。
そもそもこの『ちょおうさじゃ』も『つがざくら』と同じく、新居浜出身の奈々さんに歌ってもらいCD化して観光に役立てよう、という声が出ていたのは聞いたことがあります。
このあたりは例のブログ
「ホージャな人々」が詳しい。
BLOG ホージャな人々(編集部編) : 計画段階 新居浜市民からも「奈々さんの『ちょおうさじゃ』を聞いてみたい」と声が上がっているのは大きいと思う。
これCD化したらオリコン上位もあり得てしまうから、出すと出さないじゃあ大違いだと思います。奈々さんファンのわたしとしてもCD化を願います。
演歌にバラードにハイテンションな曲に楽しいMCに……奈々さんの魅力が100%感じられるライブでした。初めて奈々さんの歌を聞く、という会場のお客さんもきっと奈々さんのことを好きになったことでしょう。
コック・ア・ドゥードゥルズ、rega、LUNKHEAD、水樹奈々さん、みなさん素敵なライブでした。ありがとうございました。
CHUB DU、Sawagi、D.W.ニコルズ、聴けなくて申し訳ないです。しかしこれで名前は覚えた。今後はメディア等を注意深く見ておきます。
ライブ会場で見た光景では、
奈々さんファンでは無いおじさまが、高校生か大学生くらいのファンの人と「楽しかった」と目を輝かせて握手しあっていたのが印象的だった。
アーティストの垣根を越えてファン同士が楽しめた、良いミュージックフェスティバルだった。
それだけに奈々さん目当てで奈々さんだけしか観ていないファンは正直勿体なかったと思います。

終演後の新居浜市民文化センター
最後はライブ恒例の三本締めをして終了。
みなさまおつかれさまでした。ありがとうございました。

【関連リンク】
アカガネ マリンミュージックフェスティバル 2011.10/15(Sat)
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しまなみ街道から瀬戸内海を撮影
あいにくの曇天で

JR今治駅

今回もライブアカデミーのときと同じく、広島からしまなみ海道を使って今治にわたり、そこからは電車で新居浜に乗り込むルート。片道だいたい3時間ほど。
フェリーで松山まで行くルートも考えてみたけど、松山観光港からの乗り換えがごたごたしてめんどくさそうだったのでやめておいた。
前日てるてる坊主を作ってみたけど、それが効いたのか効いていないのか分からないような曇り空。ときどき小雨もパラパラ。
少なくとも「青空の下~♪行き交う人を~♪眺めてみたなら~♪」とった感じで『ミラクル☆フライト』を歌うような天気ではなかった。

新居浜駅到着!

JR新居浜駅 外観

駅舎には奈々さんの垂れ幕が!
バス停の屋根の関係でアングルが微妙なことに
しかし、そんな天気のことも新居浜駅に付いたら吹き飛びました。
改札を抜けるとそこはもう太鼓祭り一色!法被を着た関係者さんがチラシを配っていたり、ポスターがズラッと貼ってあったり、太鼓祭りののぼりが立ててあったりした。
なにより驚いたのが、駅前広場の変わりようです。ライブアカデミーの時に新居浜に来た人は、驚かれた方も多いのではないでしょうか。煉瓦貼りの外観がおしゃれです。バス停は分かりやすくなっていたし、屋根が付いたので雨でも濡れません。

新居浜駅前広場に使用されているレンガの説明
ここにも新居浜名物の銅がかかわっているようだった

新居浜駅前広場に立ててあったのぼり

新居浜駅に貼ってあった新居浜太鼓祭りポスター
熱いぜ!
もちろんすでに
奈々さんファンの姿もちらほら。ライブTシャツを着た人、ポップマスターTシャツを着た人、グレイスパーカーを着た人など、奈々さんの歴代のライブグッズで身を固めている人が多かった印象。小物ではライブジャーニーのナネットさん小銭入れ、ライブ会場限定ピンバッジをカバンにつけている人が多かった。
興奮して駅前ひろばウロウロしていたら、駅構内から聞こえてきたのが馴染みのイントロ――
『つがざくら』です。
さらに興奮して駅構内に舞い戻る俺。
どうやら電車の到着音(?)に『つがざくら』のイントロ部分が使用されているようだった。しばし聞き入る。
なんだかんだで
30分ほど新居浜駅にいたようで、急いでバスにのって会場の市民文化センターへ足を運ぶ。

新居浜市市民文化センター
バスにゆられること5分。新居浜市市民文化センター最寄の市役所前バス停で下車。5分くらいなら歩けよ、とつっこまれそうですが、これが結構歩くのには抵抗がある距離なのですよ。
バス停からさらに1~2分歩くと文化センターが見えてきます。
12時ごろ着いたので、既に座席の抽選は始まっているようでした。
結構人がいたけど、サクサク進んだので思ったほど時間がかからなかった。

さすがにアカデミーより後ろの席は無いだろう…でも後ろだったら嫌だな…。ここはもう最前列しかないだろう!と意気込んでチケットを渡したら、結果「さ列」のチケットをもらった。お、これ半分より前じゃん!と少し喜ぶ。
自分は「シャトルバスつきチケット」を持っていたので、シャトルバス代500円をこのとき払い戻してもらう。

萩の茶屋
ウキウキしながら座席票を大切にカバンの中にしまう。
やることが一段落ついたし、ちょうどお昼時だし……というわけでランチにすることにした。
事前にあれこれ調べてみたものの、奈々ファンとしては、やっぱりここは市民文化センター前のお蕎麦屋さん
「萩の茶屋」でしょう!
ライブアカデミーの時に奈々さんご一行がお食事をしたお蕎麦屋さんです。こういうところはファンというわけで押さえておきたいよね。というわけで新居浜での食事一件目はこのお店に決定!
わたしと同じことを考える奈々さんファンは当然多く、表には行列が出来ていた。時間はたっぷりあるし、次いつ来れるかわからないので列に並んでみることにした。
これがボクの運命を左右することに…

チェリーボーイズ(奈々さんのライブをサポートするバンド)が普通に食事をしていた。 自分が店の入り口付近でまっていると食事を終えて席を立ったので、結構前から店にいたようだ。わたしの前に並んでいた奈々さんファンは並んでいる途中に店内の様子を見て、あまりの人の多さに他所へ行ってしまったが、彼らはチェリボに気づかなかったんだろうね。いや自分もお会計に立つ時までチェリボがいるだなんて思わないから、全然気づかなかった。
レジの前で「俺が払う!」「払わない!」だのいろいろ寸劇があってその衝撃的な光景を目の前で見る俺。
ほとんど出待ち状態で握手をお願いしてみたら、全員に快く応じていただけました。ありがとうございました。
全員というのは三嶋プロデューサー、奈々さん以外の今回のライブメンバーで、イタルビッチさん、とむくん、まーてぃん、りゅうたん、しゅうちゃん、矢吹俊郎さんの6人です。まーてぃんが「ありがとうございます、ありがとうございます」と言ってくれましたが、いやいや感謝するのはこちらの方です。ありがとうございました。
…食事のレビューはまた別記事にすることにして、まずはオープニングの
コック・ア・ドゥードゥルズの演奏を聴くことに。
【コック・ア・ドゥードゥルズ】
もともとアカガネマリンミュージックフェスティバルの前身が「ロックフェス」だったためか、このグループの曲はなんだかロックだった。歌よりも曲を聴かせる感じで、なにやらすごく熱かった。
一応わたしはサイリウムを装備して席に座ってみたが、演奏中はオールシッティング。立っている人はいなくて、サイリウムを振っている人も最初はほとんどいなかった。
サイリウムを振っているのは奈々さんファンのバルログ部隊くらいなもので、盛り上がり方がよく分からずしばらく聞いてみることに。
アーティストによっては、サイリウムを振ると注意される場合もあるので、空気を読む必要があります。しかし、コック・ア・ドゥードゥルズ側も、今回のライブには奈々さんファンが圧倒的に多いというのが分かっているためか、「その…光る棒?を振ってくれてかまいませんよ」みたいなことをMCで言ってくれたので、
ためしに持っているサイリウムを大きく振ってみると、センターの人が「おおっありがとう」と反応してくれた。割とサイリウムに対して寛容な意思表明があったので、そこからは奈々さんファンはサイリウムを振って応援する人が多かった。
しかし、空き席が多く、おそらく席を空けている人の多くは奈々さんファンと思われ、実際会場はそこまでサイリウムの光には覆われなかった。
やはりオープニングの仕事として、会場を温めるのがひとつあると思うのですが、そのためこれは仕方が無かったのか、サイリウムを振り始めると、
アーティスト側から奈々コールを促された。会場は
「なーな!なーな!」と声が上がり、一応盛り上がったが、コック・ア・ドゥードゥルズには申し訳ない気持ちになった。ほとんどアウェイの中でこんなことをさせるなんて…おれは…おれは……。コック・ア・ドゥードゥルズのパフォーマンスで盛り上がりたかった。申し訳なかった。
【CHUB DU】
すみません、観てないです。
ホテルへチェックインしに行き中。
【Sawagi】
すみません、観てないです。
新居浜駅のキオスクで飲み物買ったり、お土産買ったり中。
【D.W.ニコルズ】
すみません、観てないです。
ホテルで一服して、新居浜市民文化センターへ戻り中。
【rega】
このグループはかなり盛り上がった。座席の指定はされているけれど、そもそもこのミュージックフェスは屋外での開催が予定されていたもの。座席なんて関係ないよ!といわんばかりに、
観客を立たせて、前に来るよう促すregaの中の人。
中にはサイリウムを持って移動する人も多く、奈々さんファンの多くもスタンディングで応援していたようにみえました。自分は座席からサイリウムを振ってみた。しかしサイリウムの量はやっぱりそこまで多くない。サイリウムは奈々さんのために取っておく、という考えの人も多かったのか、サイリウムは似合わないと判断したのか、ライブTシャツを着た奈々さんファンの中には腕を上げて応援する人が多かった。
このグループにはファンも結構付いているようで、何も言われずとも立って応援している女性やヘドバンっぽいことをしている男性もいた。
このグループも押せ押せのロックロック!自分ロックってよく分かってないんですが、ともかく盛り上がった。
もう「奈々さんだから」とか「奈々さんじゃないから」とか関係なく盛り上がったけど、regaの中の人は「そんなんじゃあ、奈々さんでてこねーぞ!!」と会場を煽ってきた。しかし、
会場にいる人間の中に、regaに対して「早く引っ込め」などと思っている奈々さんファンはいなかったはず。すばらしいパフォーマンスをありがとうございました。
【LUNKHEAD】
実は個人的に奈々さん以外に楽しみにしていたアーティストです。
奈々さんを除いて一番有名なアーティストらしく、これを気に名前を覚えていたら、ラジオなんかのリクエストでもけっこうこのLUNKHEADの名前を聞きます。もちろん彼らも新居浜出身。
LUNKHEADもregaと同じく、観客を立たせて前に来るように促してきました。regaの盛り上がりっぷりを観ると、座ってはいられない、と思い、サイリウムを持って前のほうへ移動。
しかしこれがまたすごいのよ。LUNKHEADの中の人が
「今までに見たことのないライブの光景」「その光る棒がとっても綺麗で、瞬きして一瞬も見逃したくない」というようなことを言うもんだから会場はヒートアップ!奈々さんファンのハートにも火が着いたのか、初めて聞く曲でもなんとなく統率が取れているのが恐ろしい……いやむしろ本領発揮。
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」「Foo~!!」とジャンプするのは当たり前で、ライブ中盤には警報を入れる人もいたぞ。自分も前のほうでサイリウムを振って跳んで応援しまくった。
これはLUNKHEADのライブスタイルとは違うものだと思い、はじめは若干の迷いはあったが、LUNKHEADの中の人の笑顔が見えたので吹っ切れた。水樹奈々ファン流に精一杯応援してみた。LUNKHEADの最高のパフォーマンスに応えることができていれば良いと思います。ありがとうございました。
LUNKHEADで跳びまくって振りまくって、体力の半分が持っていかれただなんて、とてもとても言えません。
【水樹奈々】
【セットリスト】
01.POP MASTER
02.New Sensation
03.Dear Dream
04.Don't be long
05.残光のガイア
06.The place of happiness
07.つがざくら
08.Stay Gold
09.純潔パラドックス
10.DRAGONIA
11.ETERNAL BLAZE
12.深愛
13.POWER GATE
EN
14.ちょおうさじゃ(新居浜太鼓祭りテーマソング) LUNKHEADの「続いてはお待かねの水樹奈々さんです~」という紹介の後、しばらくして登場したのが我らが水樹奈々さん。過去最高に近い位置で応援できた。
元気良く登場してきた奈々さん、いきなり盛り上がり曲
『POP MASTER』でスタート。音が若干割れててイントロで判断しにくかったが、強引に盛り上がる。ちなみに奈々さんのライブは各自の座席での鑑賞。前に出るのは許されません。会場がブルーに染まります。ここにきて会場のほぼ全てが奈々さんファンであることが発覚。…おいおい…。
アカガネのセトリは盛り上がる曲ばかり。ライブ初披露の
『Stay Gold』はUOを振る人が多かったか。他のアーティストと違ってMCの時間を豊富に取っている印象があった。途中途中
『つがざくら』や
『深愛』などじっくり聴かせる曲もあり、ほとんど通常の奈々さんのライブと変わらなかった。違うとしたら時間が短いくらいか。
『残光のガイア』は嬉しかった。ライブジャーニーでの盛り上がりが未だに頭に焼き付いているから、来たときには「おっしゃー!」と叫んでしまった。
MCではイタルビッチさんの駄洒落を奈々さんが封じ、今回はなぞかけを提案。
奈々「水樹奈々とかけまして~」 客「おおおおっ?……ゴクリ」 ビッチ「……ライト兄弟とときます」 客「おおおおおおおおっ!?」 奈々「その心は!!???」 ビッチ「どちらも美空を目指します」 奈々「おおおおおおおおおっ!!!」 客「おおおおおおっ!!!びっちーー!!!びっちぃーー!!!」 これが即興にしてはなかなか上手くて会場が盛り上がる。奈々さんも驚き顔。
ほかのチェリボにも奈々さんがインタビューしていたけど、今回はみなさんホント一言だけで短かった。
奈々さんが、ライブでよくMCを担当するりゅーたんに「ぶっちゃけライブのMCするの好きですか?」と聞いたら、「むかしはMCに慣れてなくて、MCの時間がくるまで自分が何を演奏しているか分からない状態だった」と爆弾発言。今はそんなこともなく好きだとのこと。
確か「深愛」前くらいのMCで、奈々さんが「つぎはライブグレイスでも歌った曲……」と言ったら、会場から「サドンリ!!??」と聞こえてきたのには笑った。奈々さんも笑ってた(詳細はライブグレイスDVD or BD参照)。
そのほかMCでは、新しい愛媛県知事もiPod(?)に奈々さんの曲を22曲(いや23曲だったか?)を入れて聴いているとのこと。もっぱら知事は最近は「純パラ」を聴いているらしい。
そんな知事に連れられて、山根公園というところで新居浜太鼓祭りのかきくらべを、奈々さんは最前列の特等席で見せてもらったとのこと。
今回奈々さんの衣装チェンジは無し。奈々さん「服がびしょびしょです」→客席「うおおおおおおお!!」と謎の盛り上がり。
「回ってコール」も1回目は断られたものの、後半に発動。最初は右回転、“もう1回”の2回目は左回転だった。
ちなみに今回のチェリボは、歴代のライブのTシャツを思い思いに着て参加していた。その点ファンと同じだった。
やっぱり新居浜ライブで外せないのが
『つがざくら』。絶対に来ると思ってた。『つがざくら』はアカガネ特別バージョンでお届け。イタルビッチさんによるギターとのコラボだった。ライブアカデミーの時のアコースティックバージョンと違いがよく分からなかった。少し歌が長かったか?といった感じ。この曲はみんな手拍子で応援。
最後の曲は
『POWER GATE』。ポプマスで初めてパワゲで終わるなんて夢のようなセトリ。跳びに跳んだあとは、当然のようにアンコール。
「なーな!なーな!」と叫びます。終了時間が押していたためか、すぐに奈々さんがステージに戻ってきた。
アンコールは「新居浜市民にとってはおなじみの曲」らしく太鼓祭りにも欠かせない曲とのこと。
なんだろうなんだろう、と思っていたら
『ちょおうさじゃ』とのこと。
都はるみさんが歌った曲ですが、ようつべに上がっているものよりは全然短かった。
奈々さんの「ちょおぉさぁじゃあ~~」という歌声が印象的。これはアカペラでの熱唱で、会場は手拍子を打ちながら盛り上がります。
そもそもこの『ちょおうさじゃ』も『つがざくら』と同じく、新居浜出身の奈々さんに歌ってもらいCD化して観光に役立てよう、という声が出ていたのは聞いたことがあります。
このあたりは例のブログ
「ホージャな人々」が詳しい。
BLOG ホージャな人々(編集部編) : 計画段階 新居浜市民からも「奈々さんの『ちょおうさじゃ』を聞いてみたい」と声が上がっているのは大きいと思う。
これCD化したらオリコン上位もあり得てしまうから、出すと出さないじゃあ大違いだと思います。奈々さんファンのわたしとしてもCD化を願います。
演歌にバラードにハイテンションな曲に楽しいMCに……奈々さんの魅力が100%感じられるライブでした。初めて奈々さんの歌を聞く、という会場のお客さんもきっと奈々さんのことを好きになったことでしょう。
コック・ア・ドゥードゥルズ、rega、LUNKHEAD、水樹奈々さん、みなさん素敵なライブでした。ありがとうございました。
CHUB DU、Sawagi、D.W.ニコルズ、聴けなくて申し訳ないです。しかしこれで名前は覚えた。今後はメディア等を注意深く見ておきます。
ライブ会場で見た光景では、
奈々さんファンでは無いおじさまが、高校生か大学生くらいのファンの人と「楽しかった」と目を輝かせて握手しあっていたのが印象的だった。
アーティストの垣根を越えてファン同士が楽しめた、良いミュージックフェスティバルだった。
それだけに奈々さん目当てで奈々さんだけしか観ていないファンは正直勿体なかったと思います。

終演後の新居浜市民文化センター
最後はライブ恒例の三本締めをして終了。
みなさまおつかれさまでした。ありがとうございました。

【関連リンク】
アカガネ マリンミュージックフェスティバル 2011.10/15(Sat)
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