読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。
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京極夏彦「邪魅の雫」 

邪魅の雫 邪魅の雫
京極 夏彦 (2006/09/27)
講談社

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★★★★★

 「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「―自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。警察も手を拱く中、ついにあの男が登場する!「邪なことをすると―死ぬよ」。

 日本のミステリ史に新たな流れを生んだ京極堂シリーズの最新作。
 これさぁ、シリーズももう7作目だけど、考えられないくらい高いレベルを保っていますよ。仮に他の作家がこの作品を1作出せば、それだけでその作者はミステリ史に名前を残すでしょう。そんなレベルです。もうね、多重推理だの操りだのそんなちゃちなレベルじゃあ無いです。前作の『陰摩羅鬼の瑕』も真相にはキレがあって嫌いじゃないですが、今作は本格ミステリで扱われるテーマを一気に極北へ突き抜けさせた、シリーズの中でもトップクラスの作品ではないでしょうか。
 登場人物のひとりひとりの立場に立って事件が描かれていきますが、その見え方は全て異なります。登場人物の数だけ世界が存在するわけです。最終的に京極堂によって、見通しのよい形に事件は整理されますが、それはまさに世界構築と同時に世界崩壊でもあります。登場人物の数だけ世界が存在するわけだから、その数だけ読者は世界崩壊に立ち会うわけです。もう頭がどうかしそうなくらい驚きの連続です。わたしが見ていた(読んでいた)世界は何だったんだ!と叫んでしまいそうなくらい世界ががらりとかわるクライマックスは圧巻です。京極堂が真相に到達したプロセスに若干不明瞭な部分があるものの、里見や秀美が京極堂に情報提供をしたといったようなことが描かれ、読者がそれを的確に掴んでいたのであれば、こんな世界崩壊なんて起こりません。
 真相であるところの犯人が状況に操られるというのは、エラリー・クイーンの某作で描かれた見立て殺人テーマを、操りテーマへとスライドさせた感じです。ですが事はそんなに簡単ではなく、[犯人→見立てられた被害者]が基本スタイルの見立て殺人と違い、[操る人→操られる人→被害者]という基本スタイルをとる操りテーマは、単純に考えてひとり多いわけで、状況がそれを飲み込むにはよほど作品世界の構築が徹底されて無ければなりません。しかも事件はひとつでは無いのですから…。それを京極夏彦さんは見事に描ききり成功させているわけです。

 まさに反則的な面白さ。京極夏彦さんは確実にミステリのレベルを引き上げている気がします。国産のミステリはすごいや。ほんとにすごい。

 人物相関図→(※ネタバレです)
 ひとつの図式にはめ込むことに、あまり意味があるとは思えませんがとりあえず作った!書き込みだすときりがないので主要なところだけ。色々と間違えてるところがあるかもしれないけど、そこはかんべんね。
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[ 2006/09/30 21:13 ] 京極夏彦 | TB(1) | CM(3)

Theodore Roscoe『Murder on the Way!』 

 セオドア・ロスコー『死の相続』 10月末刊行!!

 おおっしゃあああーー!!

素行迷宮 9/26
素行迷宮 9/28
[ 2006/09/28 23:32 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

京極夏彦全作品解説書 

 今日本屋さんで『邪魅の雫』を買ったら「京極夏彦全作品解説書」なるものを貰いました。





 主要登場人物、各事件の大まかな流れ、登場人物の簡単な関係図、それから京極夏彦さんのイラストなどがあって、なかなか読み応えのある冊子です。




 ↑↑↑↑↑↑↑
 写真もいっぱい


 あと、つい最近知ったんですが『邪魅の雫』には地域限定で別バージョンのカバーがついたものがあるんですね。オンラインショップはどこも重版以降を販売するみたいだから、初版にはすごいプレミアがつきそうだ。しっかり転売屋は動いているかな?(笑)

邪魅の雫 邪魅の雫
京極 夏彦 (2006/09/27)
講談社

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邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版 邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版
京極 夏彦 (2006/09/27)
講談社

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[ 2006/09/28 20:03 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

江戸川乱歩編「世界短編傑作集 3」 

世界短編傑作集 3 (3) 世界短編傑作集 3 (3)
アントニー・ウイン (2000)
東京創元社

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★★★★★
再読

 短編は推理小説の粋である。その中から珠玉の傑作を年代順に集成したアンソロジー。3には、ウイン「キプロスの蜂」、ワイルド「堕天使の冒険」、ジェプスン&ユーステス「茶の葉」、バークリー「偶然の審判」、ノックス「密室の行者」、ロバーツ「イギリス製濾過器」、アリンガム「ボーダー・ライン事件」ダンセイニ「二壜のソース」、クリスティ「夜鴬荘」、レドマン「完全犯罪」の十編。全編に江戸川乱歩の解説、全巻末には中島河太郎の短編推理小説史を付した。

 久しぶりに読み返してみました。
 もう今では知ってて当たり前なトリックもいくつか出てくるけど、読んでガッカリするようなことはなく、レトロゲームで遊ぶような面白さがあります。

 「キプロスの蜂」 アントニー・ウイン
 作品自体はそこまで素晴らしいものだとは思わないけれど、例のトリックを扱ったものとしては資料価値があります。いかにも乱歩が好みそうな作品ですね。

 「堕天使の冒険」 パーシヴァル・ワイルド
 これは元プロ賭博師のビル・パームリーが登場するシリーズの中の一篇。何年か前に彼が活躍する連作短編集『Rogues in Clover』が翻訳されましたが、それには入ってないやつです。キレのあるトリックはないものの、登場人物が非常にいきいきとしており、作品を覆うユーモアとあいまってなかなか面白い作品です。

 「茶の葉」 E・ジェプスン&R・ユーステス
 これも本格ミステリ読者にとっては基本中の基本のトリックですが、タイトルにあるお茶の葉っぱの扱い方がなかなか巧いと思います。全体の流れとしては、フリーマンのソーンダイク博士ものを意識していると思われ、法廷で真相が暴かれるラストシーンは盛り上がります。

 「偶然の審判」 アントニイ・バークリー
 不朽の名作『毒入りチョコレート事件』の原型。巧みなミスリードが印象に残る作品ですが、収録作の中では一番地味かも。とはいえ、この作品も貴重なだけに、収録されているのは嬉しいことです。

 「密室の行者」 ロナルド・A・ノックス
 この短編のトリックは、作品を読んでおらずとも日本の新本格読者、あるいはミステリー・コミック読者には知っている人は多いと思われます。初読時はトリックばっかりが印象に残っていましたが、罠にはめられた被害者に残された道は2つあり、そのひとつがこの作品に描かれた「餓死」なわけです。ですが、被害者がもう一方の道をとっていたとしても、犯行計画に破綻はきたさないのです。こういう完成度の高さは恥ずかしながら再読して気づきました。ひょっとして密室内での餓死と墜落死を描いた柄刀一さんの『マスグレイヴ館の島』は、この作品のオマージュだったりするのかなと思ってみたり。

 「イギリス製濾過器」 C・E・ベチョファー・ロバーツ
 これも密室殺人。平面図があって嬉しいです。ですが、トリックは事前に説明されてはいるものの少々専門的なもので、イメージが湧きにくいうえに驚けませんでした。面白いトリックではあると思うんですけどね。

 「ボーダー・ライン事件」 マージェリー・アリンガム
 これはかなり面白かった。トリック自体はしょうもないものですが、それをやった人物の心理が笑える。わかるわかる、そういうことってあるよね、みたいな。

 「二壜のソース」 ロード・ダンセイニ
 収録作の中では一番楽しめました。真相のおぼろげな輪郭は、読んでいるうちに分かるものの、あまりにも意外なところで読者を驚かすため、ラスト一行はインパクトがあります。犯罪小説の傑作にしてホワイダニットの傑作。

 「夜鶯荘」 アガサ・クリスティー
 ミステリーの女王、クリスティーの短編。長編ばっかり読んで、短編はほとんど読んでないんですが、短編の方も悪くありません。この作品も例外ではなく、最後には夫と妻のどっちが恐ろしいんだろうとわけが分からなくなってしまいます。不思議な味わいのある作品です。

 「完全犯罪」 ベン・レイ・レドマン
 クイーンはこの作品を「推理小説で終わる推理小説」と評したみたいで、いかにも彼らが好みそうな作品ですね。完全な名探偵と完全犯罪を組み合わせた作品で、最強の矛と最強の盾みたいな印象を受けます。名探偵をもとに完全犯罪を描き、完全犯罪をもとに名探偵を描くという摩訶不思議なミステリ。

島田荘司さん ミステリーへの思い 

 昨日の読売新聞より。


 島田荘司さん ミステリーへの思い
 「21世紀本格」私が書く

 http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060926bk04.htm


島田さんは論争からは距離を置きつつ、「『X』は小説として面白いし、本格の範疇(はんちゅう)に入る」と擁護する。しかし、「社会的弱者への視線が、最近の本格から失われているという(笠井潔氏の)批判にも共感する」と語る。

 島田さんの小説は社会的弱者にスポットをあてたものが多いからね。吉敷シリーズの一部がそうだし、最近の『帝都衛星軌道』なんかもそうだ。
 『X』にかんしては、わたしも島田さんと同意見ですね。『X』は本格の範疇に入るうえ、ミステリーとしても面白いと思います。ただ、すばらしい本格かと問われれば悩んでしまうところ。これに関しては人それぞれ立場があってもいいと思うので、二階堂さんみたいな立場の人も全然アリだと思います。『CRITICA』で誰かが書いていましたが、厳格すぎるくらいの本格観を持つ人も今の時代には必要だったりするんではないでしょうか。

 なにはともあれ一番気になっていた島田さんの意見が確認できただけで満足。
[ 2006/09/27 12:10 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

竹本健治「ウロボロスの純正音律」 

ウロボロスの純正音律 ウロボロスの純正音律
竹本 健治 (2006/09)
講談社

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★★★★☆

 洋館に集まった錚々たるミステリ作家・評論家・編集者たちの面前で「モルグ街の殺人」見立ての連続殺人事件発生! 重層する暗号、錯綜する謎また謎。実在の作家たちによる推理合戦の行方は…。「ウロボロス」シリーズ完結篇。

 8年がかりの大作、ついに刊行!
 偽書、基礎論に続くウロボロスシリーズの完結篇です。
 予告どおり『黒死館殺人事件』との符合が多く、過剰なまでのぺダントリーに彩られており、それが物語全体を覆う様は圧巻であります。実名のキャラクターの登場や、古典作品の見立てといった趣向だけでなく、『黒死館』のオマージュとしてもなかなかのレベルです。『黒死館』の面白さとしては、作品全体を覆うぺダントリーだけではなく、名探偵法水の超論理による推理、というのも挙げられるはずです。ですが、『黒死館』の法水の場合、“名探偵”という特権的な立場にいたからこそ、あのような言ってみれば推理の暴走が可能だったわけで、仮に探偵役が複数人になってしまうと、そういう暴走も難しいはず。それは他の探偵がストップをかけてしまうから。ところが、この『ウロボロスの純正音律』では、探偵役となる人物が大勢出てくるにもかかわらず、彼らの推理を見事に空転させ、結果的に過剰な推理を生むことに成功しています。これができたのも、あの禁断のトリックがあってのことなので、確かに唐突過ぎる感はありますが、個人的にはそこまで印象は悪くありません。
 玲瓏館の秘密に関しては、作者はどこから考え始めたんだと思えるくらい各々の謎の結びつきが強いものであり、また、その謎が解かれていく手順も、とるにたらないと思われていたものが終盤において本筋と結びつく展開で、こういうのは囲碁の展開と似ているのではないでしょうか。『黒死館』のオマージュをしつつ作品全体の展開を囲碁に見立てるという荒業が見事に極まった作品だと思います。

 全体的には満足ですが、最後のとあるシーン、××と○○と◇◇が一本に結びついた云々を読んだときは、正直作者は誰に向かってこの作品を書いたんだろうと思ってしまい、少々しらけました。このシリーズは楽屋ネタだと思って割り切って読んでいたつもりなんですけどね。
[ 2006/09/26 21:36 ] 竹本健治 | TB(0) | CM(0)

ついに刊行!島田荘司全集!! 

島田荘司全集 1 (1) 島田荘司全集 1 (1)
島田 荘司 (2006/09)
南雲堂

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 し、島田先生!!表紙はこれでいくんですか(><)

 まだ実物を見てないからはっきりしたデザインはわかりませんが、
 これは匣のデザインなのかな?この表紙はどこへいっちゃったの??

 ↓↓↓

http://www.harashobo.co.jp/online-shimada/shukan/backnumber/index168.html

 >とにかく、全集の製作が始まった。画期的なデザインの本になりそうだ。

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) + 
[ 2006/09/25 19:34 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(1)

映画「劇場版 名探偵コナン 迷宮の十字路」 

名探偵コナン「迷宮の十字路」 名探偵コナン「迷宮の十字路」
野沢尚、 他 (2003/12/17)
ユニバーサルJ

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★★★☆☆

 2003年ゴールデンウィークに公開された“名探偵コナン”劇場版シリーズ第7弾『名探偵コナン「迷宮の十字路」』のDVD。日本を代表する「京都」を舞台に、2000年の歴史が築いた複雑な“十字路”に潜む事件にコナンが鋭いメスを入れる。西の高校生探偵・服部平次とその幼馴染の遠山和葉も登場。

 よく「2時間ドラマっぽい」という評判が聞こえてくるだけあり、序盤から中盤は派手さが無くて、ものすごくダレる。けれど、終盤での犯人とコナンたちとの対峙からエンディング(もちろん倉木麻衣の『Time after time ~花舞う街で ~』も含む)にかけては抜群の盛り上がりを見せ、この終盤の流れは劇場作品でもトップクラスのものだと思います。劇場版に限らず『名探偵コナン』という漫画は、謎解きは別にして、工藤新一&毛利蘭、服部平次&遠山和葉、高木渉&佐藤美和子、円谷光彦&灰原哀、鈴木園子&京極真、江戸川コナン&吉田歩…など挙げ出したらきりがないですが、キャラクターの恋愛エピソードで読む側面もあり、そういう意味ではこの映画も服部平次の初恋のエピソードとして(しかもミステリ的なサプライズも有するものとして)充分成立する作品です。
 肝心の義経にまつわる事件の方は正直あれですが、それ以外の部分で楽しめるところが多いため、この映画を劇場版のイチオシとする人も多いんではないでしょうか。(実際ここをみると、天国と迷宮がぶっちぎり)


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乙一「死にぞこないの青」 

死にぞこないの青 死にぞこないの青
乙一 (2001/10)
幻冬舎

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★★☆☆☆

 飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現われた。書き下ろし長編小説。

 今日も読み残しの片付け。
 読んでみたけれど、乙一さんの作品にしてはあまり面白くありませんでした。乙一作品の中でこの作品はどのくらいの位置なんでしょう。最初から最後までストーリーにひねりが無くて、盛り上がる前に終わってしまった。序盤からイジメ話が続くのは、最近の作家っぽくて悪くなく、この憎悪をどう描くのか期待したものですが、アオなるキャラクターが出てきてからはいささか興ざめ。アオの指示で動いた、別人格がやったんだ、といじめを受けた人間と殺意を抱いた人間を別個にしてフィルターをかけてるように思えて仕方ありません。もっとダークでブラックなものが欲しかったのに、予想外にさらさらと読めるものだから、これではちょっと物足りませんね。
 現実にもこの作品に出てくるようなバカ教師がいそうで、妙なリアリティがあるから、それは怖い。
[ 2006/09/23 19:34 ] 乙一 | TB(0) | CM(0)

黒田研二「今日を忘れた明日の僕へ」 

今日を忘れた明日の僕へ 今日を忘れた明日の僕へ
黒田 研二 (2002/01)
原書房

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★★★☆☆

 嵐の夜の事故で瀕死の重傷を負い、記憶を蓄積できないからだになってしまった勇作。もちろん「人を殺した」記憶もない。頼りになるのは「日記」だけ。様々な謎に取り巻かれるなかから見えてくる、ほんとうの真実とは?

 いくら待っても文庫落ちしないので読みました。黒田研二さんらしい特異な設定でミステリを描いた作品。記憶を蓄積でいない男が、3人の人死の真相に迫る物語です。ミステリじゃないけれど、近年『明日の記憶』という映画も作られて、割とこの手のテーマについて考える機会が多いところです。
 記憶が蓄積できない以上、どうしても都合よく手がかりがふってくる部分はありますが、それでもエピローグのまとめ方は抜群に良かったです。ある意味感動を伴う終わり方であり、一定期間の記憶がばっさり抜け落ちる記憶障害をテーマにしたからこそ描ける素晴らしいラストです。
 犯人が誰であるかは解決篇を待たずに容易に分かりますが、それでも大きな謎は残ります。事件後の犯人の行動です。この真相が分かったときには驚きましたね。誰でも一度は実体験として経験したことがありそうな逆説だから、思わず納得しちゃう。それを成立させる伏線も分かり易くはられている為、ミステリとしても充分。
 犯人は誰であるとかトリックは何なんだとかではなく、構成の妙で読ませるなかなか良いミステリでした。記憶の欠落と謎解きという最悪の相性ともいえる2要素を見事に融合させたラストが見どころ。
[ 2006/09/22 21:52 ] 黒田研二 | TB(0) | CM(0)

論創海外ミステリ54~55 

 ↓↓今月発売の2冊↓↓

マンアライヴ
絞首人の一ダース

 ギルバート・キース・チェスタトンの『マンアライヴ』とデイヴィット・アリグザンダーの『絞首人の一ダース』。

 アリグザンダーはポケミスに3作入っていますが、その全部が今現在絶版なので、なかなか読むチャンスのない作家ですね。『絞首人の一ダース』は短編集で、「優しい修道士」など有名作もいくつか混じっているみたいだ。

 反対にもう一方は、誰もが知る本格ミステリの巨人チェスタトンの作品で、著者の数少ない長編のひとつ。翻訳を探偵小説研究会のつずみ綾さんが担当しているのも興味深いところ。評論を2編同時収録ということは、長編といっても短めの作品なんですかね。…ところで評論ってもちろんチェスタトンによるもの…だよね?
[ 2006/09/22 14:23 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

GBA「ファイナルファンタジー4 アドバンス」 

ファイナルファンタジーIV アドバンス ファイナルファンタジーIV アドバンス
GAMEBOY ADVANCE (2005/12/15)
スクウェア・エニックス

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★★★★☆

 むかしスーパーファミコンででたやつをゲームボーイアドバンスに移植したもの。単に移植しただけではなく、グラフィックがきれいになっていたり、クリア後のおまけがついたりと、いろいろと改良が加えられています。
 大きな改良点のひとつとして、ラストダンジョン手前になるとパーティーの入れ替えが可能になったことが挙げられます。ですがラストダンジョンで手に入る武具はセシル・カイン・ローザ・リディア・エッジのものばかりなので、今作では新たに別のダンジョンを設けることにより、シド・パロム・ポロム・ギルバート・ヤンの武具が手に入るよう措置がとられています。ボリュームが増すと同時に、彼らが旧メンバーと同等に戦える、なかなか良い配慮だと思います。
 修正が加えられても良いことばっかりじゃないのが、このFF4。バトル中、攻撃順序で変な割り込みがあるため、あるキャラのコマンド入力が早々と終了したにも関わらず、アクションを起こすのは一番最後という理不尽な場面もしばしば。また、ATBバーが全部溜まっていないのに(5分の1くらいしか溜まっていないのに)行動を起こすという、まれに見るバグもあり、結果的にかなり場が混沌としちゃったり。

 まあでもストーリーに改変は加えられてないので楽しむには楽しめました。再プレイして気づいたけれど、意外とストーリーは短いのかな。とりあえずクリア後の隠しダンジョンの最下層にいるボスを倒して終了。
[ 2006/09/21 18:22 ] 【ゲーム】 | TB(0) | CM(0)

我孫子武丸「人形は眠れない」 

人形は眠れない 人形は眠れない
我孫子 武丸 (1996/04)
講談社

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★★☆☆☆

 お久しぶりです!妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事の御報告です。<人形探偵シリーズ>好評第3弾。

 長編です。ですが、あとがきに書いてあるように、作者は「短編の面白さを兼ね備えた長編」を目指したようだ。なるほど、確かにトリックの数(謎の数)だけ物語が存在し、そのそれぞれがひとつの大きな流れで結びついています。鞠夫の誕生秘話から始まり、おむつに言い寄ってくる青年、連続放火事件などなど結びつきつつ分裂しつつといったなかなか面白い流れです。けれどそれぞれの真相はそれほど驚くようなものでは無いし、最後に収束しているようで実は独立したままという、なんか中途半端な終わり方でした。安易に連作短編集の形にしなかったのは素晴らしいと思いますが、それならもっと複雑に絡めあっても良かったはずです。比較的軽いノリのシリーズなので、その塩梅は難しいところですが、正直あまり面白くありませんでした。
[ 2006/09/20 21:23 ] 我孫子武丸 | TB(0) | CM(0)

オールベスト・ランキング 

http://www.harashobo.co.jp/mystery/allbest.htm

 『本格ミステリ・ベスト10』の「オールベスト・ランキング」に無事投票完了。
 締め切りは10/4なのでまだ時間はあるけど、忘れそうだから早めに済ませてしまいました。

 10年間とはいっても最近10年間なので、館シリーズや学生アリスシリーズなどは入っておらず、意外にこれといった作品が見つかりませんでした。わたしが投票した作品は締め切り後にでもまた書きます。
[ 2006/09/19 20:40 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

『ウロボロスの純正音律』の表紙 

 ついに表紙キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

ウロボロスの純正音律


 メ…メイド…(*´∀`*)

 画像がちっちゃいのが残念だ。
 はやくamazonに表紙がアップされないかな。


【追記9/20】

 とおもったらamazonにも表紙きたー。

ウロボロスの純正音律 ウロボロスの純正音律
竹本 健治 (2006/09/21)
講談社

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 なにやら作者は黒死館殺人事件をめざしたそうで、講談社のメルマガによると

僕が選んだのは、古典ミステリ見立ての連続殺人という経(たていと)と、音楽やら囲碁やら暦学やらといった緯(よこいと)を、『黒死館』ふうに編みあげればどうかというルートだった。

 また暦学が絡んでくるのか。なんかものすごく楽しみ。
[ 2006/09/19 18:30 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

映画「劇場版 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」 

探偵たちのレクイエム

 映画『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』公式サイト

★★★☆☆

 謎の男から依頼を受け、横浜へとやって来た小五郎とコナンたち一行。しかし、その男の罠にはまり、蘭や少年探偵団たちが人質にとられてしまう。タイムリミットは12時間。その間に依頼されたある事件の真相を解かないと、蘭たちに取り付けられた爆弾が爆発してしまう。さらにその男は、コナンの正体が工藤新一である事を知っていた!“西の高校生探偵”服部平次や、怪盗キッドも登場!!刻一刻と迫るタイムリミット。コナンたちは、事件の鍵を解き、時間内に蘭たちを無事救い出せるのか!?

 レンタルが開始されたので、高い競争率の中なんとか観ることに成功しました。
 今年のゴールデンウィークあたりに公開された記念すべき劇場版第10作。オールスター登場ということで公開前から大盛り上がり。探偵役でいえばコナン、服部平次、白馬探、怪盗キッドだけじゃなく槍田郁美や茂木遥史なんかもちょこっと登場したりして、なんとなく豪華。
 事件の方はバトルロワイヤルっぽいけれど、さほど緊張感はなくサスペンスフルでスペクタクルな展開も少なかったため、『時計仕掛けの~』とか『天国への~』のように映画に向いている事件とは思えません。
 また、ちらばった手がかりが推理によってひとつに収束するラストはなかなか見ごたえがあり、ミステリファンにはウケが良いかもしれませんが、これも映像栄えするものではなく、やっぱり映画には不向きだったように思えます。犯人の異様な動機はなかなか凝っていて良かったし、それから身体的障害をもつ犯人が高見から状況を見下ろす様、探偵を操り目的を遂行する計画などは、エラリークイーンの作品とダブって見えました

 最後のオチに関して言えば、手がかりは

園子がIDを紛失した
終盤、園子のバックからペンキのついたIDが出てきた
白馬とコナンがバイクから逃げている最中、白馬にペンキがついた
終盤のコナンの「キッドとはずっと一緒に行動していた」というセリフ
コナンを追走していたバイクが転倒したとき、その直前に見えた謎の影

 といったところでしょうか。以上を総合して「白馬=キッド」と導き出すしかないのかな。手がかりに不足はないと思いますが、これを見抜くのは容易ではないはず。なかなか高度です。伏線確認に再度見たくなるような映画ですね。


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横山秀夫「陰の季節」 

陰の季節 陰の季節
横山 秀夫 (2001/10)
文藝春秋

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★★★★☆

 警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。

 収録作は

 「陰の季節」(第五回松本清張賞受賞作)
 「地の声」
 「黒い線」
 「鞄」
                   の計4篇。

 純然たる警察小説ですが、解説にあるようにこの作品の面白いところは、捜査畑の人間を登場させなかったことです。殺人事件などから発生する謎からサプライズを生み出すのではなく、組織内部の人間関係やその心理など、言ってみればある意味化かし合いなので、そのあたりからサプライズを生むことに成功しています。読み終わってみると人間不信に陥りそうになるほどその威力は絶大。
 収められた4作の中では前半2作「陰の季節」と「地の声」が特に良かった。伏線が一気に浮かび上がる最高のクライマックスをもつ「陰の季節」は、本格ミステリとして充分鑑賞に堪えるうえ、真相が分かると同時に警察官の事件に対する執念も浮き彫りになってくるため、警察小説としても読み応え抜群です。「地の声」はどんでん返しの効いた作品ですが、その真相の指摘ミスをも終盤のオチに有効に機能させてしまう手腕はなかなか見事なものだと思います。後半2篇も悪いわけではなく、本格ミステリに登場するような犯人顔負けの知能的な策略を実現する人物、組織の顔を守るため弱いものを駒のように扱う人物など、読んでいるとなかなかきつい。
 こういう作品を読んでいると、実際の警察組織が気になるなぁ。本当のところはどうなんでしょう(笑)
 ワンコインで買えるミステリとしては、相当なコストパフォーマンスだと思います。警察小説好きならずとも、謎解き好きのミステリファンにもオススメできる短編集です。
[ 2006/09/18 22:08 ] 横山秀夫 | TB(0) | CM(0)

佐々木譲「制服捜査」 

制服捜査 制服捜査
佐々木 譲 (2006/03/23)
新潮社

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★★★☆☆

 警察官人生二十五年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。「犯罪発生率、管内最低」の健全な町で、川久保が目撃した荒廃の兆し、些細な出来事。嗅ぎつけた“過去の腐臭”とは…。捜査の第一線に加われない駐在警官の刑事魂が、よそ者を嫌う町の犯罪を暴いていく、本物の警察小説。

 一部で横山秀夫さんの警察小説と比べられていたので、さあどんなもんかと期待して読みはじめましたが、同じ警察小説でもこちらは微妙にわたしの守備範囲外のジャンルだったようだ。横山秀夫さんの小説にはクライマックスにパズルのピースが嵌っていく爽快感がありますが、この『制服捜査』にははっきり言ってそれがありません。駐在警官や町の住民のヒューマニズムを、事件を通じて描くことに徹しているようです。横山小説のような警察組織内部を描くようなことも無く、あくまで町へ赴任してきた来たよそ者の正義で読ませます。
 ちなみに収録作は以下の5編。

 「逸脱」
 「遺恨」
 「割れガラス」
 「感知器」
 「仮装際」


 ミステリの衝撃度を期待するのであれば、あたまの「逸脱」に勝るものはありませんが、そういう読み方をすることはあまり適切でないのかもしれません。最終話で見えてくる町人の素顔こそが、作品全体を支配する荒廃した雰囲気であり、そこへ確固たる正義を持つ警官を持ち込むことで正義の光度が高まって見えます。
 割とつらつらと読める、読みやすい本なので、悪い感じはしませんが、やはりわたしの好みとは少し違ったという感想は拭えません。
[ 2006/09/18 21:39 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

映画「劇場版 名探偵コナン ベイカー街の亡霊」 

名探偵コナン・ベイカー街の亡霊 名探偵コナン・ベイカー街の亡霊
青山剛昌、 他 (2002/12/18)
ユニバーサルJ

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★★★☆☆

 1996年に放送開始され、長い人気を保つ青山剛昌原作のミステリーアニメシリーズの劇場用作品第6作。2002年作品。
 バーチャルリアリティ空間で遊ぶ新型体感ゲームシステム「コクーン」が完成し、コナンたちはその披露パーティに招待される。だが、現場では開発責任者が殺される事件が発生、解決の鍵はゲームの中にあるとにらんだコナンは、ゲーム空間として用意された、切り裂きジャックの恐怖に包まれた19世紀末のロンドンへ。

 今は亡き江戸川乱歩賞作家の野沢尚さんがシナリオを担当したことで話題となった劇場版。コナンとホームズの夢の共演というだけでなく、切り裂きジャックの犯人像にまで迫るという内容盛りだくさんの作品です。ただ、それだけに内容がマニアックになることを回避しきれておらず、やろうとしている事と映画観賞者の年齢とのギャップに苦戦しているといった印象を受けます。ホームズにしろ切り裂きジャックにしろコナン作品の外部に位置する事柄なのだから、ただでさえなじみが薄くなりがちなものなのに、コナンはさらにそれらに関するマニアックな発言を繰り返します。そうなるとコナンの話にいちいち子供たちが「それって何?」と尋ねるのは当然のことで、話がくどくなってしまっています。ホームズファンにとってはいちいち説明されずともニヤニヤできるはずなんで、それはそれでいいとは思います(実際わたしも、レストレイド警部の名前が出たシーンや、下宿の扉を開けたらひょっこりハドソン婦人が出てきたシーンなど、おもわず顔がほころびました)が、あくまで相手は子供。この映画のウケが悪いのもそこらへんから来ているのかもしれません。
 また、いまひとつ盛り上がれない点として、バーチャル世界の中でメインとなる事件(つまり切り裂きジャックの事件)をきちんと描かず、コナンの説明で済ませていることも挙げることができるかもしれません。それによって臨場感は無くなるし、犯人である人物も謎解き直前に登場させざるを得なくなっています。

 あとは最後に明かされる「日本のリセット」の真意も若干説教くさいし、ホームズの登場の仕方はイマイチだし、映像ならではの趣向も薄いし…なんだか欠点ばかり目に付きますが、コクーンというバーチャル空間で心踊る夢のような冒険を展開させているところは、劇場シリーズ中この作品だけで、こういう設定は好きなんですけどね。


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映画「劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」 

劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
青山剛昌、 他 (2001/01/24)
ポリドール

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★★★★☆

 ゴールデンウィークに公開され、配収15億円の大ヒットを記録した人気TVアニメの劇場版第4弾。謎に包まれた、連続警官殺人事件に立ち向かうコナンの活躍を描く。

 序盤から中盤にかけてのミッシングリンクテーマを、終盤にかけてサスペンスへと翻す物語の構成が観ている者を退屈させません。
 刑事が電話ボックスで射殺された際に残したダイイングメッセージ、そして蘭が車から降りたときの毛利小五郎の着眼点は、うまいミスリードとして機能しており、読者と登場人物双方の心理をうまく誘導しています。
 何よりも盛り上がるのが、最終盤の犯人と蘭・コナンとの追走劇であり、ボートで犯人を追う姿はあのコナン・ドイルの『四つの署名』のラストシーンと嫌でも重なって見えます。蘭とコナンが犯人に追い込まれた後、彼らの身を守った出来事がそのまま毛利蘭の記憶を呼び戻すきっかけとなる点には物語の巧さを感じました。この作品も映画シリーズでは比較的良い部類に入るものだと思います。

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映画「電車男」 

電車男 スペシャル・エディション 電車男 スペシャル・エディション
山田孝之 (2005/12/09)
東宝

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★★★☆☆

  女性に全く縁がなかったおたく男=電車男(山田孝之)は、電車の中で酔っ払いに絡まれた女性(中谷美紀)を助け、それがキッカケで彼女に恋を。それをインターネットの掲示板サイトに書き込んだところ、そのネットユーザー達から熱い応援を受けることに。はたして電車男は恋を成就できるのか!?

 今日テレビで放送されていたのを観ました。
 ラストは、エルメスと電車男が実は本人たちの自覚のないまま以前に接点を持っていたんですよ、と解釈したけれど、

308 名前:名無し [] 投稿日:2006/09/16(土) 22:56:47
明らかに夢オチだろwww
エルメスと電車男が隣り合って
落とした定期と、女の子に渡した定期の
有効期限同じじゃん。
しかも、2chで書いた日付がその後になってるし。
時間軸
電車男が女の子に定期を渡す=エルメスと
電車男が2人で座ってる時に落とした定期の日付>>>2chの日付が後

 こういう2ちゃんねらのコメントを見ると、一概に妄想オチは否定できないのかも。いろいろと解釈できそうな面白い作品ですね。
[ 2006/09/16 23:41 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

三津田信三「凶鳥の如き忌むもの」 

凶鳥の如き忌むもの 凶鳥の如き忌むもの
三津田 信三 (2006/09/06)
講談社

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★★★★☆

 怪異譚を求め日本中をたずねる小説家・刀城言耶は瀬戸内にある鳥坏島の秘儀を取材しに行く。島の断崖絶壁の上に造られた拝殿で執り行われる“鳥人の儀”とは何か?儀礼中に消える巫女!大鳥様の奇跡か?はたまた鳥女と呼ばれる化け物の仕業なのか?本格ミステリーと民俗ホラーを融合させた高密度推理小説。

 古来カーとクイーンは対談をした際に、ミステリーの最高の謎とは人間消失だ!と言ったそうな。
 本作は『厭魅の如き憑くもの』に続くシリーズ第2弾であり、密室からの人間消失という最高の謎を描いた不可能犯罪ものです。舞台となる拝殿に死角は無く、物理的にも心理的にも完璧に閉ざされた空間で事件は起こります。完璧な密室であるため、ただでさえ不可能性の強い謎であるはずなのに、竹本健治のいうところの「しらみつぶし法」で解決前にありとあらゆる可能性を検討しているので、作者自ら解決のハードルを上げているように思えます。全可能性を検討してしまうとネタを明かされたとき驚けないよ、と不安になりましたが、パターンに適合させつつその斜め上を行く三津田信三さんらしい真相に愕然。謎が解かれた瞬間、秩序が回復されてもいいはずなのになぜか恐怖に襲われるという前作同様の趣向も健在です。
 メインの人間消失の謎は最高に良かったものの、その他の人間消失にこまごまとしたトリックを乱発させているため、ちょっとしらけちゃったかなぁ。
 クリスティーの『そして誰もいなくなった』のように死体を転がすわけではなく、淡々と人が消えていくため、不気味さという点では比ではありません。人間消失という不可能犯罪に真っ向勝負をしている点で本格としてもスマートに思えるし、近年のKさんのやSさんの某作と比べても面白いかもしれません。

 このシリーズ、とっても面白いんで『厭魅の如き憑くもの』『凶鳥の如き忌むもの』『悪霊の如き祟るもの』の3部作で終わらせるんじゃなくて、10部作くらい続けてもらえませんかね?
[ 2006/09/16 18:35 ] 三津田信三 | TB(0) | CM(0)

2007本格ミステリ・ベスト10 

 http://www.harashobo.co.jp/mystery/

 毎年恒例のこの季節がやってまいりました。

 「本格ミステリ・ベスト10」10周年&新本格20周年ということで、今年はいつもの2006年読者投票ランキングのほかにさらにオールベストランキングまでやるそうだ。
 1996年から2005までのランクイン作品をベースに投票を募るそうだ。

 投票期間は9/15から10/3の予定だそうなので、投票開始はそろそろのはずだ。

 さあ何に投票しようかな~。

 でもこれ結構な投票数がないと相当バラける気が…。
[ 2006/09/15 13:26 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

森博嗣「λに歯がない」 

λに歯がない λに歯がない
森 博嗣 (2006/09/06)
講談社

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★★☆☆☆

 密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には…歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路―すべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾。

 これはちょっとなぁ…。見るからに力を抜いて書いていますよ。
 被害者4人の歯が抜かれた、という謎は面白いんだけど、舞台には面白みがないし、肝心の歯が抜かれた理由もちょっとなぁ…。理系大学生の独特の会話の面白さで読むのもありだけど、それが推理ならまだしも今作は随分とそれ以外の内容で水増しされている感がありました。
 トリックは大方のところは見当がつきましたが、手がかりの提示の仕方には、おっあれが解決に関わってくるのか、と普通に感心したんで、それはまあ良かった。その手がかりを拾ってトリックが分かれば驚きもまた違ったんでしょうが、少し専門的ながら建物が××××である事実からトリックがある程度見抜けてしまうため、そういう驚きが希薄なのは残念なことです。専門的なため、一般人でも手がかりを拾えば真相に到達できるルートを用意したと考えれば……それならまあいいか。
[ 2006/09/14 20:11 ] 森博嗣 | TB(0) | CM(0)

我孫子武丸「ディプロトドンティア・マクロプス」 

ディプロトドンティア・マクロプス ディプロトドンティア・マクロプス
我孫子 武丸 (2000/06)
講談社

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★★★☆☆

 京都で探偵事務所を開設したばかりの私に依頼人が2名。「失踪した父を探してほしい」という大学教授の娘と、「カンガルーのマチルダさんを見つけて!」とわけのわからないことを叫ぶ美少女だった。捜査を始めた途端、私は暴漢に襲われる。すでに巨大な陰謀の渦中にいたのだ。先の読めない我孫子流ハードボイルド。

 よく考えたらこの作品も未読だった。あらすじよんでハードボイルドって書いてあったから手に取らなかったんだった。
 読んでみると我孫子さんらしく、ユーモアたっぷりのハードボイルドだったので退屈せずに読めたけれど、逆にハードボイルド好きにはこの本は駄目かもわかりません。
 序盤はカンガルー探しと大学教授探しの2つの失踪事件を描いていて、聞き込み活動など、まぁ割と淡々としています。この2つの事件のジョイントが物語の焦点となるのかと思いきや、そんなちゃちなものじゃなかった。後半と展開たるやハリウッド映画も顔負けの大スケール(笑)。もうここにきては真面目なハードボイルドではありません。
 後半の超展開は、あの『殺戮にいたる病』のクライマックスをも上回るかもしれません。ある意味我孫子武丸の最高ケッサクですが、ここにあるのはミステリーとはまた別の面白さですね。思ったより悪く無かったです。
[ 2006/09/13 23:01 ] 我孫子武丸 | TB(0) | CM(0)

「カクレカラクリ」終わった 

 いま終わりました。というか、かなり早い段階である意味終わってた。

 森博嗣、TBS、コカコーラ、どこに原因があるのかは分かりませんが、はっきりいって面白くなかった。
[ 2006/09/13 22:46 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

TBS『カクレカラクリ』はいよいよ明日放送 

http://www.karakuri120.jp/
http://www.tbs.co.jp/kakurekarakuri/

 コカ・コーラ×TBS×森博嗣のトリプルコラボ。

 森博嗣さんの原作『カクレカラクリ』は先月出たばっかりの新作。タイトルはミステリファンならおなじみのあの作品をもじったと思われるので、内容も期待できそうだ。というか、森さんのミステリなら映像栄えしそうだし、それほど大きくはずすことはないでしょう。

 原作のあらすじによると…

>鈴鳴村にはかつて天才絡繰り師が住んでいたが、120年後に作動するという絡繰りを遺してこの世を去った。


 ははぁ…このあたりがコカ・コーラ120周年とのコラボなのね。

 mixi公認のコミュニティもできてるみたいだし、かなり力をいれてるね。


カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep
森 博嗣 (2006/08)
メディアファクトリー

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[ 2006/09/12 15:21 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

乙一「銃とチョコレート」 

銃とチョコレート 銃とチョコレート
乙一 (2006/05/31)
講談社

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★★★★★

 少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。

 遅ればせながら読了。
 ミステリー・ランドをすべて読んでいるわけではないのであまり言えないんだけれど、確かにこれはミステリー・ランド一の出来かもしれません。主人公が少年なのでこの本を読む少年少女たちは感情移入しやすいだろうし、両親が物語に大きく関わっている点でも作品世界に入っていきやすい。本棚から引っ張り出した聖書――つまりごく身近な場所からワクワクするような大冒険が始まったりもするし、敵味方身内他人関係無く友情が芽生えたり信用をなくしたりもする。内包されたメッセージを少年少女たちがすべて受け取るかどうかは別にしても、その濃度・密度の高さが、ものすごく物語に豊かさを与えている気がします。子供がいたら読ませてやりたくなるような完璧すぎるほどの児童書だと思います。
 ミステリとしてみてみれば、乙一さんらしくミステリの枠にとらわれすぎない程度に自由に書いているように思える反面、いつものような壊れたキャラクターが登場しないところや残酷さが少ないのは少々残念かな。ですがまあ序盤から3章「名探偵の演説」まで、それからそののちのエピローグへ向かうまでの話運びには目を見張りましたね。
 随所に散らばった急展開は一見すると既存の型を破っただけの安直なサプライズともとれそうですが、実はそうではなく、キレイごとではない誰もが持っている心の闇を露呈させているだけにすぎません。最後の最後に感動でオチをつけるまえに、聖書の文言じゃないけれど、ちゃんと闇を書いてるんですよね、作者は。闇があるからこそ光が際立ちます。あとがきの「わたしが子どもだったころ」からも似たようなことが感じられました。太陽の光を燦々とあびている木は育って当たり前、暗闇で育った雑草にこそ生命の大きさが感じられるわけです。

 とにかくすばらしい作品でした。
 どこから見ても少年少女向けの作品なところが、読む人によっては評価を左右させる気がしますが、年度末の『このミステリーがすごい』の上位には食い込む作品じゃないかな?「子供向け」といって斬って捨てられないことを祈るばかり。


 今年はよくこの作品と『怪盗グリフィン、絶体絶命』が比較されているみたいですが、わたしの好み的には『怪盗グリフィン、絶体絶命』のほうがちょっと上。
[ 2006/09/11 22:43 ] 乙一 | TB(0) | CM(1)

また17歳 

文芸賞:17歳の中山さんら受賞
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20060908k0000m040041000c.html


 出ました平成生まれ。
 どういう作品なんだろう。気になるね。


 綿矢りささんの場合、わたしは「インストール」と「蹴りたい背中」は読んでみましたが、若いころだけに許される作風だなあと。おばさんになってもこういう作品を書き続けていると、読んでいるこっちがキツくなりそうなんで、今後の作風の変化が気になるところ。
[ 2006/09/11 09:20 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

鯨統一郎「親鸞の不在証明」 

親鸞の不在証明 親鸞の不在証明
鯨 統一郎 (2006/09)
祥伝社

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★★★☆☆

 歴史の謎を求め旅する六郎太と静。親鸞縁の寺で、浄土真宗中興の祖蓮如が二人に語ったのは、ある村での陰惨な連続殺人だった―。豪農五条丸家に婿入りした寛八郎。美しい妻・葵との、何不自由のない暮らしのはずが、周囲には不穏な空気が漂っていた。奇妙な因習、禍々しい儀式…そこは独自の神を祀る異端信仰の村だったのだ。そして惨劇は起こった。使用人が謎の鎧武者に殺されたのだ。財を狙う盗賊か?邪教の民への警告か?蓮如が旧家の秘密を暴く時、六郎太は時代を超えた、もう一つの“大仕掛け”に気づく。

 『とんち探偵一休さん 金閣寺に密室』『まんだら探偵空海 いろは歌に暗号』につづくシリーズ第三弾。今作は浄土真宗の祖・親鸞にまつわる謎に、おなじみ六郎太と静が切り込みます。
 タイトルに「親鸞」とか「不在証明」とか書いてあるのに、全然出てこないじゃないか!と悶々として読んでいたら、終盤にタイトルの意味に気づいて納得。うまいタイトルつけたもんです。
 事件は鯨さんの作品にしては珍しくおどろおどろしさの漂うもので、死者が墓から蘇ったり、鎧武者が刀を持って夜な夜な歩き回ったり…。寛八郎が初めて五条丸家にやってきたときの、真っ赤な夕日をバックにたくさんのカラスがカァカァ鳴くシーンはたまらんです。事件は見事に解かれ蓮如の回想は終わりますが、こういった雰囲気の事件と親鸞との関係は説明されないままなのでどうなるんだろうと思っていたら、六郎太の推理でさらにびっくり。
 ミステリとしては面白いですが、歴史ミステリ色はシリーズ中いちばん薄いかな。親鸞の謎の真相にしてもそれ単発ではたいした衝撃はなく、殺人事件の真相とワンセットで初めて「おおうまく噛み合わせたな」と感じられるもの。……それにしたって、なぜタイトルに「○○探偵・親鸞」と書いていないのかを考えれば、書かなかったのではなく書けなかったのだと容易に気づくことができるわけで…。シリーズ作品であることがあだとなっています。結局一番驚いたのは一休さん・空海・親鸞の物語がたった3日のうちの話ってことだったり。単発で見るとそこまで悪いとは思わないけれど、シリーズの中では出来は最悪。
[ 2006/09/10 20:09 ] 鯨統一郎 | TB(0) | CM(1)
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プロフィール

ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

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好きな推理作家:島田荘司ゴッド
嫁本:アトポス)
好きな歌手:水樹奈々ちゃん
嫁曲:SUPER GENERATION)
誕生日:ヘレン・マクロイとおなじ
体型:金田一耕助とおなじ

本年度のお気に入り(国内)
御朱印巡り
集めた御朱印です。
(各都道府県参拝した順)
※記事に出来ていない寺社多数です!鋭意執筆中!
※リンクが切れているものは下書き状態です。しばらくしたら公開されます。

【東京】
・靖國神社(その1)
・靖國神社(その2)
・東京大神宮
・浅草寺 御本尊
・浅草寺 浅草名所七福神
・浅草神社
・浅草神社 浅草名所七福神
・今戸神社
・明治神宮(その1)
・明治神宮(その2)
・増上寺
・烏森神社
・神田明神
・乃木神社
・上野東照宮

【神奈川】
・鶴岡八幡宮
・建長寺
・高徳院(鎌倉大仏殿)
・長谷寺

【愛知】
・熱田神宮
・一之御前神社、別宮八剣宮
・真清田神社
・大神神社
・大須観音

【大阪】
・大阪天満宮
・豊國神社
・四天王寺
・住吉大社
・坐摩神社
・法善寺
・難波八阪神社
・道明寺天満宮
・一心寺
・安居神社
・生國魂神社
・生國魂神社 干支(申)
・生國魂神社 干支(酉)
・三光神社
・玉造稲荷神社
・今宮戎神社
・方違神社
・難波神社
・露天神社(お初天神)
・太融寺
・大鳥大社
・石切劔箭神社
・枚岡神社
・慈眼寺
・久安寺

【京都】
・鈴虫寺(その1)
・鈴虫寺(その2)
・松尾大社(その1)
・月読神社
・天龍寺
・御髪神社
・常寂光寺
・二尊院
・野宮神社
・下鴨神社(賀茂御祖神社)
・河合神社(下鴨神社摂社)
・盧山寺
・梨木神社
・白雲神社
・護王神社
・御霊神社
・下御霊神社
・平安神宮
・銀閣寺(慈照寺)
・金閣寺(鹿苑寺)
・龍安寺
・八坂神社
・八坂神社 美御前社
・八坂神社 又旅社
・八坂神社 冠者殿社
・八坂神社 青龍
・八坂神社 祇園御霊会
・伏見稲荷大社 本殿
・伏見稲荷大社 奥社奉拝所
・伏見稲荷大社 御膳谷奉拝所
・三十三間堂
・養源院
・東福寺
・建仁寺
・南禅寺(その1)
・南禅寺(その2)
・永観堂(禅林寺)
・北野天満宮
・北野天満宮 宝刀展限定「鬼切丸」
・大将軍八神社
・法輪寺(達磨寺)
・妙心寺
・妙心寺 退蔵院
・仁和寺
・建勲神社
・晴明神社
・御金神社
・八大神社
・豊国神社
・由岐神社
・鞍馬寺
・貴船神社
・六道珍皇寺
・六道珍皇寺 六道まいり
・六波羅蜜寺 都七福神
・安井金比羅宮
・知恩院 徳川家康公四百回忌
・青蓮院門跡
・青蓮院門跡 近畿三十六不動尊霊場
・粟田神社
・鍛冶神社(粟田神社末社)
・東寺
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)
・大徳寺 本坊
・大徳寺 高桐院
・今宮神社
・妙顯寺
・三千院 御本尊
・三千院 西国薬師四十九霊場第四十五番
・三千院 聖観音
・実光院
・勝林院
・宝泉院
・寂光院
・宝厳院
・大覚寺
・清涼寺
・祇王寺
・化野念仏寺
・落柿舎
・城南宮
・飛行神社
・石清水八幡宮
・岡崎神社
・長岡天満宮
・平野神社
・法金剛院
・高台寺
・清水寺
・宝蔵寺 阿弥陀如来
・宝蔵寺 伊藤若冲
・勝林寺
・平等院 鳳凰堂
・宇治神社
・宇治上神社
・智恩寺
・元伊勢籠神社
・眞名井神社
・梅宮大社

【奈良】
・唐招提寺
・薬師寺 御本尊
・薬師寺 玄奘三蔵
・薬師寺 吉祥天女
・薬師寺 水煙降臨
・東大寺 大仏殿
・東大寺 華厳
・東大寺 二月堂
・春日大社 ノーマル
・春日大社 第六十次式年造替
・興福寺 今興福力
・興福寺 南円堂
・如意輪寺
・吉水神社
・勝手神社
・金峯山寺
・吉野水分神社
・金峯神社
・法隆寺
・法隆寺 西円堂
・中宮寺
・法輪寺
・法起寺
・元興寺
・橿原神宮
・橘寺
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社

【和歌山】
・総本山金剛峯寺
・高野山 金堂・根本大塔
・高野山 奥之院
・高野山 女人堂
・熊野那智大社
・青岸渡寺
・飛瀧神社
・伊太祁曽神社
・國懸神宮
・紀三井寺

【滋賀】
・比叡山延暦寺 文殊楼
・比叡山延暦寺 根本中堂
・比叡山延暦寺 大講堂
・比叡山延暦寺 阿弥陀堂
・比叡山延暦寺 法華総持院東塔
・比叡山延暦寺 釈迦堂
・比叡山延暦寺 横川中堂
・比叡山延暦寺 四季講堂(元三大師堂)
・三尾神社
・三井寺 金堂
・三井寺 黄不動明王
・近江神宮

【兵庫】
・生田神社
・廣田神社
・西宮神社
・湊川神社
・走水神社
・千姫天満宮
・男山八幡宮
・水尾神社
・兵庫縣姫路護國神社
・播磨国総社 射楯兵主神社
・甲子園素盞嗚神社
・北野天満神社

【岡山】
・吉備津神社
・吉備津彦神社

【鳥取】
・白兎神社
・宇倍神社
・聖神社
・鳥取東照宮(樗谿神社)

【広島】
・吉備津神社
・素盞嗚神社
・草戸稲荷神社
・明王院
・出雲大社 福山分社
・沼名前神社(鞆祇園宮)
・福禅寺(対潮楼)

【徳島】
・大麻比古神社

【福岡】
・太宰府天満宮
・筥崎宮(筥崎八幡宮)
・住吉神社

【沖縄】
・波上宮

■朱印帳■
・京都五社めぐり
・高野山 開創1200年記念霊木朱印帳
・平安神宮 御朱印帳
・全国一の宮御朱印帳
・住吉大社 御朱印帳
・建仁寺 御朱印帳
・今戸神社 御朱印帳
・大将軍八神社 御朱印帳
・晴明神社 御朱印帳
・東寺 御朱印帳
・明治神宮 御朱印帳
・大阪市交通局 オオサカご利益めぐり御朱印帳
・北野天満宮「宝刀展」記念朱印帳
・熊野那智大社 御朱印帳

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ハーイ!ハーイ! ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!