読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

白井智之「少女を殺す100の方法」 

少女を殺す100の方法少女を殺す100の方法
2018/1/17
白井智之

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★★★★☆



 【内容紹介】

 とある名門女子中学校。ある日、二年A組の担任・ススワタリが血相を変えて校長室に飛び込んできた。鍵のかかった教室で、生徒20人が死体で見つかったのだ。教頭のクサカベは学校に都合よく真相を偽装するため、警察よりも先に犯人を捕らえようと目論む。同級生20人を皆殺しにした犯人は誰なのか?事件は思いもよらない方向へ転がっていく。(少女教室)学園、ホラー、メタミス、エログロ、SF。少女20人の死をテーマに紡がれる、5つの本格ミステリ。




 作者の初となる短編集です。全5話収録で、各話で20人ずつ14歳の少女が殺されていき、全て読み終わるときには計100人の少女が命を落とします。総タイトルは『少女を殺す100の方法』で、物語を超えて同名の登場人物が登場するなど、各話が小さい点で共鳴しあいますが、いわゆる「連鎖式」と呼ばれるような強いつながりはありません。
 『おやすみ人面瘡』や『東京結合人間』などで構築した独特の世界観は本書も健在で、我々の住む世界とは少し違ったアンモラルな世界が舞台です。
 その中で、いちばん「まとも」な世界で殺人が行われるのが冒頭の「少女教室」でしょうか。凄惨な殺人現場の裏に隠れる大きな犯行計画や、終盤で物語がひっくり返る点など、絵的なキャッチー性ばかりでなく、ミステリとしてプロットが魅力的な一編でした。
 導入話として「少女教室」は最適で、以降はなんの説明もなく少女がミキサーでジュースにされたり、なんの説明もなく怪獣が街を襲っていたり、なんの説明もなく「猿」(←意味深)の肉を喰わされたり、なんの説明もなく少女が空から降ってきたりと、みたこともない空間で殺人事件が起こり、そのなかで論理的謎解きが展開されます。それらの特殊な世界観については最後まで説明されないままで終わることが多いのが特徴です。登場人物たちはそういう世界の中であたりまえに暮らしているからで、わざわざ謎解きをする必要が無いためです。このような特殊設定がミステリを面白くしているのも事実で、われわれに未知のミステリ体験をさせてくれます。
 「「少女」殺人事件」などは、ある意味アンモラルな世界とマッチしていて、なぜか怪獣が街を襲っている中、古典的な「読者への挑戦」付きの犯人当てが描かれます。理不尽な世界をまず創造したうえで、謎解きにおけるフェアプレイとアンフェアを自然に逆転させてみせた良作です。とにもかくにもまずルール(世界)があるのだ、嫌でもそれに従うしか無いのだ、という有無を言わさぬ世界構築が、ミステリそのもののあり方を変えさせており、やり方としては非常に斬新に思いました。
 「少女ビデオ 公開版」や「少女が町に降ってくる」なんかは、特殊設定がサプライズに結びついているうえに、ラストシーンは余韻を残し、物語としても広がりのある魅力的な作品です。

 作者の持ち味が発揮された本格ミステリ短編集です。まだ20代というのも驚愕です。
 まったく真逆のピュアな純愛ミステリなんかも読んでみたいな、とも思ったりします。
 今後も活躍の楽しみな作者です。


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[ 2018/01/27 20:24 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

かんばまゆこ「名探偵コナン 犯人の犯沢さん 1」  

名探偵コナン 犯人の犯沢さん 1名探偵コナン 犯人の犯沢さん 1
2017/12/18
かんば まゆこ

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 あの”犯人”が主役のクリミナル・ギャグ!

 犯罪都市、米花町―――世界トップレベルの事件数が
 発生するこの町に降り立った、漆黒の人影…
 標的に近づくべく上京してきたようだが、全てが謎に
 包まれている。その人物の名は…犯人の犯沢さん(仮名)!




 『金田一少年の事件簿外伝』とおなじく、『名探偵コナン』が犯人側の視点で描かれた作品です。出版されたタイミングは『金田一少年外伝』より後ですが、連載開始のタイミングはどちらが先なのでしょう。結果として似たようなスピンオフ作品が「金田一少年」の後追いとなっているのは、かつての正典発売当時を思い出させます。
 ただし、犯人視点のスピンオフとは言っても『金田一少年の事件簿外伝』とは少し毛色が違っていて、本作の場合は、正典のトリックや推理にツッコミを入れるような事はしていません。江戸川コナンがいるせいで(?)犯罪だらけの米花町の住宅事情、防犯事情、市民の暮らしぶりなどの特殊性については、犯人(犯沢)の目を通して描かれていて、その点については原作ファンの心をくすぐることでしょう。このように、殺人願望を抱く黒タイツの犯人が、米花町にやってきて殺人のチャンスを伺う、というシミュレーション的な趣が強く、独立した作品としての評価は、『金田一少年の事件簿外伝』よりこちらのほうが上です。そのため正典のネタバレの心配はありません。
 黒子の犯人(犯沢)がウロウロ街を歩き回っているのがまず面白いし、時には残忍な殺人衝動を見せる犯沢が、仕事しなきゃ!と社会貢献に燃える姿もギャップがあって面白いです。
 フィギュアでもこの黒子の犯人がリリースされていると聞くし、意外と愛されキャラなのかもしれません。そういった独特の“愛され要素”をきちんとコミックでも表現しているのが良いです。個人的には悪くない作品だと思います。




figma 名探偵コナン 真・犯人 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュアfigma 名探偵コナン 真・犯人 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
2017/6/21
フリーイング

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[ 2018/01/09 18:37 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

望月拓海「毎年、記憶を失う彼女の救いかた」 

毎年、記憶を失う彼女の救いかた毎年、記憶を失う彼女の救いかた
2017/12/21
望月 拓海

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 私は1年しか生きられない。毎年、私の記憶は両親の事故死直後に戻ってしまう。空白の3年を抱えた私の前に現れた見知らぬ小説家は、ある賭けを持ちかける。「1ヵ月デートして、僕の正体がわかったら君の勝ち。わからなかったら僕の勝ち」。事故以来、他人に心を閉ざしていたけれど、デートを重ねるうち彼の優しさに惹かれていき―。この恋の秘密に、あなたは必ず涙する。




 最新の第54回メフィスト賞受賞作です。帯に「すべての伏線が愛――。」とミステリファンの期待を少しだけ煽るような書き方がされていますが、恋愛小説と割り切ったほうが良いでしょう。ラストにおいて『イニシエーション・ラブ』のようなことは起こりません。
 とはいえ、後半にある事実が明らかになる点は意外性をはらんでおり、それを男女の関係を一歩進めるクライマックスへとつなげて来るのは恋愛小説として感動的です。
 小説家としては新人かもしれませんが、作者が脚本家のためか、文章が映像として浮かびやすいのは大きな武器だと思います。
 人間誰しも恋人との思い出は忘れたくないものです。そのなかで記憶喪失の悲劇の大きさは身近に感じやすいし、いかにそれにあらがうか、という点でも感情移入しやすいです。後半に至るまで女性側に感情移入していた読み手の心は、いつしか男性側へとその想いを移すことでしょう。この自身の認識の甘さに懺悔したい気持ちでいっぱいの読者に対して突きつけられるのが、後半の“「君」へのメッセージ”です。ジャブで揺さぶられた直後にストレートを打ち込まれれば感動するしかありません。この“「君」へのメッセージ”が、まるで読者に語りかけているかのように錯覚させる点も小説として巧妙です。
 TVかなんかで、影響力のあるタレントが本書を褒めれば、ベストセラーに化ける可能性もあると思います。映像化しても流行りそうです。ただ、メフィスト賞らしい「尖った」何かを本書に期待するのは控えたほうがよろしいかと思います。
[ 2017/12/27 02:17 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

小酒井不木「疑問の黒枠」 

疑問の黒枠疑問の黒枠
2017/9/6
小酒井 不木

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★★★★☆



 【内容紹介】

 差出人不明の謎の新聞死亡広告を利用して、自らの模擬生前葬と還暦祝いを企図した商事会社社長・村井喜七郎は本当に死んでしまう。他殺か?さらに死体は紛失し…法医学者・小窪介三は自らの“犯罪方程式”を元に犯人に迫る。息づまるプロットの展開に目を瞠る不木唯一の長篇推理小説、戦後初の文庫化!




 江戸川乱歩らとともに戦前の探偵小説文壇を支えたひとり、小酒井不木の傑作長編です。文庫形態で出るのは初めてのようで、お手軽に読めるのが良いです。復刊ブームが嬉しい一方、単価の高い本が多いのは少し悩ましい問題で、そんな中で河出文庫の「KAWADEノスタルジック 探偵・怪奇・幻想 シリーズ」は良企画だと思います。

 新聞の片隅に、自分の死亡広告が出たらどんなにびっくりするだろう、という読者の想像を掻き立てるような発端が印象的で、一瞬にして読者を物語の世界へと引きずり込みます。登場キャラもなかなか個性的で、その死亡広告に「乗る」かたちで模擬葬式を行って死んだふりをしてみよう、というのだからもう物語の先が気になって仕方がないではありませんか。
 このような魅力的な発端と、読者を翻弄して翻弄して迷宮へと誘い、終着点を想像する余地を与えないジェットコースター的な探偵小説です。これ絶対に見切り発車して、書きながらあれこれ考えて、奇跡的に最後上手くまとまったパターンだろ!と勘ぐってしまうほどあっちへこっちへ物語は彷徨い、読者の想像を超えていくかたちで展開していきます。
 小酒井不木自身がお医者さんで、頭の良い方なので「犯罪方程式」などそれっぽい考察・医学知識は出てきますが、薀蓄は単なる装飾に終わっていません。そういった法医学者による探偵法の描写は、作者の探偵小説に対する考えに繋がっていて興味深く読めます。エピローグで語られる「法医学者による鑑定」の絶対性への疑問は、医者である小酒井不木らしいやり方で「名探偵の推理の絶対性」に疑問を投げかけたもので、それが上手く作品へ落とし込まれているのが本作の大きな特徴と言えます。
 またこのような法医学者による科学的捜査に対する考察は、比較的冷静な探偵活動の象徴としても捉えることが出来ます。エロ・グロ・ナンセンスを見せる探偵小説ではなく、本格に寄せているのが好感触です。死体を盗み出したある人物の犯行動機を「狂気」として片付けているのが少し気にはなりましたが、短編「恋愛曲線」ほどねっちりと狂気は描かれておらず、即興的な印象があり、そう言った点でも「理性」や「論理」へ作品を踏みとどませている感じがします。
 登場人物全員の立ち位置があやふやになる中盤――誰が犯人で、誰が最終的に探偵役になるのかを曖昧にしてしまう展開はフーダニットを主体とした探偵小説としては見事としか言えません。何重にも重ねられた犯行計画も練られていて、特にある人物とある人物の結婚を確定させるために死者の〇〇を利用する、そのために関係者に仕掛けられるミスリードには驚きました。
 終盤に、お前兄貴だったのかよ!お前妹だったのかよ!おまえら〇〇チルドレンだったのかよ!と意外な人間関係が一気に明らかになる点は、少し性急な感じもするのはするのですが、本作ノンストップ度の大きさを前にしては、このくらいでも良いのかもしれません。読者を翻弄する物語に、素直に身を任せるのが吉です。

[ 2017/12/10 01:40 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

立命館大学の古野まほろ先生の講演会に行きました。 

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 こんにちは!
 管理人のウイスキーぼんぼんです。

 12月2日に立命館大学で行われた、古野まほろ先生の講演会に行ってきました。
 関西ミステリ連合の冬の総会の企画らしいのですが、一般人の参加もOKのようでした。


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 立命館大学の衣笠キャンパスというところで行われました。金閣寺や龍安寺の近くです。
 立命館を訪れるのは初めてなのですが、キャンパス内は翌日に行われる大学祭の準備で大学生らが忙しく動き回っています。わたしのような30過ぎのおっさんがウロウロしてもおかしくない程度に、一般の方も多くいました。
 講演会の開場が13時、開演が14時で、わたしは13時過ぎという微妙な時間に訪れたので、学生生協で学食を食べることができなかったのが少し残念でした。そのまま会場入りします。





まほろ




 内容についてあまり詳しく書くと問題がありそうなので、詳しくは書かないことにします。思ったことを少しだけ。

 リアル古野まほろ先生にはこの度初めてお会いしました。デビューしてしばらくは覆面作家だったはずなのですが、今はそんなことも無いようで、普通に顔出しで壇上に姿を現します。
 東京大学法学部卒、リヨン第三大学法学部修士課程修了、警察庁Ⅰ種警察官として交番、警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務の後、警察大学校主任教授にて退官……という華々しい経歴を持つ推理作家で、一体どんな人物なんだろうと興味半分で見に行ったのですが、実際に話を聞いていると、これらの経歴にも納得できてしまいます。
 というのも、ハキハキ喋って会場の空気をいっぺんに掌握するようなパワフルな一面を見せる一方で、学生たちからの質問を即座に吟味してダメ出ししたり回答したりと、頭の回転の速い方だな、という印象も受けました。会場にはわたしのような一部おじさんもいましたが、基本的にはまだ社会に出ていない学生たちばかりです。司会の学生の子に対して「そういうときは、そのまま終わるんじゃなくて、最後に質問が無いか聞くんですよ」とか、後半のサイン会のときには「お客さんは10人ずつではなく5人ずつ呼んで下さい。長時間立って待たせるのは申し訳ない」であるとか、学生らを指導する一面も見られたのが印象的です。明らかに上に立つ人間の立ち振舞いです。

 質疑応答形式で、わたしもいくつか質問を考えていたのですが、「御自身の作品のなかで一番思い入れ、好きな作品はなんですか?」というお約束の質問は早々に学生の方から出てしまいました。まほろ先生曰く、最新作が常に自作のベストである、というのがその回答でした。師事する有栖川有栖先生に倣っているとか。
 とあともういっこ「毎年そろそろ書店に並ぶ年末のランキング本はチェックしていますか?」などという質問を考えていたのですが、講演会中でのまほろ先生の話のなかでだいたい答えは出てしまったので敢えてはしませんでした。他人の評価に関心は無いそうで、御自身の書きたいものを書く、というのが基本的なスタンスのようです。そもそも小説好きの人間は少なく、そのなかでも「殺人パズル」を描く本格ミステリのファンはもっと少ない。読みやすいとか、シリーズ途中から読んでも大丈夫、であるなどという最近の風潮はくそくらえ、自分の書きたいものを書く、とのことです。その中で『禁じられたジュリエット』はある人物に向けたラブレターであることを話されます。

 基本的にまほろ先生への質問はミステリー研究会の会員の方が積極的にされていたようで、質問が途絶えることが無かったのですが、全体的に質問のレベルが高くてのけぞります。天帝シリーズの旧約と新約のキャラクターの性格を比較をした質問であるとか、旧約と新約ではどちらが好きだ、であるとか、なんだか両方読んでいて当然だろ、という雰囲気が漂っていたので、ひっそりと「聴き専」に徹することにしました。わたくし新約は全く読んでいなし、セーラー服シリーズも全く読んでいなかったりで、デビュー作『天帝のはしたなき果実』は発売日に購入してチェックしているとはいえ、まほろ作品を「追っかけている」とは到底言えないライト層なのです。
 わたしが考えていた3つめの質問「ネットで“まほろん”という愛称で呼ばれていることに対して、御自身はどう思われていますか?」といったしょうもない質問ができる雰囲気ではなかったので、遠慮しときました(^o^)

 近日講談社ノベルスからリリースされる天帝シリーズ最新作の『天帝のみはるかす桜火』は、古野まほろデビュー10周年にあわせて執筆した作品で、天帝シリーズの他の作品より薄いのだとか。少し話は変わりますが、島田荘司先生の『屋上の道化たち』も当時映画に合わせて急かされて執筆されたらしく、結局この度の文庫化で大幅に手が加えられみたいですし、『天帝のみはるかす桜火』も新約で大幅に姿を変えそうです。とはいえ、いままで東大卒、フランス内務省から免状ウンタラカンタラを授与、元警察官僚、といった経歴の羅列でしか古野まほろを見れなかったのですが、今回の講演会及びサイン会で、古野まほろ先生の人の良さがなんとなく伝わってきたので、またまほろ作品を追いかけていこうかな、と考え直す切っ掛けにはなりました。『天帝のみぎわなる鳳翔』以降ノンシリーズばかりつまみ食いしていたのですが、今回の『天帝のみはるかす桜火』は読んでみようと思います。もちろんセーラー服シリーズも。
 古野まほろ先生貴重なお話をありがとうございました。
 そして立命館大学ミステリー研究会のみなさまもお疲れ様でした。


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 ちなみに絶賛絶版中の相克シリーズは文庫なりなんなりで再出版されるそうです。まほろ先生自身が断言されていました。しかしいつになるのかは不明とのことです。


 【関連リンク】
 トップページ - 立命館大学 推理小説研究会@ 衣笠 - アットウィキ
 https://www9.atwiki.jp/madofuki





天帝のみはるかす桜火天帝のみはるかす桜火
2017/12/7
古野 まほろ

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[ 2017/12/02 23:11 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ゴディバ×オリエント急行殺人事件コラボチョコレートをいただきました。 

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「オリエント急行殺人事件」記念アソートメント(6粒入) 2,700円



 世界一有名な女流ミステリー作家、アガサ・クリスティによる世界一有名なミステリー『オリエント急行殺人事件』の映画がついに今月12月8日に公開です!
 それを記念して、チョコレートメーカーのGODIVA(ゴディバ)がコラボ商品をリリースしたようです。


https://www.godiva.co.jp/MOTOE/
GODIVA | ゴディバが映画「オリエント急行殺人事件」とコラボレーション
https://www.godiva.co.jp/MOTOE/




 なんでもゴディバは本場ベルギーのチョコレートメーカーらしく、名探偵エルキュール・ポアロの母国という共通点があるようで、今回のコラボもそのあたりに関係しているのかもしれません。


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箱の側面にはオリエント急行が



 『オリエント急行殺人事件』とのコラボアソートには6粒入りと16粒入りがあり、ひとまず今回は6粒入りを購入してみました。
 やはり高級チョコレートメーカーらしくお値段もそこそこして、6粒入りで2,700円、16粒入りのほうは6,156円でした。


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 名探偵エルキュール・ポアロを象徴する、ぴんとはね上がった大きな口髭が可愛らしいです。
 がしかし、灰色の脳細胞の方は再現されていないようでした。
 この「髭」のチョコレートが今回のコラボ限定の記念粒となるようです。
 16粒入りのほうは、すべてがこの「髭」のチョコで埋まっているため、お得感を求めるのならば16粒の方を買ったほうが良いかもしれません。


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限定粒「マスタッシュ レ」



 ひと粒ひと粒が手が込んでいて、3粒とも舌触りの違うチョコレートが内包されいました。
 一番食べやすいのが茶色地の「マスタッシュ レ」というポアロチョコで、アーモンドプラリネがミルクチョコレートでコーティングされていました。
 逆に尖った味わいがあったのが「マスタッシュ ノア」という黒地のポアロチョコで、こちらは中身がラズベリー風味のガナッシュです。かなり酸味が強く、表面のビターチョコでうまい具合に全体のバランスを取っている感じです。


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限定粒「マスタッシュ ブラン」



 コラボ企画がいつまでやっているのかよくわかりませんが、かなり美味しいチョコレートなので、ふだんゴディバでチョコなんか買わないわたしのような層でも、『オリエント急行』に釣られて買うのもありだと思います。
 いつかオリエント急行に乗ってみたいな~、と思いながらゴディバのチョコを食べるのでした。




オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
限定カバー
2011/4/5
アガサ クリスティー

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[ 2017/12/01 23:15 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

岡田秀文「帝都大捜査網」 

帝都大捜査網帝都大捜査網
2017/7/28
岡田 秀文

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★★★★☆



 【内容紹介】

 死体が発見されるたびに、なぜか刺し傷の数はひとつずつ減ってゆく。殺された男たちのあいだに交友関係などは一切見つからず、共通しているのは全員が多額の借金を背負っていたことのみ。警視庁特別捜査隊は奇妙な連続刺殺事件の謎を追い、帝都全体に捜査の網を広げてゆくが――。捜査隊隊長が目の当たりにした、事件の異様な構図とは? 『黒龍荘の惨劇』が話題を呼んだ時代推理の雄が満を持して放つ、全体像を最後まで掴ませない油断厳禁の長編推理!




 手にとってジャケットやタイトルから感じた印象は、作者新境地の刑事小説かな、と思ったのですが、ところがそうではありませんでした。
 本書の魅力を説明するのは、ネタバレ無しではなかなか難しいのですが、某英国女流作家の超有名作であるあの作品とあの作品と、さらには少し強引にあの作品までもをマッシュアップさせてひとつの大きな作品にするという、トリッキーなプロットにあります。それゆえにかなり本格ミステリマニア指数の高い作品と言えます。
 このように、なかなかにトリッキーな作品なので、物語自体がどこへ向かうのか想像できないところもあります。連続殺人事件を追う警察の様子が描かれたかと思えば、場面は一転して命を賭けたじゃんけん大会へと変わったりします。殺人トリックであるとか、精緻な論理的推理であるとかは無いのですが、そのあたりにはむしろ過去に類を見ないプロットで勝負している、という潔さを感じます。
 ストレートに読書をしていくと、フィニッシングストロークの唐突さはあるものの、しかしメタ読みすると「あの部分で何かしてくるだろうな」とは想像できます。それまでに「あの作品」と「あの作品」を無理くりに合体させているのですから、あそこの部分で何もしてこないわけが無いというわけです。アマゾンレビューのように最終ページで「だから何?」となるのではなく、むしろミステリマニア諸氏はホッと安心するのではないでしょうか。

 個人的にはけっこう斬新なネタに感じました。作者にはそういう意図は無いのかもしれませんが――いやいや、作中のある人物自身が、タイトルまでは出さないまでも言及しているところをみると、読者に対して「切り口」はしっかり提供しています。やっぱり狙ってますよね。
 面白かったです。今年出た『白霧学舎 探偵小説倶楽部』よりはこちらの方が好みかな。分かれると思います。
[ 2017/11/27 02:09 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

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好きな推理作家:島田荘司ゴッド
嫁本:アトポス)
好きな歌手:水樹奈々ちゃん
嫁曲:SUPER GENERATION)
誕生日:ヘレン・マクロイとおなじ
体型:金田一耕助とおなじ

本年度のお気に入り(国内)
御朱印巡り
集めた御朱印です。
(各都道府県参拝した順)
※記事に出来ていない寺社多数です!鋭意執筆中!
※リンクが切れているものは下書き状態です。しばらくしたら公開されます。

【東京】
・靖國神社(その1)
・靖國神社(その2)
・東京大神宮
・浅草寺 御本尊
・浅草寺 浅草名所七福神
・浅草神社
・浅草神社 浅草名所七福神
・今戸神社
・明治神宮(その1)
・明治神宮(その2)
・増上寺
・烏森神社
・神田明神
・乃木神社
・上野東照宮
・波除稲荷神社
・富岡八幡宮

【神奈川】
・鶴岡八幡宮
・建長寺
・高徳院(鎌倉大仏殿)
・長谷寺

【愛知】
・熱田神宮
・一之御前神社、別宮八剣宮
・真清田神社
・大神神社
・大須観音

【大阪】
・大阪天満宮
・豊國神社
・四天王寺
・住吉大社
・坐摩神社
・法善寺
・難波八阪神社
・道明寺天満宮
・一心寺
・安居神社
・生國魂神社
・生國魂神社 干支(申)
・生國魂神社 干支(酉)
・生國魂神社 干支(戌)
・三光神社
・玉造稲荷神社
・今宮戎神社
・方違神社
・難波神社
・露天神社(お初天神)
・太融寺
・大鳥大社
・石切劔箭神社
・枚岡神社
・慈眼寺
・久安寺

【京都】
・鈴虫寺(その1)
・鈴虫寺(その2)
・松尾大社(その1)
・月読神社
・天龍寺
・御髪神社
・常寂光寺
・二尊院
・野宮神社
・下鴨神社(賀茂御祖神社)
・河合神社(下鴨神社摂社)
・盧山寺
・梨木神社
・白雲神社
・護王神社
・御霊神社
・下御霊神社
・平安神宮
・銀閣寺(慈照寺)
・金閣寺(鹿苑寺)
・龍安寺
・八坂神社
・八坂神社 美御前社
・八坂神社 又旅社
・八坂神社 冠者殿社
・八坂神社 青龍
・八坂神社 祇園御霊会
・伏見稲荷大社 本殿
・伏見稲荷大社 奥社奉拝所
・伏見稲荷大社 御膳谷奉拝所
・三十三間堂
・養源院
・東福寺
・建仁寺
・南禅寺(その1)
・南禅寺(その2)
・永観堂(禅林寺)
・北野天満宮
・北野天満宮 宝刀展限定「鬼切丸」
・大将軍八神社
・法輪寺(達磨寺)
・妙心寺
・妙心寺 退蔵院
・仁和寺
・建勲神社
・晴明神社
・御金神社
・八大神社
・豊国神社
・由岐神社
・鞍馬寺
・貴船神社
・六道珍皇寺
・六道珍皇寺 六道まいり
・六波羅蜜寺 都七福神
・安井金比羅宮
・知恩院 徳川家康公四百回忌
・青蓮院門跡
・青蓮院門跡 近畿三十六不動尊霊場
・粟田神社
・鍛冶神社(粟田神社末社)
・東寺
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)
・大徳寺 本坊
・大徳寺 高桐院
・今宮神社
・妙顯寺
・三千院 御本尊
・三千院 西国薬師四十九霊場第四十五番
・三千院 聖観音
・実光院
・勝林院
・宝泉院
・寂光院
・宝厳院
・大覚寺
・清涼寺
・祇王寺
・化野念仏寺
・落柿舎
・城南宮
・飛行神社
・石清水八幡宮
・岡崎神社
・長岡天満宮
・平野神社
・法金剛院
・高台寺
・清水寺
・宝蔵寺 阿弥陀如来
・宝蔵寺 伊藤若冲
・勝林寺
・平等院 鳳凰堂
・宇治神社
・宇治上神社
・智恩寺
・元伊勢籠神社
・眞名井神社
・梅宮大社

【奈良】
・唐招提寺
・薬師寺 御本尊
・薬師寺 玄奘三蔵
・薬師寺 吉祥天女
・薬師寺 水煙降臨
・東大寺 大仏殿
・東大寺 華厳
・東大寺 二月堂
・春日大社 ノーマル
・春日大社 第六十次式年造替
・興福寺 今興福力
・興福寺 南円堂
・如意輪寺
・吉水神社
・勝手神社
・金峯山寺
・吉野水分神社
・金峯神社
・法隆寺
・法隆寺 西円堂
・中宮寺
・法輪寺
・法起寺
・元興寺
・橿原神宮
・橘寺
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社

【和歌山】
・総本山金剛峯寺
・高野山 金堂・根本大塔
・高野山 奥之院
・高野山 女人堂
・熊野那智大社
・青岸渡寺
・飛瀧神社
・伊太祁曽神社
・國懸神宮
・紀三井寺

【滋賀】
・比叡山延暦寺 文殊楼
・比叡山延暦寺 根本中堂
・比叡山延暦寺 大講堂
・比叡山延暦寺 阿弥陀堂
・比叡山延暦寺 法華総持院東塔
・比叡山延暦寺 釈迦堂
・比叡山延暦寺 横川中堂
・比叡山延暦寺 四季講堂(元三大師堂)
・三尾神社
・三井寺 金堂
・三井寺 黄不動明王
・近江神宮

【兵庫】
・生田神社
・廣田神社
・西宮神社
・湊川神社
・走水神社
・千姫天満宮
・男山八幡宮
・水尾神社
・兵庫縣姫路護國神社
・播磨国総社 射楯兵主神社
・甲子園素盞嗚神社
・北野天満神社

【岡山】
・吉備津神社
・吉備津彦神社

【鳥取】
・白兎神社
・宇倍神社
・聖神社
・鳥取東照宮(樗谿神社)

【広島】
・吉備津神社
・素盞嗚神社
・草戸稲荷神社
・明王院
・出雲大社 福山分社
・沼名前神社(鞆祇園宮)
・福禅寺(対潮楼)

【徳島】
・大麻比古神社

【福岡】
・太宰府天満宮
・筥崎宮(筥崎八幡宮)
・住吉神社

【沖縄】
・波上宮

■朱印帳■
・京都五社めぐり
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2016年の水樹奈々さん
ハーイ!ハーイ! ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!