読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

TVアニメ「東京リベンジャーズ」 

東京リベンジャーズ東京リベンジャーズ
2021
原作:和久井健

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★★★★☆



 【内容紹介】

 人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!





 いま大ヒット中の『東京リベンジャーズ』を観ました。たいへん面白かったです。
 ポスト『鬼滅の刃』として『呪術廻戦』が話題になっていましたが、ポスト『呪術廻戦』となるのが本作『東京リベンジャーズ』のようです。入れ替わり早っ!
 『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』はいずれも週刊少年ジャンプ連載中の漫画ですが、『東京リベンジャーズ』はライバル誌の週刊少年マガジン連載の漫画のようで、視聴してみるとやはりジャンプ漫画とは少し毛色が違っていて、これはこれで楽しく観れました。アマゾンレビューでは人気の割に何故か評価点が低いのですが、少なくとも個人的にはそのような事はありませんでした。『鬼滅の刃』『呪術廻戦』同等には面白かったです。
 『東京リベンジャーズ』の人気を誰が仕掛けたのか分かりませんが、『鬼滅』→『呪術』と少年ジャンプ陣のヒットが続いたので、少年マガジンがその流れを面白く思ったはずはありません。そう考えてみると『東京リベンジャーズ』は『呪術廻戦』を討つのには最適の漫画と言えると思います。
 『呪術廻戦』のウィークポイントとして「主人公たちが何のために戦っているのかよく分からない」「どこかでみたような設定ばかり」というのがあると思うのですが、『東京リベンジャーズ』にはいずれの点にも当てはまりません。負け組人生を送る青年が、恋人のために自身を奮い立たせて、柄にもなく不良グループの総長を目指すという展開が熱いです。挫けそうになるとき、逃げ出したくなる時、必ず恋人や友人の死に際が脳裏をよぎって表情が一転するの格好良いです。また設定についても、単なる不良グループの抗争を描いたものではなく、そこにタイムリープというSF設定を噛み合せたのが斬新。主人公のタケミチが過去に戻って未来を変え、恋人&友人生存ルートを勝ち取るのが目的で、過去で四苦八苦して、未来へ戻って来る際に、未来はどう変わったのか、良くなっているのか毎回毎回ワクワクしながら観れます。
 現代人が過去に戻るわけですから、その優位性を大いに利用したくなるところですが、そこは少年漫画です。ブレーンを務めるのが現代の人間で、状況を分析して、どこに原因があるのか、どこを叩けば未来が変わるのかをタケミチに指示した後、過去に戻るのはタケミチ1人なわけです。ブレーンを務める人間は現代に残ります。タケミチ自身あまり頭が良い設定では無い代わりに、誰にも負けない熱いハートを持つ男で、考えるよりも先に体が動くタイプのキャラクターなため、未来人の割にヘマをします。そこがまた少年漫画らしくて素敵なところでもあり、本作を面白くしているところなので、個人的にはぜんぜん有りだと思います。ただ、よく見ていると、作戦ではヘマをしても、本人も知らないうちに東京卍會のメンバーの心を動かしているのは事実のようで、これが将来的に刹那的な改革では成し得ない大きな変革をもたらしそうです。
 どういうルートをたどっても悪の玉座に座っているのは稀咲鉄太のようで、タケミチとは違う頭脳派のようです。知略の稀咲鉄太か、ハートのタケミチか、これまでに無いようなかたちで「抗争」が描かれている不良漫画であると思います。これはヒットするのもうなずけます。第2シーズンが待ち遠しいです。




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[ 2021/12/03 19:50 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「トータル・リコール」 

トータル・リコールトータル・リコール

1時間53分
1990

アーノルド・シュワルツェネッガー (出演), レイチェル・ティコティン (出演), ポール・ヴァ―ホーヴェン (監督)

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 2084年。 クエイドは毎晩火星に行く夢に悩まされていた。気になるクエイドはリコール社を訪問する。そこで提供されるサービスによる疑似体験は予期せぬ危険へと導くことになるのだった。






 これもよく聞くタイトルで、ファミコンゲームにもなっていたのを記憶しています。シュワちゃん主演の娯楽作品のようだったので、知名度の高さといい大きなハズレは無いだろうと思って観始めたら、これが意外とハズレでした。
 物語はひじょうにテンポ良くスピーディーに進んで、アクション多めの展開とは非常に相性が良いです。しかし展開が最初から最後までとんでもなく荒唐無稽であるため、スピーディーな展開のせいで、ものすごく上滑りしているような印象を受けます。
 このような荒唐無稽な展開にしているのはおそらく意図的で、視聴者にシュワちゃんが見ている世界は夢なのか現実なのかを判別できなくさせる狙いがあるのだと思われます。このような展開が合うか合わないかで本作の評価は大きく変わってくるのだと思うのですが、アマゾンレビューを見てみると結構好評のようで、世間的には「合う」人が多いらしい。
 実際にかつてファミコンソフトとしてリリースされているのは非常に納得で、まさに映画もゲームのような展開です。ゲームやアニメで同じ展開が描かれればまた印象が違ったのだろうと思うのですが、実写でこのようなゲーム的な物語を描かれても、個人的にはいまいちのめり込む事ができず、作中世界に入り込むことができませんでした。
 以前視聴した『ダイ・ハード』の面白さもいまいちピンとこなかったし、本作の場合、終盤の展開にひとひねりあるとはいえ、どうやらわたしはアクション主体の映画があまり得意ではないらしい。薄々気づいてきました。

[ 2021/12/02 19:48 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「スタンド・バイ・ミー」 

スタンド・バイ・ミースタンド・バイ・ミー
1時間28分
1986
ウィル・ウィートン (出演), リバー・フェニックス (出演), ロブ・ライナー (監督)

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★★★★★



 【内容紹介】

 1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる!4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した・・・・・・。






 ネット上で名作映画100選であるとか、死ぬまでに観るべき映画100選であるとか、さまざまなランキングにノミネートされていたので、死ぬまでに観ておきました。
 のんびりじっくり観れる映画で、それゆえに色々考えなら観てしまいましたね。評判通りかなりの傑作のように思います。

 進学を控えた少年たち仲良し4人組が主人公です。
 それぞれが悩みを抱えており、大人になってしまったわたしからしたら、些末な問題ばかりのようにも思うのですが、少年たちのいる「小さな世界」ではいずれも大きな問題です。その狭くて小さな世界を飛び出し、旅を通して苦楽を共にし、自分とは違う価値観を持つ友人たちとの会話に触れ、新たな価値観と大きな視野を少しずつ獲得して大人になっていく過程が見事に描かれた作品でした。
 国や言葉の違う海外の映画ですが、少年たちの姿に自分の過去を思わず重ねて観てしまうような、不思議な魅力のある映画です。
 少年たち登場人物のバランスも見事で、白Tシャツを着た男の子が精神年齢高めで、作中でほのめかされるような「父親」役。大人のわたしが観ていても時折はっとするようなセリフを吐き、子どもたちの会話とはいえ侮れないところがあります。それをお調子者の少年がからかったりして会話が駆動していき、好き勝手な方向へ向かう会話は子供ならではです。
 このような少年たちの会話のやり取りを聞いていると、妙に懐かしい気分になります。
 頭の良い悪い関係無く、しがらみも無く、利害関係も無く、純粋な「友人」関係を築けるのは少年時代にしかできないことだと思います。誰もが持つ少年少女だった時代――過ぎ去った遠い過去を思い出させてくれる、人の心の奥底に触れてくる映画です。
 この作品で描かれているような、理不尽なことに折り合いを付けながらも確固たる信念は持ち、踏ん張るときには逃げ出さず勇気を示し、仲間を認め合い、少年たちが大人への一歩を踏み出す様子は、すべての人にとって普遍的なものだと思います。国は違っても視聴者に訴えかけてくるものがあり、決して色褪せることのない魅力があります。これこそがまさに「不朽の名作」と呼ばれるべき映画なのだな、とそのようなことを考えながらエンドロールの余韻に浸りました。
[ 2021/12/01 19:27 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「ファイナル・デスティネーション」 

ファイナル・デスティネーションファイナル・デスティネーション
1時間38分
2001
デヴォン・サワ (出演), アリ・ラーター (出演), ジェームズ・ウォン (監督)

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★★★★★



 【内容紹介】

 高校の修学旅行で、アレックスは、得体の知れぬ恐怖を覚え、飛行機が爆発するという直感でパニックになった彼は、5人のクラスメートと一緒に機内からつまみ出される、しかし、離陸した飛行機は爆発、死の予感はやはり本物だったのだ。やがて、生き残った5人は死から逃げ切ることなど、絶対に不可能だということを知る。






 ひとまず映画の有名作を潰していこうと思って、知名度だけで選んでいますが、本作『ファイナル・デスティネーション』は観ていなくとも話の骨格はなんとなく聞いたことがあります。
 死神が書いた死の筋書きに抗う高校生たちの物語で、ひょんなことから死神の筋書きを書き換えてしまった男の子が主人公を務めます。飛行機事故は回避できたが、運命づけられた「死」は決して回避することができない、といったことを描いたホラー寄りのサスペンス映画です。
 言ってみれば死神との対決になるのですが、その「死神」というのが目に見えた恐怖で無いのが考えられています。「死神」は「運命」という言葉に置き換え可能で、劇中で討つべき相手の「死神」の実体を描かないことで、逆説的に決して抗うことのできない強大な恐怖を描くことに成功しています。
 このようなアイデアが抜群に良くて、しかもそのアイデアを映画としての映像表現で見事に描いているのが素晴らしいです、CG技術や高解像度のカメラを使っているなどという事ではなくて、「死」や「運命」といった概念的なものを、ルールや法則に則って理論的に描いているのが素晴らしいのです。座席のルール、「死」を飛び越えた者の末路など、このようなことよく考えつくなと感心する場面が多かったです。

 死神にロックオンされた主人公たち同様、どこから死神の鎌が降ってくるのか、観ているこちらも予想できず始終ハラハラドキドキしながら観ました。思わせぶりに小道具が映り込むシーンが多くて、「この小道具でやられるのか…いややられなかった」などと先が予想できない展開が続きます。ルールが明確でない前半などは「お前じゃなくてお前が死ぬんかい」と予想外の人物が命を落としたりなど、サスペンス度合いはかなり高いと思います。
 流血シーンが結構遠慮無く描かれているので、観ていて痛々しい場面が多かったのは個人的に辛かったところですが、とても好みの映画です。面白かったです。

[ 2021/11/30 19:33 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「ホーム・アローン」 

ホーム・アローンホーム・アローン
1時間43分
1991

マコーレー・カルキン (出演), クリス・コロンバス (監督)

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★★★★★



 【内容紹介】

 驚異の世界的大ヒットを放った、スーパー・コメディ第1弾!パリでクリスマスを過ごそうと飛行機に乗り込んだ15人の大家族。だが、飛行機の中で思い出した大事な忘れ物は……8歳のケビンだった!家に取り残されたケビンは、一人の自由を思う存分楽しんでいたが、そこに2人組の泥棒が現れて……?






 TVで放送しているのをチラッと観たことがありますが、通してきちんと観たのは今回が初めてです。
 クリスマスが近いのでちょうど良いと思い、有名作の『ホーム・アローン』を視聴しました。

 ジャンルが海外のコメディということで、視聴前は「有名作だから目を通しておこう」程度の考えで、正直まったく期待せずに観始めたのですが、これがかなり面白かったです。
 結局のところ、子供対大人のドタバタ劇に終始するのであろう、と勝手に思い込んでいたらそこまで単純な映画ではありませんでした。「ホーム・アローン」というタイトルどおり、たったひとりの子供にスポット当てた映画なのですが、これほど「家族愛」に溢れた物語であったとは意外でした。郷ひろみの「会えない時間が愛育てるのさ」という歌詞ではありませんが、親子をはなればなれにして親子の交流を描かないことで、逆に強靭な家族愛を描いてみせたプロットは考えられています。
 また家族愛というのは、子供だけでなく、親の立場として大人も持っているもので、それが象徴される後半の教会での場面は印象的です。子供と老人が対等な立場で家族の事を語るこのワンシーンは含蓄に富んでおり、主人公の子供が放つ言葉のひとつひとつに、思わずはっとさせられました。
 そのような大人びた姿を見せる一方で、主人公はやはり子供であり、終盤の我が家を守るシーンは子供らしさにあふれていて痛快です。教会でのシーンと家でのシーンのギャップが大きく、このギャップが観ていて非常に楽しかったです。
 前半に登場した「小道具」の数々を利用して○○を撃退するシーンは、大人では思いつかないような発想から来るものばかりで、このあたりの意外性は大人が見ても楽しめるのではないかと思います。
 いずれにしても、家族に対する考えや、○○撃退方法などは、子供の視点ならではのもではあるものの、悪い意味で「子供っぽい」訳ではなく、いずれも大人の考えを凌駕してくる、歳を重ねたことで失われてしまったものを思い出させてくれるものでした。

 考えさせられ、笑わされ、最後には思わず感動してしまう、想像だにしなかった傑作でした。
 クリスマスという一年の中でも特別な一日がもつ高揚感と、日常から非日常に変わるこの空気感が見事に表現されているのは驚異で、物語の筋運びの良さと、映画としての映像表現(美麗なCGとは別方向の、雰囲気作りという意味で)は素晴らしかったです。

 やっぱり夏場に観るより、これからの季節に観るのが良さそうな映画ですね。クリスマスに家族揃って観ても素敵な映画だと思います。
[ 2021/11/29 19:17 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「メン・イン・ブラック」 

メン・イン・ブラックメン・イン・ブラック
1時間37分
1997
トミー・リー・ジョーンズ (出演), ウィル・スミス (出演), バリー・ソネンフェルド (監督)

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★★★☆☆



 【内容紹介】

 ニューヨーク市警の刑事エドワーズは、黒いスーツに身を包んだ男"K"にスカウトされ、最高機密機関MIB(MEN IN BLACK)の一員となる。過去を抹殺され、名前もただの"J"となった彼は、現在地球上に約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて暮らしている事を知る。エイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、その存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官の"K"と新米の"J"を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった・・・。






 最近、怪獣映画ばかり観ているで目先を変えて有名作の『メン・イン・ブラック』を。
 映画をあまり観ないわたしでも、さすがにタイトルくらいは聞いたことのある作品で、どんな話か前情報を入れずに観てみたのですが、怪獣映画から離れたつもりが、実は地球外生命体と戦う話であったのは迂闊でした。
 トミー・リー・ジョーンズと言えば、真っ先に缶コーヒーのBOSSのCMで、宇宙人をやっている姿が頭に浮かびますが、元ネタってこの『メン・イン・ブラック』なんですかね。なんで宇宙人?とCMを見ていて感じた疑問が本作でいくらか解消しました。
 トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのバディがやはり本作一番の見どころで、父親と息子のようなコンビは刑事ドラマの『相棒』を彷彿とさせ、ウィル・スミスの自由奔放さと、それを嗜めるトミー・リー・ジョーンズの生真面目な感じが妙に噛み合っています。
 SFコメディとのことですが、そこまで大げさに笑いを取りに来ているわけではなくて、彼ら二人の掛け合いは面白いながらも落ち着いて観ることができて、意外としらけずに全編通して楽しんで見れました。
 一方で「SF」の部分については若干肩透かしというか、あっけない印象強く、1時間30分という比較的短い尺もあると思うのですが、宇宙人の目的から、正体の特定、殲滅までが滞りなく進み過ぎていて、悪い意味でストレスフリーな展開でした。もう少しすったもんだがあってMIBコンビの掛け合いをたっぷりじっくり観れたら良かったな、とは思います。

 有名作で既に評価の固まっている作品は、大きくは外して来ないので安心ですね。本作もそうでした。
 「有名作かどうか」「タイトルを頻繁に聞いたことがあるか」という基準でマイリストにあれこれ登録していっている最中で、しばらくは有名作の視聴が続くと思います。
[ 2021/11/28 19:57 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「ゴジラvsコング」 

ゴジラvsコングゴジラvsコング
1時間53分
2021
アレクサンダー・スカルスガルド (出演), ミリー・ボビー・ブラウン (出演), アダム・ヴィンガード (監督)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。人類が各地の再建を計る中、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷の手がかりを掴もうとする。そんな中、ゴジラが姿を現し、世界を再び危機へと陥れていく。その怒りの原因は何なのか。人類は対抗措置として、コングを髑髏島から連れ出す。人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こした。人類になす術はないのか。ゴジラを信じ、真意を探ろうとする者、 故郷を求めるコングと心を通す少女。怪獣を取り巻く人間たちの思惑が錯綜する。彼らは人類の味方か、脅威か。自然界最強の力の衝突、地球の存亡を委ねた壮大な戦いが始まった。果たして、この頂上決戦の勝者は──。






 本年2021年に公開された「モンスター・ヴァース」シリーズの4作目です。
 この作品を観たいがために、過去3作品を観てきたのですが、さすがに立て続けに観ると若干飽きが来てしまいましたが、それでも面白かったです。シリーズ作品それぞれカラーが違っていてきちんと差別化できているうえに、マンネリに陥りそうな怪獣バトルにも意外な展開が用意されていて今作も手に汗握って観ることができました。
 まさか本作で○○○○○が登場するとは思いもしませんでした。わたしが幼少期の頃に日本のゴジラ映画にも登場していたのを記憶しています。こういうのって、過去にゴジラシリーズを観たファンが、リメイクするというのが自然な流れだと思うのですが、それが日本からではなく、海を越えたアメリカから出てきたというのが驚きです。日本人が作るべきでは無かったのか、と思ったりもしたのですが、ここまでのCG技術を駆使した映像表現を出来る日本のクリエイターがいるのかそもそも疑問になります。ゴジラファンの間で庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』の評判が良くないのも、この「モンスター・ヴァース」シリーズを観てきてなんとなく察するところがあります。お金を掛けず日本政府の官僚主義を皮肉ってお茶を濁した感が強い映画であったと今になっては思います。アマゾンレビューを見ていても、昔からのゴジラファンには「モンスター・ヴァース」シリーズは好評のようで、「ゴジラ映画」の本来的な面白さはこちらの方にあったのか、と知ることができました。
 理屈はよくわからないけどなるもんはなる、的な展開が多くて、若干の説明不足を感じた(突然現れた小栗旬や、コングと会話できるモナークの少女など、なんでそこにいるのかよく分からない人物も多かった)ものの、難しいこと考えずに楽しむぶんには良かったです。
 シリーズ次作があるのであればぜひ映画館で観てみたいですね。4DXで観たらさぞ楽しい映画だと思います。
[ 2021/11/27 20:11 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「パシフィック・リム」 

パシフィック・リムパシフィック・リム
2時間11分
2013
チャーリー・ハナム (出演), イドリス・エルバ (出演), ギレルモ・デル・トロ (監督)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 ギレルモ・デル・トロ監督によるSFアクション。深海から突如巨大エイリアン“KAIJU”が出現。人型巨大兵器“イェーガー”に乗り込んだ元パイロットと実戦経験のない新人が、人類の存亡を懸けた戦いに挑む。





 先日『GODZILLA ゴジラ』を観て以降、巨大モンスターと戦う映画が面白くて、色々探してみたら、この『パシフィック・リム』もその系譜に属する作品らしい。タイトルくらいは映画に詳しくないわたしでも聞いたことがあるので有名作であろうことは知っていたのですが、ロボット映画のようだったので食わず嫌いをしていました。観てみると、期待通り楽しい作品でした。
 わたしは吹替版で視聴したのですが、主人公を杉田智和さん、ヒロインを林原めぐみさんが担当していたのが個人的は思わぬ収穫で、余計に楽しく見れたような気がします。

 「モンスター」ではなく「怪獣」、必殺技の名前が「ロケットパーンチ」などといった作中の言葉選びも良く、もともとがどういう言葉だったのかよく分かりませんが、日本の視聴者はおもわずにっこりするところではないかと思います。

 物語の展開も、グダグダ難しいことは抜きにして、怪獣バトルを第一に見せる内容なのが良いですね。怪獣はどうやったら倒せるのか、人類はどうやったら助かるのか、といった理屈の部分はダイジェストにしており、「トンネルに核弾頭を打ち込めば怪獣の出現は無くなり人類が救われる」というところまで話が進んだ状態で本編がスタートするのが思い切っています。

 「ゴジラ」や「コング」といった映画は、人類の無力が強調され絶望感を煽る展開でしたが、本作『パシフィック・リム』では人類が力を持っています。定期的にやってくる怪獣をロボットに乗って殲滅してく展開は、なんだか『新世紀エヴァンゲリオン』のようでしたが、その中でも怪獣の目的が判明する瞬間であるとか、徐々に怪獣がパワーアップして人類が確実に土俵際に追いやられていく展開であるとか、不安や恐怖を煽る展開を卒なく描いているのは見事だと思います。
 ロボットの搭乗員同士で心をシンクロさせないといけない、という設定が葛藤や恋愛などの人間ドラマにつながっているのも工夫されているし、怪獣ハンターや研究科など個性派揃いのキャラクターなどがそろっており、単なる怪獣バトルだけでなく、人間たちのドラマで楽しませてくれるのも良いです。
 すでに「名作」という評価の映画のようで、確かに評判通り面白かったです。続編もあるみたいなので期待です。

[ 2021/11/26 19:52 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

映画「キングコング 髑髏島の巨神」 

キングコング:髑髏島の巨神キングコング:髑髏島の巨神
1時間58分
2017
トム・ヒドルストン (出演), サミュエル・L・ジャクソン (出演), ジョーダン・ボート=ロバーツ (監督)

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★★★★☆



 【内容紹介】

 神話の中にだけ存在するとされた謎の島、髑髏島(ドクロトウ)。未知の生物を求め調査遠征隊が潜入するが、島に着くやいなや、状況は一変する。島の至るところに骸骨が散らばり、そして岩壁には血塗られた巨大な手跡。そこは人が決して足を踏み入れてはいけない場所だった・・・。そして遂にその姿を現す、巨大なる王キングコング。次々と現れる正体不明の巨大モンスターたちに、人間は為す術もなく逃げ惑うのみ。髑髏島の秘密とは-。果たしてコングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか-。人類は生きて、この島から脱出できるのか-。





 「モンスター・ヴァース」シリーズの第二作目にあたる作品で、先日視聴した『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』よりはこっちのほうが先らしい。とはいえ今作ではゴジラは登場しないので、内容を楽しむぶんには問題ありませんでした。
 正直DVDのジャケットがダサくて、それだけで観るのを躊躇してしまっていたのですが、観てみると『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に勝るとも劣らない映像表現で圧倒してくるのはさすがです。良い意味で期待通りでした。
 キングコングの映画を観るのは初めてで、彼がどういう立ち位置のモンスターなのかよく分からなかったのですが、やっぱり「巨神」とタイトルにあるだけあって、ゴジラと立ち位置は似てるんですね。もともとはアメリカの特撮のキャラクターらしくてオリジナルでもこんな感じなのかしら。このキングコングが次作『ゴジラvsコング』でやり合うのは非常に楽しみです。言ってみれば日本とアメリカの似た者同士のモンスターが相まみえるわけですから結果はどうなるのでしょう。
 正直コングよりもゴジラだろう、となんとなく思ってはいたのですが、本作を観てみると、キングコングの方を応援したくなってきました。最初はまるで破壊神かの如く、人類を一網打尽にしてしまうコングの姿が衝撃的だったのですが、実は破壊神ではなく守護神であったことがわかる中盤以降は、序盤から一転、不思議と見る目が変わってきます。「よく考えたら悪いのは人類の方だ!」と視聴者に意識改革をさせてしまう展開がたいへん自然で説得力があり、このあたりの筋運びは上手いと思います。これがあることで、クライマックスのコングvs巨大モンスター(というよりクリーチャー)のバトルも、視聴者が傍観者的な立場にならず、思わず「コング負けるな!」といったような応援をしてしまいたくなる展開が良いでね。観ていて興奮します。
 サミュエル・L・ジャクソンが嫌われ役になっているのが、観ていて申し訳ない感じにもなってきますが、作中で彼自身が言うようにある意味「戦争映画」である本作においては、彼の考えや行動は象徴的だと思います。「仲間を救うため」「人類を守るため」と一見まともな正義感を持っている人物ですが、もう少し大きな視野に立ってみると「何を馬鹿なこと言ってるんだよ」と彼以外の登場人物や視聴者の多くがツッコみたくなる場面が続きます。それを立場上ツッコめずに彼の言う通り行動すると、あれよあれよという間に仲間の死体が増えていくのです。
 人類より上位の存在であるコングとの邂逅を経て、サバイバルアドバイザーの男性や戦場カメラマンの女性の考えが変わったし、コングの存在によって、太平洋戦争中に島に不時着したマーロウ中尉と碇軍平が争うことを辞めた、というエピソードは示唆に富んでいます。「人類が最強」と最後まで考え続け敵に銃を向け続けたサミュエル・L・ジャクソンが最終的に孤立しあのような結末を迎えた一方で、彼の考えに反対し続け、コングを守護神として理解していたマーロウ中尉が「願い」を叶えることになったクライマックスの明暗の別れ方は、戦争映画として思わず考えてしまいます。
[ 2021/11/25 19:42 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

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好きな推理作家:島田荘司ゴッド
嫁本:アトポス)
好きな歌手:水樹奈々ちゃん
嫁曲:SUPER GENERATION)
誕生日:ヘレン・マクロイとおなじ
体型:金田一耕助とおなじ

本年度のお気に入り(国内)
御朱印巡り
集めた御朱印です。
(各都道府県参拝した順)
※記事に出来ていない寺社多数です!鋭意執筆中!
※リンクが切れているものは下書き状態です。しばらくしたら公開されます。

【東京】
・靖國神社(その1)
・靖國神社(その2)
・東京大神宮
・浅草寺 御本尊
・浅草寺 浅草名所七福神
・浅草神社
・浅草神社 浅草名所七福神
・今戸神社
・明治神宮(その1)
・明治神宮(その2)
・増上寺
・烏森神社
・神田明神
・乃木神社
・上野東照宮
・波除稲荷神社
・富岡八幡宮

【神奈川】
・鶴岡八幡宮
・建長寺
・高徳院(鎌倉大仏殿)
・長谷寺

【愛知】
・熱田神宮
・一之御前神社、別宮八剣宮
・真清田神社
・大神神社
・大須観音

【大阪】
・大阪天満宮
・豊國神社
・四天王寺
・住吉大社
・坐摩神社
・法善寺
・難波八阪神社
・道明寺天満宮
・一心寺
・安居神社
・生國魂神社
・生國魂神社 干支(申)
・生國魂神社 干支(酉)
・生國魂神社 干支(戌)
・生國魂神社 干支(亥)
・生國魂神社 干支(子)
・生國魂神社 干支(丑)
・三光神社
・玉造稲荷神社
・今宮戎神社
・方違神社
・難波神社
・露天神社(お初天神)
・太融寺
・大鳥大社
・石切劔箭神社
・枚岡神社
・慈眼寺
・久安寺
・多治速比売神社

【京都】
・鈴虫寺(その1)
・鈴虫寺(その2)
・鈴虫寺(その3)
・松尾大社(その1)
・月読神社
・天龍寺
・御髪神社
・常寂光寺
・二尊院
・野宮神社
・下鴨神社(賀茂御祖神社)
・河合神社(下鴨神社摂社)
・盧山寺
・梨木神社
・白雲神社
・護王神社
・御霊神社
・下御霊神社
・平安神宮
・銀閣寺(慈照寺)
・金閣寺(鹿苑寺)
・龍安寺
・八坂神社
・八坂神社 美御前社
・八坂神社 又旅社
・八坂神社 冠者殿社
・八坂神社 青龍
・八坂神社 祇園御霊会
・伏見稲荷大社 本殿
・伏見稲荷大社 奥社奉拝所
・伏見稲荷大社 御膳谷奉拝所
・三十三間堂
・養源院
・東福寺
・建仁寺
・南禅寺(その1)
・南禅寺(その2)
・永観堂(禅林寺)
・北野天満宮
・北野天満宮 宝刀展限定「鬼切丸」
・大将軍八神社
・法輪寺(達磨寺)
・妙心寺
・妙心寺 退蔵院
・仁和寺
・建勲神社
・晴明神社
・御金神社
・八大神社
・豊国神社
・由岐神社
・鞍馬寺
・貴船神社
・六道珍皇寺
・六道珍皇寺 六道まいり
・六波羅蜜寺 都七福神
・安井金比羅宮
・知恩院 徳川家康公四百回忌
・青蓮院門跡
・青蓮院門跡 近畿三十六不動尊霊場
・粟田神社
・鍛冶神社(粟田神社末社)
・東寺
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)
・大徳寺 本坊
・大徳寺 高桐院
・今宮神社
・妙顯寺
・三千院 御本尊
・三千院 西国薬師四十九霊場第四十五番
・三千院 聖観音
・実光院
・勝林院
・宝泉院
・寂光院
・宝厳院
・大覚寺
・清涼寺
・祇王寺
・化野念仏寺
・落柿舎
・城南宮
・飛行神社
・石清水八幡宮
・岡崎神社
・長岡天満宮
・平野神社
・法金剛院
・高台寺
・清水寺
・清水寺(西国三十三所草創1300年記念)
・宝蔵寺 阿弥陀如来
・宝蔵寺 伊藤若冲
・勝林寺
・平等院 鳳凰堂
・宇治神社
・宇治上神社
・智恩寺
・元伊勢籠神社
・眞名井神社
・梅宮大社
・錦天満宮
・藤森神社(あじさい祭り限定)
・智積院
・御香宮神社
・神護寺
・西明寺
・高山寺
・大豊神社
・三室戸寺
・吉祥院天満宮

【奈良】
・唐招提寺
・薬師寺 御本尊
・薬師寺 玄奘三蔵
・薬師寺 吉祥天女
・薬師寺 水煙降臨
・東大寺 大仏殿
・東大寺 華厳
・東大寺 二月堂
・春日大社 ノーマル
・春日大社 第六十次式年造替
・興福寺 今興福力
・興福寺 南円堂
・如意輪寺
・吉水神社
・勝手神社
・金峯山寺
・吉野水分神社
・金峯神社
・法隆寺
・法隆寺 西円堂
・中宮寺
・法輪寺
・法起寺
・元興寺
・橿原神宮
・橘寺
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社
・般若寺

【和歌山】
・金剛峯寺
・金剛峯寺 六波羅蜜
・高野山 金堂・根本大塔
・高野山 奥之院
・高野山 女人堂
・高野山 徳川家霊台
・高野山 南院(波切不動尊)
・熊野那智大社
・青岸渡寺
・飛瀧神社
・伊太祁曽神社
・國懸神宮
・紀三井寺

【滋賀】
・比叡山延暦寺 文殊楼
・比叡山延暦寺 根本中堂
・比叡山延暦寺 大講堂
・比叡山延暦寺 阿弥陀堂
・比叡山延暦寺 法華総持院東塔
・比叡山延暦寺 釈迦堂
・比叡山延暦寺 横川中堂
・比叡山延暦寺 四季講堂(元三大師堂)
・三尾神社
・三井寺 金堂
・三井寺 黄不動明王
・近江神宮
・滋賀縣護國神社

【兵庫】
・生田神社
・廣田神社
・西宮神社
・湊川神社
・走水神社
・千姫天満宮
・男山八幡宮
・水尾神社
・兵庫縣姫路護國神社
・播磨国総社 射楯兵主神社
・甲子園素盞嗚神社
・北野天満神社

【岡山】
・吉備津神社
・吉備津彦神社

【鳥取】
・白兎神社
・宇倍神社
・聖神社
・鳥取東照宮(樗谿神社)

【広島】
・吉備津神社
・素盞嗚神社
・草戸稲荷神社
・明王院
・出雲大社 福山分社
・沼名前神社(鞆祇園宮)
・福禅寺(対潮楼)
・厳島神社
・大願寺
・千光寺
・艮神社

【徳島】
・大麻比古神社

【福岡】
・太宰府天満宮
・筥崎宮(筥崎八幡宮)
・住吉神社

【沖縄】
・波上宮

■朱印帳■
・京都五社めぐり
・高野山 開創1200年記念霊木朱印帳
・平安神宮 御朱印帳
・全国一の宮御朱印帳
・住吉大社 御朱印帳
・建仁寺 御朱印帳
・今戸神社 御朱印帳
・大将軍八神社 御朱印帳
・晴明神社 御朱印帳
・東寺 御朱印帳
・明治神宮 御朱印帳
・大阪市交通局 オオサカご利益めぐり御朱印帳
・北野天満宮「宝刀展」記念朱印帳
・熊野那智大社 御朱印帳

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2016年の水樹奈々さん
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