読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

映画「法廷遊戯」 

法廷遊戯法廷遊戯
1時間37分
2023
永瀬廉 (出演), 杉咲花 (出演)

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 本格法廷ミステリー小説「法廷遊戯」がついに映画化!法律家を目指す学生たちの模擬裁判<無辜(むこ)ゲーム>から起こった悲劇。「弁護士」「被告人」「死者」となった3人の秘密。残酷で甘美であまりにも衝撃的な真実を、あなたは受け止められるか!?





 昨年末あたりに劇場公開された映画で、円盤化は6月くらいのようですが、動画配信サイトでは今月に配信が開始されたので観てみました。ひょっとしたらAmazonプライムビデオ独占かも知れません。
 原作は言うまでも無いかも知れませんが、メフィスト賞受賞作の同名小説で、メフィスト賞の割にはめちゃくちゃ優等生タイプの作品でびっくりした覚えがあります。
 ロースクールを舞台に、「無辜ゲーム」を介して登場人物の過去をあぶり出す展開は、大枠では原作通りではあるものの、個人的に原作で刺さったフレーズがあっさりと流されてしまっており、ああこんなもんか、とちょっとガックリ来ました。
 とはいえ、割と大作感の強かった原作を90分程度でゴリ押しでまとめてみせた編集力は凄まじく、エンタメとして気楽に楽しむ分にはこのくらいのほうが良いのかな、と考えを改めました。原作では、裁判に至るまでの仕込みが入念で、仕込みが終わったあとにようやく開廷する裁判に「時は満ちた」感が強かったように記憶しているのですが、そんなのも映画では感じられませんでしたね。
 原作を読んだ時に感心したのが、感情論とは対極の位置にあると思われていた法律論が、結果的に関係者の感情をむき出しにさせる展開にあったのですが、そのあたりは実写化されたためか若干白々しく感じてしまったのが残念です。映画『市子』でも感じたのですが、杉咲花の演技にはわざとらしさが目について好きになれません。

 ミステリ映画として楽しむ分には全然問題ない作品ですが、原作を読んだ時の心に突き刺さるような感動は有りませんでした。『法廷遊戯(簡易版)』としては有りなんじゃないかと思います。
 特にこの『法廷遊戯』は、法律論によって感情論では実現できない程、人間の感情に揺さぶりをかける趣旨の作品のため、実写映画化のハードルは極めて高いと考えます。杉咲花、北村匠海といった名だたる実力派俳優を起用しながらも、クリアできた感じはしないし、そもそも90分という尺では、原作と比肩するほどのクオリティを実現するには無理があったのではないかと思います。……そもそも、そんな気はなかったのかも知れませんが。


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[ 2024/04/15 23:45 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

下村敦史「そして誰かがいなくなる」 

そして誰かがいなくなる (単行本)そして誰かがいなくなる (単行本)
2024/2/21
下村 敦史 (著)

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。招かれたのは作家と編集者、文芸評論家と……。最初は和やかな雰囲気だったが、次第に雲行きが怪しくなっていく。奇想天外、どんでん返しの魔術師による衝撃のミステリー!




 江戸川乱歩賞作家による「館もの」ですが、舞台となる「館」は、なんと作者・下村敦史氏のご自宅!じぶんちをミステリの舞台にした遊び心あふれる一作。誤解を恐れずに言えば、近年では稀に見る「バカミス」の傑作と言えると思います。
 作中の風景としてご自宅が登場するわけではなく、最初から最後までご自宅の中が舞台になっており、そのなかで殺人事件が発生します。住宅街ではなく、山の中の一軒家という雰囲気は纏っているものの、冒頭では「館」の建築にあたって、作者と建築士のリアルな打ち合わせが描かれており、「地階」の判定基準や、排煙上の有効開口面積の話など、きちんと建築基準法を遵守して「館」を建てる様子が描かれている(しかもミステリの伏線になってる!)のが面白いです。斜めった屋敷などは登場しません!
 作中、本来であれば館の見取り図や館内の様子など、イラストが挿入されるであろうところに、実際の写真が挿入されており、たぶんこれは作者自身が「じぶんち」を撮影して載っけているのだと思います。

 読む前は「単なる自宅自慢かよ!」とひねくれた考えで読み始めたのですが、実際に読んでみると、このような建築基準法を遵守したリアルな「住宅」でありながらも、きちんと「館もの」として成立しており、しかも「クローズドサークル」として成立しているのが驚くべきことです。「館」に招待された登場人物は、きちんと正しく館に閉じ込められます。
 さらに「館もの」ではある意味お約束の隠し部屋や仕掛け扉、秘密の通路なども描かれており、フィクションの世界に登場する「館」と見紛うばかりのギミックで読者を楽しませてくれるのが良いですね。本当にこんな仕掛けがあるのでしょうか?興味が湧きます。

 舞台の「館」にばかり目が行きがちですが、この「館」=「作者の自宅」というの趣向を抜きにしても、本格ミステリとしてはクオリティが高く、ミスリードで読者の目を欺きながらも、多段構えのフーダニットで楽しませてくれるのが良いですね。不可能趣味の強いアリバイトリックも、リアルな舞台とは不釣り合いなくらい、謎による読者への興味喚起は大きく読ませます。
 ミステリ作家らしい遊び心が作品に活かされた良作です。おすすめ。
[ 2024/04/11 23:27 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』 

TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』
1時間21分
2024

原作:青山剛昌
出演:高山みなみ, 山口勝平
提供:読売テレビ

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 怪盗1412号…怪盗キッド コナン最大のライバル 探偵vs.怪盗 はじまりの物語―――「コナンvs.怪盗キッド」「集められた名探偵!工藤新一vs.怪盗キッド」など、月下の奇術師・怪盗キッド誕生と、最大にして永遠のライバル・コナン/新一との初対決を新規映像とともに贈るTVシリーズ特別編集版!!





 今年の1月に劇場公開された映画ですが、『名探偵コナン』の完全新作映画ではなく、TVアニメの特別編集版です。
 怪盗キッドの物語として編集されており、怪盗キッド視点で描かれているのがポイントで、劇場版恒例の最初の自己紹介を、コナン君(工藤新一)ではなく怪盗キッド(黒羽快斗)が行う点がこれまでにない趣向で洒落ています。

 本年2024年のゴールデンウイークに公開される劇場版名探偵コナン『100万ドルの五稜星』は怪盗キッドをメインに描いた作品らしく、公開に先立ってその怪盗キッドの足跡を今一度振り返ろう、というのがたぶんこの特別編集版の目的です。
 とはいえ、これまでの怪盗キッドの仕事(エピソード)を総括的に振り返るわけではなく、本作では主に「怪盗キッドの脅威空中歩行」と「集められた名探偵!工藤新一vs.怪盗キッド」の2つのエピソードのみにスポットを当てた内容になっています。

 本作の前半を占めるのは2001年1月8日に放送された「集められた名探偵!工藤新一vs.怪盗キッド」です。
 このエピソードは怪盗キッドと工藤新一(まだ小さくなってない頃)の直接対決を描く「時計台編」と、日本全国の名探偵が集結し殺人事件に挑む館もの「黄昏の館編」の2部構成の物語ですが、「時計台編」のみが描かれます。
 『まじっく快斗』サイドのメインキャラクターである中森青子・小泉紅子・桃井恵子らが、『名探偵コナン』の世界に引っ越してきた感の強い作品で、『快斗』と『コナン』の2つの世界がまだまだ「自我を保っている」のが面白いです。今見ると『ドラゴンボール』の世界で「ペンギン村」が描かれたような、どことなく奇妙な味わいがあります。
 怪盗キッドの予告に対して警察が迎え撃つ構図になってはいるものの、後半では工藤新一VS怪盗キッド――「名探偵」VS「怪盗」の一対一の直接対決の構図が際立ってくるのが盛り上がります。劇場版だと、怪盗キッドって割と多人数を相手に煙に巻く展開が多いように思うのですが、この頃はまだ怪盗キッドは「犯人」色や「悪人」色が強いためか、「名探偵」VS「犯人」の構図が強調されるようなエピソードづくりが行われているように思います。

 後半部分は2008年12月22日放送の「怪盗キッドの脅威空中歩行」です。
 鈴木財閥の相談役である鈴木次郎吉が初登場したエピソードとしても有名で、彼が怪盗キッドにこだわる動機も面白いものになっています。
 衆人環視の中で、怪盗キッドがリアルタイムで不可能現象を演出してみせる展開は、鈴木園子ばかりでなく視聴者までもが怪盗キッドに心を鷲掴みにされることでしょう。一応コナンくんによって理詰めの解決が見られる点も高ポイントでしょうか。
 本エピソードで、怪盗キッドが「ビッグジュエル」を狙っている(執着している)ことが分かります。

 これら2つのエピソードが終わったあとに、間もなく劇場公開予定の『100万ドルの五稜星』へと繋がる映像が流れます。
 なにやら亡き父親の背中を追うように(?)函館へ向かうキッドの姿が描かれますが、もともと別の漫画の主役を張っていただけあって、ビッグジュエルにこだわる彼の物語もしっかりと『名探偵コナン』で見てみたいものですね。『100万ドルの五稜星』でどこまで描かれるのか――少なくとも父親である黒羽盗一との過去はしっかりと描かれそうなので期待したいところです。

 正直もっとたくさんのエピソードの編集版を見たかったのですが、時間の関係上さすがに難しかったようです。
 とはいえ、20年近く前のエピソードのため、初めて見る視聴者も多そうです。そういう意味では観る価値は大きそうだし、わたし自身もこの2つのエピソードはリアルタイムでテレビで視聴した覚えがあるのですが、良い復習になりました。




劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』公開直前PV【4月12日(金)公開】


真門浩平「ぼくらは回収しない」 

ぼくらは回収しないぼくらは回収しない
2024/3/29
真門 浩平 (著)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 大学の寮で、高校の部室で、
 亡き祖父の書斎で――
 ぼくらが遭遇した五つの謎。
 第19回ミステリーズ!新人賞受賞作を収録した鮮烈な作品集!

 数十年に一度の日食が起きた日、名門大学の学生寮で女子学生が亡くなった。密室状態の現場から自殺と考えられたが、小説家としても活躍し、才気溢れた彼女が死を選ぶだろうか?
 三年間をともに過ごしながら、孤高の存在だった彼女と理解し合えないまま二度と会えなくなったことに思い至った寮生たちは、独自に事件を調べ始める――。第十九回ミステリーズ!新人賞受賞作「ルナティック・レトリーバー」を含む五編を収録。大胆なトリックと繊細な心理描写で注目を集め、新人賞二冠を達成した新鋭による、鮮烈な独立作品集。




 大型新人・真門浩平氏の新人賞受賞作です。
 厳密に言えば第19回ミステリーズ!新人賞受賞作の「ルナティック・レトリーバー」を含む短編集で、これ以外の収録作品4編は全て書き下ろし。「ルナティック・レトリーバー」を巻末に配置し、その最終話に向けて描き下ろしの4編が収束していきます。
 とは言っても光文社から先に出版された『バイバイ、サンタクロース』のような連作短編集の形式は採っておらず、5編すべてが独立した本格ミステリ短編となっているのが特徴です。しかし、まったく無関係とも言えず、短編集の総タイトルを『ぼくらは回収しない』とした真意は、巻末の「ルナティック・レトリーバー」を読めば、自ずと読者は察することになるでしょう。最後に待ち受ける「ルナティック・レトリーバー」が収録作全体のひとつの「アンサー」になっており、「ルナティック・レトリーバー」を読み終わった時点で、本短編集のタイトルの意味、そしてそれまでの4話の結末を再度、読者は振り返ることになるでしょう。深く長く尾を引く余韻に読者は浸ることになるはずです。

 「新人賞二冠」という触れ込みが少しわかりにくいですが、前述のように東京創元社からは「ルナティック・レトリーバー」で第19回ミステリーズ!新人賞を受賞し、さらに光文社からは『バイバイ、サンタクロース 麻坂家の双子探偵』でカッパ・ツー三期生として、それぞれ別個の作品で同時に受賞を果たしたからです。
 光文社の『バイバイ、サンタクロース 麻坂家の双子探偵』の方は既に出版済みで、先日読ませていただきましたが、新人にしては思った以上に尖っていて、物語としても本格ミステリとしても容赦のない展開が印象的でしたが、東京創元社のこちらの『ぼくらは回収しない』は『サンタクロース』に比べて優等生的に綺麗にまとめている印象です。ただ、繊細な筆致で物語を紡ぎながらも、人間心理の深く暗い部分をむき出しにさせてくる点については、やはりこちらも容赦が無いのですが、『サンタクロース』以上に読者は考えさせられることになります。

 学生の登場するエピソードが多いですが、結構社会人読者に刺さる短編集なのではないかと思います。
 張り巡らされた伏線が回収されることに美しさを見出し、キャリアを活かした人生設計を美徳とする――このような「当たり前」と思っていた考え方に対して、手痛い反論を食らわせてくるラストは印象的で、この「当たり前」を疑うようなことは、これまであまり考えてきたことがありませんでした。
 読者を含む登場人物の誰もが、我が身に覚えがあることを露呈させられ、犯人の動機に対して反論を許さない結末は考えさせられました。
 本格ミステリという形式で、推理と探偵による救済と同時に、人の心の恐ろしさと残酷さを同時に描いた傑作です。

 読む前は『バイバイ、サンタクロース』とどちらが上か、なんて期待しながら手に取ったのですが、実際にはそれぞれが別の色を持った作品集で、どちらが上とかは比較できませんね。好みの問題だと思います。これは『本格ミステリ・ベスト10』でも票が割れるのではないでしょうか。
 細かいことにまで気がつく探偵の属性を、安易に「天才型探偵」とはせずに、HSP――いわゆる「繊細さん」を題材にした点で、現代ミステリとしてはこちらの『ぼくらは回収しない』の方に軍配が上がりそうですが、どんでん返しやサプライズという点では『バイバイ、サンタクロース』の方でしょうか?ダークな趣向は味付けの仕方がそれぞれ異なっているので、これは好みによると思います。

[ 2024/04/09 19:14 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

知念実希人「絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ」 

絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ
2024/4/5
知念 実希人 (著)

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に搬送されてきた身元不明の男性。その死因は「凍死」だった。摩訶不思議な状況を前に司法解剖の必要性を説く医師達だったが、刑事の反応は芳しくなく……。捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫るが、それは日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。シリーズ最大規模の凶悪犯罪の真相は!




 今や大人気ミステリ作家の知念実希人先生ですが、著者の抱えるシリーズの中でも特に人気そうな「天久鷹央の事件カルテ」の最新作です。
 先ごろアニメ化決定のニュースも報じられ、ますます勢いの増す本シリーズですが、最新作の本作もその勢いは衰えていません。
 ミステリファンとしては「熱帯夜の中で凍死した被害者」という魅力的な謎だけで飯3杯はいけます。その「凍死」事件は連続殺人に発展するのですが、その真相が凝っていて、推理によって一度は解決をみた事件が新たな謎を吐き出す、という展開が繰り返されるのが熱いです(……熱帯夜なだけに)。作者の文章自体も読みやすくて、それが若い読者に受けている要因の一つであるのは間違いないと思うのですが、こういった、

 魅力的な謎の発生→天才型探偵による推理→謎の解決→新たな謎の発生→推理→解決→謎の発生→推理→解決……

 といったような、終わり無きミステリのループ構造とも言うべき「展開の妙」がリーダビリティに拍車をかけています。しかも、物語が後半に向かうにつれて「事件」がスケールアップしていくのも良いですね。その肥大化した事件を、天才型探偵の天久鷹央が推理によってねじ伏せる終盤は、必然的に大きな盛り上がりとなり、名探偵の見せ場としても際立っています。
 しかも本作の場合は、その終盤の謎解き編において、天久鷹央は「探偵」としてだけでなく「医者」としての矜持を示すことでテロリスト説き伏せます。病院を舞台に、医療知識を振りかざすだけが「医療ミステリ」ではなく、事件解決に医者としてのプライドまでもを「欠くことのできない要素」としてミステリに組み込んでいる点が、これこそがまさに「医療ミステリ」の真髄と思える内容になっています。

 いつもどおり専門的な医療知識が事件の謎を解く手がかりになっていながらも、分かりやすい説明や事例によって説得力を持たせています。一方でミステリとしてはそれ自体でサプライズを生み出すというよりは、やはり読者をミスリードすることでサプライズを生んでいる――本作の場合、連続殺人と思わせておいて実は…、最重要機密の保管場所は実は…、真犯人が未知の人物と思わせておいて実は……といったようにサプライズ自体は医療知識に寄りかかっていないのは上手いです。

 冒頭でも書きましたが、人気作家の知念先生、執筆依頼も次々と舞い込んでいると想像出来るのですが、その割には本作のような多段構えの謎解き構成であるとか、一発ネタや一トリックになっていない凝ったプロットを読ませてくれるのが驚きです。
 アニメ化を機会にシリーズ未読の方も一度読んでみてはいかかでしょう。おすすめです。





TVアニメ『天久鷹央の推理カルテ』 特報|TVアニメ化 決定


[ 2024/04/08 19:00 ] 知念 実希人 | TB(0) | CM(0)

映画「ある閉ざされた雪の山荘で」 

ある閉ざされた雪の山荘である閉ざされた雪の山荘で
1時間49分
2024

監督:飯塚健
出演:重岡大毅, 中条あやみ, 岡山天音

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★★☆☆☆



 【内容紹介】

 劇団に所属する役者7人に届いた、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。果たしてこれは、フィクションか? それとも本当の連続殺人か?彼らを待ち受ける衝撃の結末とは――





 東野圭吾氏による同名小説の実写映画化です。
 本年2024年1月12日に公開された映画で、まだ円盤化もされていないのようですが、各動画配信サイトでは配信が開始されています。公開から(公開終了からではなく!)3か月も経たずに配信開始かよ、と突っ込みたくなります。映画は人気無かったのでしょうか?
 とはいえ、さすが東野圭吾氏の原作だけあって、出演俳優は豪華です。終始「山荘」の中を舞台にしているため、ロケ地や演出にはお金がかかっていない分、こちらにお金をかけている印象です。
 驚いたのが、東野さんの作品の中では割と評価の高い作品という認識だったのですが、映画化についてはこの2024年が初めてなんですね。舞台化も映画に合わせて行われたみたいで、こちらも今年初めてのようです。
 確かに舞台転換が少なく、舞台劇にするのには良さそうですが、派手な演出も無いため映画化には何らかの華を添えたほうが良さそうなのは理解できます。その華というのが、本作の場合は主演俳優陣ということになるのでしょうが、それにしても物語自体の展開が地味なので、俳優の豪華さだけではカバーしきれていない印象を受けました。
 わたしが原作を読んだ(←珍しい!)のが25年くらい前に一度だけで、それでもラストはインパクトがあったため、今でもなんとなく覚えているのですが、逆に言えばラスト以外はさっぱり忘れてしまうほどのステレオタイプの「嵐の山荘もの」だったように記憶しています。
 我々ミステリファンとしては、最後に大仕掛けが待っているのを知っているので最後まで観るし、原作未読のミステリファンにしても「最後にどんでん返しがありそうだから」となんだかんだで最後まで観るとは思うのですが、特にミステリファンでない原作未読の一般視聴者は、本映画の途中で席を立つんじゃないかと思えるほど展開が地味で面白みがありません。原作が出版されたのが32年前の1992年で、ミステリの設計自体も古いものになっており、今更関係者をクローズドサークルに集めて疑心暗鬼にさせて…といったシチュエーションは白々しいほどチープに映ったもの、一方で関係者を山荘に閉じ込めて、舞台をクローズドサークルと化すやり方は今でも通じる方法なのではないかと、その点は評価できそうです。現代のように、スマホでどこにいても連絡が取れる時代にあっては、逆に本作のような「オーディションによる足止め」は効果的で、アイデアとしては高ポイント。原作発表当時のスマホやケータイの無かった時代では気付けなかったシチュエーションの良さですね。
 ミステリの趣向自体は巧妙で、原作に沿ったものではありますが、「映像化要注意作品」であったように思います。原作リリースから32年経った今初めて映像化されたのもなんだか納得です。
 そしてなんだかんだで出演俳優は豪華なので絵面は抜群に良いです。特にミステリファンには「賭ケグルイ」でお馴染みの、森川葵さんの演技が抜群に良かったですね。順調に女優として出世しているのが分かる一作で、彼女の演技にかろうじて救われた一作。

[ 2024/04/07 14:22 ] 【音楽】 | TB(0) | CM(0)

映画「劇場版 名探偵コナン ハロウィンの花嫁」  

劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁
2022年
1時間50分
高山みなみ (出演), 山崎和佳奈 (出演), 満仲勧 (監督)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 ハロウィンシーズンで賑わう東京渋谷。渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事の身に危機が―!?
 事態は収束し高木は無事だったが、佐藤の瞳には、3年前の連続爆破事件で、想いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えていた。時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。果たしてこれは偶然なのか?
 公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバー達と正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。
 やがて、捜査を進めるコナン達を狙う不穏な影が―。
 火が灯された運命のスクランブル。いま、祝祭のハロウィンが狂乱の夜行へと変貌する―





 『十角館の殺人』を観るためにHuluに契約したのですが、見終わってから即時解約というのもなんだか勿体無かったので、アマプラでは見れない作品を探していたところ、劇場版名探偵コナンが何作か追加料金無しで視聴可能だったので観てみることにしました。
 劇場版名探偵コナンは毎年欠かさず映画館で観るようにしていたのですが、実はこの『ハロウィンの花嫁』のみが劇場版シリーズで唯一未視聴でした。当時アマプラに契約したばかりだったこともあり、無理に映画館に行かなくてもそのうちサブスク配信されるだろうと高をくくっていたら、全くされずに後悔した覚えがあります。確か地上波で一度放送されたのを記憶しているのですが、時間が合わずに観ることが出来ず、結局そのまま今に至ります。

 脚本は本作も大倉崇裕さんが担当していて、安心して見れます。大倉さんが担当した劇場版コナンはいずれも大きなハズレがありませんね。
 今作は「黒ずくめの組織」が絡んでこないエピソードで、それを意識してか、シリアスな事件の中にも積極的に明るい雰囲気やユーモアを盛り込んでいて、要所要所でクスッと笑いの出る場面が多かったように思います。「隔離された安室さん、なんでワイン飲んでるんだろう?そもそもトイレどうしてるんだろう?」といったような主に安室さん絡みの突っ込みどころが多く、イケメンは何やってもカッコいいことが証明された一作と言えます。
 ミステリとしてのプロットも、さすがプロの推理作家によるもので、よく練られています。殺意の萌芽は時計の針を戻した先の「過去」で芽吹いたばかりでなく、真犯人特定の最重要手がかりが被害者による「ダイイング・メッセージ」によってもたらされる点や、過去と現在の犯行を一度ならず二度までも阻止するアイデアが「過去」に殉職した刑事によるものであったりと、亡霊のように蘇ってくる死者の意思が現在の渋谷の爆弾事件へと、さまざまなかたちで収束します。このような展開は、犯行規模だけでなく時間的な規模という点でも大きく、劇場版らしい特別感があって良いです。佐藤刑事が「過去」に殉職した松田陣平に囚われている事もテーマに沿っているし、その一方で明るい「未来」を展望するはずの結婚が、最終的に“否定”されてしまう真相なども、逆説的に「過去」を強調する趣向として機能しているのが入念です。
 ところで、タイトルにもなっている「ハロウィン」ですが、そもそもこの「ハロウィン」の起源は、日本のお盆と同様に、死後の世界との扉が開き、ご先祖様の霊が家族に会いに現世へ戻って来る日を指していたそうです。特に日本人は意識することが少ないですが、決してコスプレパーティーの日では有りません。それを念頭に置いたうえで、前述のような、過去に亡くなった被害者や殉職者などの亡霊や怨念と言ったものが、現代へと蘇るようなミステリの趣向は、言うまでもありませんが、まさに「ハロウィン」そのものです。さすがです、大倉さん。もう劇場版コナンの脚本は大倉崇裕オンリーで良いんじゃないかと思えるようなクオリティでした。ホント上手い。

 劇場版シリーズでは中の上といったところでしょうか。まずまず。黒ずくめの組織無しだから実現した雰囲気の良さが替え難いですね。




早坂吝「VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―」 

VR浮遊館の謎:探偵AIのリアル・ディープラーニングVR浮遊館の謎:探偵AIのリアル・ディープラーニング
2024/3/28
早坂 吝 (著)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 人工知能探偵・相以(あい)と助手の輔(たすく)は、世界初のフルダイブ型VRに挑戦! あらゆるものが浮遊する館で、相以は魔法使いに変身! 早速、犯人当てゲームの最速クリア法を提案する。「一人ずつ殺していけばいいと思います!」ゲームとは思えない生々しい死体の出現、迫りくる殺人鬼の魔の手。はたして二人は浮遊館の謎を解き、無事に脱出できるのか。急転直下の推理バトル、新感覚ミステリ。




 たいへん面白かったです。
 VRやAIといった先端技術を用いて「館ミステリ」をさらなる地平へと導いた傑作です。
 VR空間で発生する連続殺人の謎に挑む主人公の相以と輔ですが、一応VRゲームと言う「フィクション」の世界なので、その世界ならではの犯人へのアプローチ方法が、通常のミステリとは異なっており面白いです。「関係者を順番に殺して(ゲームから退場させて)犯人をあぶり出す」という、リアル世界では犯人が採るであろう思考方法を、探偵サイドが行い犯人へと到達しようとするプロセスがVR空間ならではです。
 このような探偵と犯人の思考や行動の入れ替わりが行われる趣向が、VRという特殊状況において自然に描かれています。しかも「探偵ならこうあるべき、犯人ならこうするべき」といったような、読者の固定観念に「揺さぶり」をかける趣向がこれ以外にも複数作中に織り込まれており、VRやAIといったガジェットの真新しさにとどまらず、本格ミステリの真新しさにも綺麗に繋がっているのが素晴らしいです。
 登場人物たちが各々違った魔法を使い、事件に影響を及ぼす点が、本格ミステリとしてのパズル要素を高めています。「なんでもありの魔法」とはなっておらず、事前に明確なルールの提示が行われたうえでロジックを展開する様子は、作者の本格ミステリ作家としての腕の良さが表れているところですが、そのような本格ミステリの「親切なお膳立て」が最後の最後で裏切られるのは痛快です。作者の親切心を文字通りに受け取ってしまったが最後、その瞬間から読者までもが浮遊館という仮想世界に囚われることになるのが楽しいです。

 真相へ直結する「手がかり」の印象付け方が抜群に上手く、解決編にて該当箇所を遡って読み返すこと無く読者に驚きを与えてくれます。そしてなんといっても注目すべきは巧妙なミスリードでしょう。「VR空間」「館」というクローズドサークルからは想像出来ないスケール感で描かれる真相は、読者の想像の上のさらに上を行くもので、開いた口が塞がりません。
 論理的謎解きについても読み応えがあり(……もはや本格ミステリとして悪いところがない感じですが)積み上げて積み上げた果てに袋小路に迷い込みおじゃんになり、別のルートをからアプローチを試みてもまた袋小路に突き当たり……といったようなことを繰り返すため、このような展開が本作を本格ミステリとして抜群に面白いものにしています。

 ライト文芸レーベルの「新潮文庫nex」からリリースされていることから、若い読者をメインターゲットとしているのだとは思いますが、その割には単なるキャラクター小説に舵を切ることはせずに、あくまで本格ミステリの面白さを追求する姿勢は評価すべきところだと思うし、本格ミステリの趣向には一切の妥協が無く、アイデアを惜しげもなく投入しているのがたいへん贅沢です。
 真相については熱心な若い読者の方が到達しやすいかも知れませんね。なんといっても本作の真相を導く手がかりの萌芽は、すでに前作『四元館の殺人』の時点で仕込まれているのですから。

 本格ミステリとしてしっかり評価すべきでしょう。素晴らしい作品でした。

[ 2024/04/03 23:52 ] 早坂吝 | TB(0) | CM(0)

森晶麿「切断島の殺戮理論」 

切断島の殺戮理論 (星海社FICTIONS)切断島の殺戮理論 (星海社FICTIONS)
2024/3/28
森 晶麿 (著)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 文化人類学の学徒たちが“地図にない島”で遭遇する!
 異様な世界(クローズド・サークル)、異常な殺戮(ジェノサイド)、異形な真実(アルゴリズム)!

 帝旺大学人文学部文化人類学科の最強頭脳集団・桐村研が現地調査に赴いたのは、国家に隠匿された地図にない島ーー鳥喰島。
 江戸時代に囚人の流刑地とされたその孤島には、身体を切断する成人儀礼を始めとする奇習を存続させた〈鷲族〉と〈鴉族〉が存在していた。
 “欠落を美と見做す”彼らの閉鎖世界で発生する連続殺人……これは無計画の連鎖か、計画された虐殺か?
 惨劇を追認する推理の果て、異形の真実が剥き出しにされるーー!




 星海社FICTIONSが熱い!
 こちらも先日読んだ『永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした』と同じ星海社からリリースされた「令和の新本格ミステリカーニバル」の一冊です。
 「殺戮理論」というタイトルが穏やかでは有りませんが、孤島を舞台にしたクローズドサークルもので、奇習に囚われた島民が事件関係者となる点で、非日常感が十二分に味わえる読書体験が可能です。個人的に驚いたのがタイムリープを題材にした『永劫館』以上に尖ったミステリである点です。
 「欠落を美と見做す」という島民の独特の思考が本格ミステリ関わっているであろうことは、さすがに読む前から見当が付きますが、そのような誰もが想像するであろういわゆる「狂人の理論」一発勝負の浅い本格ミステリになっていないのが好感が持てます。「身体的な欠落の“ない”人間には人権もない」という異様な島民の理論から、なるほど密室トリックは早い段階から勝手に見当を付けていたのですが、そのような浅い想像を蹴散らすほどの超絶的なトリックが最終的な真相として提示されるのには驚きました。とにかく読み手の想像の上のさらに上をいくような展開を見せ、終盤なんかは論理的推理で何度も何度もひっくり返す多重底の解決編が味わえる一方で、その論理の最果てで読者を待ち受けるのは異形の結末です。読む前はたぶん誰しもが予想するであろう「島民による狂人の理論」とかは、完全に本作の上澄み部分だけを予想しているに過ぎません。
 フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットの中ではフーダニットとホワイダニットに重点が置かれている感じでしょうか?この犯人とこの殺人動機の組み合わせは一番想像しづらい組み合わせ有り、その点でサプライズは大きいです。――いやしかし、ハウダニットについても、緻密な論理と自由な空想がせめぎ合っているような異形を成しており、この3本柱はいずれも読者の想像の上をいくものであるのは間違い有りません。刺激を求める読者には良いと思います。
 やはり「新本格ミステリカーニバル」という触れ込みで売っているだけあって、エラリー・クイーンの影響がチラチラと感じられる一方で、頭に「令和の~」と付いているところから、ストレートな本格では有りません。「新本格ミステリ」と「メフィスト賞ミステリ」を同時に内包したうえで読者に問うたのが、本作「令和の新本格ミステリ」というのがイメージ的にはしっくり来ます。
 犯人候補が何度も入れ替わり、最終的に姿を現す真犯人は前述のように意外性が大きく、このドンデン返しを論理的推理を手続きとして行っているのが本格として非常に好感が持てるものの、「なんでそうなるんや!」と唐突に超常現象や国家レベルの計画が姿を見せる世界でもあり、尖っている部分は非常に尖っているので、正直評価の分かれる作品だと思います。ただ、本格ミステリとして説得力を持たせるために、その境界線ギリギリを見極める実験作のような印象も受けるし、個人的にはこういう挑戦的な本格ミステリは無下に否定するのは良くないのではないかと考えます。

 帝旺大学人文学部の大学生や研究員たちがグループでミステリの舞台に乗り込む展開なんかは、文系・理系の違いはあれど森博嗣氏のS&Mシリーズを彷彿とさせるし、彼らの知的な会話とユーモア(!)の数々は個性的で、鳥喰島の島民のみならず、彼ら本土の人間も一風変わった者ばかりなのが、本作の持つ非日常感をより大きくしています。

 読み終わってから、なんで密室トリックの最終結論がアレなんや、と突っ込まずにはいられない一方で、犯人の緻密な犯行計画には舌を巻いてしまい、長く尾を引く奇妙な余韻に浸ります。
 「新本格ミステリ」と「メフィスト賞ミステリ」のいいとこ取りをやってみせた、傑作であり怪作です。

[ 2024/04/02 01:01 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
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