読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

第10回福ミス受賞の松嶋智左さんと島田荘司御大のトークショーに行きました 

IMG_6218.jpg
松嶋智左さんと島田荘司御大のトークショー



 こんにちは!
 管理人のウイスキーぼんぼんです。

 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞第10回受賞の松嶋智左さん島田荘司御大のトークショーへ行ってきました!


IMG_6212.jpg

IMG_6264_20180520222019922.jpg
啓文社 BOOKS PLUS 緑町



 場所は広島県福山市の 啓文社 BOOKS PLUS 緑町 という本屋さんです。むかし天満屋ハッピータウン緑町があったところで、久しぶりに前を訪れてみるとずいぶん変わっていました。
 ちょうど5月19日、20日の両日は福山市一番のフェスティバルであるばら祭が開催中で、駅からすぐ近くまでの直通バスが出ていたので、県外からの参加者はアクセスしやすかったと思われます。


IMG_6271.jpg
福ミス第10回受賞者松嶋智左さん(左)と島田荘司御大(右)



 トークショーは松嶋智左さんの受賞作『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』を、啓文社 BOOKS PLUS 緑町で買った人のみが参加できます。
 先着50名様限定でしたが、なんだか席が余っていました。なんてこった!もう少し頑張って宣伝すればよかった。というか、例年ならすぐ隣の緑町公園というところで、ばら祭のステージイベントとして福ミスの表彰式が行われていたのに、今年はちょっと様子が変わったようです。ひょっとして福山市長が変わったせいなのか、と嘆くのでした。
 そういえばいつもなら森村誠一さんや東川篤哉さん、有栖川有栖さんといった推理作家をゲストに呼んでいたのに、今年はなかったですね。ばら祭のステージで表彰式をすれば結構目立つんですけどね。
 啓文社 BOOKS PLUS 緑町の奥の、わかば塾の自習室のようなところが会場でした。できたばかりのスペースなのか、ちかくの銀河学院という進学校の祝花なんかが残っていたりして、結構懐かしいです。
 50名とはいえ、たぶん啓文社の方とかで席を埋めていた感じで、それでもまだ空き席がちらほらな感じです。うちの母も誘ったのですが、いかねえ、という返事が返ってきました。

 司会進行はミステリ系の老舗ブロガー「政宗九の視点」でお馴染みの政宗九さん
 なんでも、写真撮影OKでSNSへのアップもOKのようでした。
 過去の福ミス受賞者の方も来られていたようなのですが、前に出てわいわいやるわけではなくで、たぶん後ろの方でこっそり聴いていたような感じでした。これくらいのこぢんまりとした規模でトークショーをやるのであれば、前に出てきて一言、なんていうのもあっても良かったんですが。そんなわけだから、とうぜん例年のように過去の受賞者からサインをもらうようなことはできませんでした。
 人気福ミス作家の知念実希人さんも福山入りしていたようなのですが、ツイッターを見ていると仕事が超多忙のようでこの松嶋智左さんのトークショーには参加せず、そのまま福山西の啓文社で14時開始のご自身のトークショーへ直行されていたようです。




虚の聖域 梓凪子の調査報告書虚の聖域 梓凪子の調査報告書
2018/5/17
松嶋 智左

商品詳細を見る


 まずは松嶋智左さんと島田荘司御大の紹介があり、そのまま御大による受賞作『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』の紹介がありました。
 わたしはまだ受賞作の『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』は読めていないのですが、御大が言うにはジャンルとしてはハードボイルドとのこと。しかし、ハードボイルドとは言っても、ユーモアが忘れられていなく、女性ならではの視点も盛り込まれている作品だそうです。本格ミステリとしてみても、「本格」の範疇を逸脱してはおらず、梓凪子の姿は女性の生き方改革にもつながるとか。
 作者の松嶋智左さん自身もこのハードボイルドというジャンルは書きたいと考えていたようです。アメリカのハードボイルド作家であるサラ・パレツキーがお好きのようで、アメリカと風土や価値観は異なるが、それを上手く取り込んで日本独特のものが書けないか?と執筆したのが『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』だそうです。ハードボイルドではあるけれど、男性的にならず、女性が安心して読める作品を目指したとのこと。
 そもそも松嶋智左さんは福ミスの第1回から賞自体には注目していたようなのですが、ご自身の書く小説というのが「ハードボイルド」と自覚していたようで、「本格ミステリの賞」とハッキリ打ち出して作品を募集している福ミスに応募するのには気が引けたとのこと。自分の作品は「本格」から外れているのではないか、という思いも語っていました。

 引き続いて、御大の新刊『本格からHONKAKUへ』の紹介がありました。これは評論の本ですが、後半部分は福ミスの選評も載ってるんですよ、と会場の皆さんに紹介です。
 その流れで、最近の本格ミステリに対して思うこと、という質問が進行役から振られます。

 最近の本格を語る上では、まずは本格ミステリの歴史から、という感じでポーを源流とする本格ミステリが我が国で発展した歴史をいつものように紐解いていきます。イギリスのドイルによるホームズ譚が成功し、ヴァン・ダインによっていよいよ本格ミステリがスタート、彼がピックアップした二十則によって本格の要件が定められ、その後日本に飛び火するも、江戸川乱歩のエログロが大ウケ。そこからエログロと本格を区別するために甲賀三郎が「変格」「本格」を規定し…といった感じで話しており、時間の関係で途中端折って最近のアジア圏の本格ミステリ事情に話が及びます。
 「最近の本格ミステリ」というテーマで話を振られて、アジア圏の本格に目が行くところがやっぱりさすがの御大で、てっきり我が国の本格ミステリシーンを語るのかと思ったらそうではありませんでした。
 どうやら日本の本格ミステリを中国に直接売り込んでも駄目だったようなのですが、台湾に本格を紹介することで、中国大陸にも日本の本格を輸出することが来たようです。というのも、大陸の人間は台湾の言葉を解するようで、台湾の本でも、というか台湾の本だから読んでくれるのか、結果として台湾経由で中国に上陸を果たせた、と語ります。

 あっというまに時間は過ぎて、最後に島田荘司御大と松嶋智左さんの今後の予定の発表がありました。
 まず島田荘司御大の方は7月か8月に御手洗潔シリーズ最新刊『鳥居の密室(仮)』が刊行予定です!やったぜ!しかも短編バージョンと長編バージョンの同時刊行!
 というのも、新潮社からオリジナル書き下ろしアンソロジーの話が御大にあったようで、テーマは「クレセント錠の密室」とのこと。御大は当初アイデアが無いということで断ったそうなのですが、断ったとたん不思議なことにアイデアが降ってきたようです。アンソロジーの企画としては短編サイズの依頼だったらしいのですが、御大としては長編作品として完成させたいという想いがあったようで、新潮社の担当からはアンソロジー収録後に長編化を、という話がでます。しかし、アマゾンレビューや2ちゃんねる(今で言う5ちゃんねる)では、短編発表後にそれを長編化するとかならずバッシングが来る、として、それの解決案として短編バージョンと長編バージョンの同時刊行に行き着いたそうです。
 内容としては京都が舞台です。石岡和己と出会う前の話で、『進々堂世界一周』のサトルくんが相方です。錦の鳥居、という話が出てきたので、錦市場の突き当たりにある鳥居が頭に浮かんだのですが、たぶん舞台はあの辺りです。
 松嶋智左さんのほうは『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』をシリーズ化させたい想いがあるそうで、これの続編を執筆中とのことです。なんか聞いた感じだと、ニュアンス的に小説書くこと自体がお好きな感じのようで、この作品の続編、というのにこだわらずなんだか常に作品を書いている感じでした。ちなみに『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』に登場する梓凪子を芸能人に例えると、女優の長澤まさみさんのようなキャラクターとのこと。走るのが速いそうです。


IMG_6275_201805202220220e7.jpg
サイン会の様子

IMG_8407_201805210007083a9.jpg

IMG_8410.jpg



 トークショー終了後にサイン会です。
 当日に御大の作品を購入した人に限り、御大からサインが貰えました。

 松嶋智左さん、島田荘司御大ありがとうございました。





IMG_6243.jpg

IMG_6246.jpg
ベルローズのワッフル 787円(税別)

IMG_6252.jpg
ばらのジャムのロシアンティー 574円(税別)

IMG_6261.jpg



 会場となった 啓文社 BOOKS PLUS 緑町 に併設されているカフェでは福ミスコラボメニューも展開中です。
 ベルローズのワッフル(787円 税別)はワッフルにアイスと生クリームがたっぷり載ったスイーツ。バラの花びらがあしらわれています。甘々なスイーツで、モーニングよりはティータイムに食べるのがおすすめ。ワッフルは少し硬め。
 ばらのジャムのロシアンティー(574円 税別)のほうはバラのジャムにバラの花びらがあしらわれた一杯。一口飲むとバラの香りが口の中に広がりなかなか美味しかったです。


 【関連リンク】
 福山ミステリー文学新人賞│島田荘司選
 http://fukumys.jp/


スポンサーサイト
[ 2018/05/20 23:48 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

ミステリー文学資料館編「甲賀三郎 大阪圭吉: ミステリー・レガシー」 

甲賀三郎 大阪圭吉: ミステリー・レガシー甲賀三郎 大阪圭吉: ミステリー・レガシー
2018/5/9
ミステリー文学資料館 (編集)

商品詳細を見る

★★★★★



 【内容紹介】

 探偵・推理小説の書籍や雑誌を収集保存し、一般読者や研究者が自由に利用できるユニークな図書館、ミステリー文学資料館。本書は“遺産”ともいえるその膨大なコレクションより、大正から昭和初期に本格派探偵小説の旗手として一世を風靡した甲賀三郎のレアな傑作長編と、本格短編の名手として今なお評価の高い大阪圭吉の作品集『死の快走船』を一冊まるごと収録!




 光文社文庫オリジナル編集の「ミステリー・レガシー」シリーズ第二弾です。
 戦前の「本格」探偵小説文壇を支えた二人で、大阪圭吉の短編を、当時「新青年」の編集部員を務めていた甲賀三郎が同誌に掲載してデビューさせた縁があるそうです。

 収録作の全貌は以下です。

 【甲賀三郎】
 琥珀のパイプ
 歪んだ顔
 随筆
   探偵小説の製作室から
   探偵小説の将来
   探偵小説界の現状

 【大阪圭吉】
 死の快走船
   序 (江戸川乱歩)
   大阪圭吉のユニクさ (甲賀三郎)
 死の快走船
 とむらい機関車
 雪解
 デパートの絞刑吏
 気狂い機関車
 なこうど名探偵
 人喰い風呂
 花束の虫
 石掘幽霊
 燈台鬼
 巻末に


 1936年にぷろふいる社から出版された短編集『死の快走船』がまるごと収録されています。
 最近の若い読者の大阪圭吉再評価の動きは、17年前に東京創元社から出版された『とむらい機関車』と『銀座幽霊』あたりが初っ端だと思うのですが、どうやら今はいずれも絶版のようです。わたしもその両短編集で大阪圭吉のスゴさを知った口なのですが、その2冊と被っている短編が多いです。「死の快走船」「なこうど名探偵」「人喰い風呂」の3編が被っていないようです。
 しかし久しぶりなので全編読み返してみましたが、いずれも傑作揃いです。発表当時はひとくちに「本格」と言っても「変格」と対になるニュアンスで使われたりしていて、いまと若干ニュアンスが異なっていたりするのですが、本書に収められている甲賀三郎と大阪圭吉の両氏の「本格」は現在の「本格ミステリ」と相通ずるところがあります。
 「石掘幽霊」なんか読むとよく分かるのですが、視点人物の眼の前でリアルタイムに展開される不可能犯罪の演出性の高さ、レッドヘリングによるミスリード、数多の手がかりがばらまかれた後、最適な順序で並べていく推理の論理性、その推理の切り口の単純さ、解決場面でのトリック解明の盛り上がり、と今で言う「本格ミステリ」に求められる全てが、もうこの当時に完成されているのが驚きます。
 トリッキーな作品が多いのが特徴で物語の舞台も様々なのが良いですね。

 表紙裏の紹介では「甲賀三郎のレア長編」とあり、たぶん「歪んだ顔」がそれだと思います。古書ファンで無いのでレア度とかよくわからないのですが、なにやらNHKで朗読放送された犯人探し懸賞小説です。
 甲賀三郎の「琥珀のパイプ」(1926年)は、こっちは作者の代表作です。上手く出来るのかよく分かりませんが、理科学トリック炸裂の作者の独擅場です。作中において剥かれた林檎の皮の回転方向によって犯人の利き腕を断定するシーンがあるのですが、後の大阪圭吉の「花束の虫」(1934年)では皮の回転方向からでは利き腕を断定できない、と作中で「琥珀のパイプ」の推理の拠り所を否定してみせ、ミスリードとして扱っているのが極めて巧妙です。大阪圭吉がどこまで「琥珀のパイプ」に考えが及んでいたのか実際はよく分からないのですが、こうやって「ミステリー・レガシー」として両者を並べてみると、垣根を越えたつながりが発見できて新しいです。

 本書の真ん中で、甲賀三郎による「大阪圭吉のユニクさ」という紹介で大阪圭吉とつながるのが素敵です。「とむらい機関車」のネタバレ(核心部分で無いにせよ)をしているのはご愛嬌でしょうか。
 今後も「ミステリー・レガシー」はいろいろ出てほしいですね。続刊に期待です。

鳥飼否宇「隠蔽人類」 

隠蔽人類隠蔽人類
2018/4/19
鳥飼否宇

商品詳細を見る

★★★★☆



 【内容紹介】

 日谷隆一たち日本調査団はアマゾン奥地で世紀の大発見をした。別種の人類が見つかったのだ。しかし、メンバーの一人が首を切断された。犯人は調査団の中に!? さらに、日本で恐るべき殺人の連鎖が。誰にも結末を読ませない! 驚愕のミステリー。




 今年はトンデモミステリが盛んなのか、深水黎一郎氏の「虚像のアラベスク」に匹敵するアイデア爆発のトンデモミステリが本書です。バカミスっていうより「トンデモ」のほうがニュアンスとして適当な感じがします。
 物語はアマゾン奥地の原住民に日本人調査団が殺害される猟奇殺人で幕を開け、それが舞台を移し大学構内の密室殺人事件へと引き継がれてき、序盤はある種の連作ミステリ的様相を呈しているのですが、徐々に物語はとんでもない方向へとスケールアップしていきます。
 核となるネタは、あり得るかあり得ないかで言えばぶっちゃけあり得ないし、非現実的なのですが、それを割と真面目に日本の歴史を紐解いて解説するのが面白いです。というか本書『隠蔽人類』なんていう、ミステリの歴史全体を見渡しても古今東西でも類を見ない超トンデモミステリをこうやって書いてしまったのが、何を隠そう日本人の鳥飼否宇さんなのだから、本書の真相も十分あり得るのです。前言撤回です。
 ラスト一行は決して忘れることのない衝撃を読者に与えてくれることでしょう。こんなミステリ読んだことがありません。物語前半でちまちまやってきた犯人探しや謎解きがとてもちっちゃなものに見えてきて、それらが雲散霧消に吹き飛んでしまい、一体何だったんだ、呆然とするしかありません。

 未読の方はネタバレ前に読んでみることをおすすめします。鳥飼さんがこれまでやってきた仕事である綾鹿市シリーズの「バカミス要素」、観察者シリーズの「ネイチャー要素」のそれら両方のイイトコ取りです。本年度のマストリード本格!見逃すなっ!
[ 2018/05/15 19:50 ] 鳥飼否宇 | TB(0) | CM(0)

上遠野浩平「殺竜事件 a case of dragonslayer」 

殺竜事件 a case of dragonslayer殺竜事件 a case of dragonslayer
2018/4/20
上遠野浩平

商品詳細を見る

★★★★☆



 【内容紹介】

 竜--人間の能力を凌駕し、絶大なる魔力を持った無敵の存在。
 その力を頼りに戦乱の講和を目論んだ戦地調停士・ED(エド)、風の騎士、そして女軍人。
 3人が洞窟で見たのは完全な閉鎖状況で刺殺された竜の姿だった。
 不死身であるはずの竜を誰が?
 犯人捜しに名乗りをあげたEDに与えられた時間は1ヵ月。刻限を過ぎれば、生命は瞬く間に消え失せる。
 死の呪いをかけられた彼は仲間とともに謎解きの旅へ!

 アニメ化決定「ブギーポップ」シリーズと並び称される上遠野浩平の代表作!




 18年前に講談社ノベルスから出版された『殺竜事件』の文庫化。
 発売同時から一部で話題になっていたのを覚えていて、読もうか読むまいか迷い続けて早18年( ̄▽ ̄;)
 なんとなく完全にミステリ畑の作家ではない上遠野浩平氏、講談社ノベルスのイラスト表紙からなんとなく避けてしまっていたのですが、読んでみるとこれが大変に面白い作品でした。
 本格ミステリとファンタジーの完全なる融合で、人間にとって絶対的な存在であるはずの竜が殺されてしまった謎を解き明かします。探偵活動の過程として、竜が死亡した当時に謁見した人物へ世界各地に会いに行き、証言を聞いてまわる様子が描かれるのですが、これがたいへんに冒険色が強いのです。まるでロールプレイングゲームをしているかのような展開で、冒険の道中で様々な人物に会い、さまざまな価値観に触れ、時には命を危ぶむ危機と遭遇したり、悪と対決したり…と普通の謎解きミステリを読んでいては味わえない体験が出来ます。
 ミステリとしての真相も、視点を変えるだけで不可能犯罪や犯行動機が浮き彫りになる、良い意味での単純さが有り、単純さ故に大きなサプライズへと結びつけることにも成功しています。冒険の過程で出会った「容疑者」たちの会話の数々が、謎解きの補強とすべく伏線として浮かび上がるクライマックスは、長い旅路を追想するかのような意味も兼ねており、ミステリとしてだけではなく、冒険小説としても綺麗にまとまります。
 人とその上位種である竜の両者の価値観・考えがぶつかった時に生じる、これ以外にない真相は、本格ミステリ×ファンタジーのコラボレーションがなされた本作品でしか描けません。設定に必然性が有り、本格ファンにかつて無いサプライズをお見舞いしてくれます。
 発売から結構経って今更な感じですが、未読の方はおすすめです。
 戦地調停士シリーズの他の作品も、講談社タイガで文庫化してくれると嬉しいですねぇ。

[ 2018/05/14 19:50 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

どら焼き 虎てつ のひこどら 

IMG_7856_201805140111018fd.jpg
ひこどら 156円(税別)



 ひこどらはゆるキャラであるひこにゃんの焼印が付いたどらやきです。
 彦根城そばにある どら焼き 虎てつ が販売していますが、ちょうどゴールデンウイーク中だったため「ご城下にぎわい市」というイベントが開催されており、そこで購入しました。

 生地がたいそうふっくらしているのが印象的です。全体としては、まあごく普通の美味しいどら焼きなのですが、ひこにゃんの焼印がご当地限定の特別感を高めており、1個156円(税別)という価格の安さ、さらにその場ですぐに頂けるというお手軽さでついつい買ってしまいます。その「ご城下にぎわい市」でも飛ぶように売れており、販売スペースにはひっきりなしにこのどら焼きが供給されていました。


IMG_7853.jpg





関連ランキング:和菓子 | 彦根駅


[ 2018/05/14 01:18 ] 【グルメ】 | TB(0) | CM(0)

映画「閉ざされた森」 

閉ざされた森 [DVD]閉ざされた森 [DVD]
2015/09/02
ジョン・トラボルタ (出演), サミュエル・L・ジャクソン (出演)

商品詳細を見る

★★★☆☆



 【内容紹介】

 パナマの森林地帯。特殊訓練に参加した7名のレンジャー隊員が消息を絶つ。
 生還した隊員2名は、調査にあたったオゾボーン大尉と元レンジャー隊員のハーディに対し、
 訓練教官のウエスト軍曹を含め隊員4名が不可解な死を遂げたことを明かす。

 殺人者は誰か?真実が浮かびあがっては二転三転するストーリー。




 『21世紀本格ミステリ映像大全』で紹介されていなければ絶対観なかったであろう映画で、特殊訓練にあたった7名のレンジャー隊員を描いた作品です。もう見るからにミステリ映画っぽくないのですが、実は結構本格ミステリ特有の魅力が秘められています。
 生き残ったレンジャー隊員の証言によって、事件の全容を突き止めようとしますが、まるまる100%が生存者の証言のみで構築される事件のため信用度は極めて低いのです。生還した隊員2名の証言がまず食い違い、その中で砂上の楼閣の如くオゾボーン大尉は事件当時の様子を組み立てていきます。しかし、本格ミステリにおいて、推理を組み立てる上で絶対に押さえておかなければならない要素を押さえないまま推理を組み立てるとどうなるのか、という根幹の部分の問題を、ある意味ミステリ映画で無いからこそ上手く描き得た作品です。
 その本格ミステリとしての「脇の甘さ」が逆に後半のどんでん返しに繋がっているのが面白く、見えていた絵がガラリと何度か変わってしまいます。ミステリの仕掛けとして、映像表現が難しいタイプのトリックのはずなのに、なかなか上手く魅せてくれます。クライマックにおいてはもうちゃぶ台返しのようなひっくり返り方をし、思わず「なんじゃそれ~」と笑ってしまいました。

 本格ミステリの仕掛けについては十分な面白味を味わえたのですが、個人的な好みとして、「イエス!サー!」とったような外殻部分の見た目が少々好みから外れていたので、まあまあそういうのが好きな方はなかなかの傑作なのではないかと思います。なんかジョン・トラボルタっていう有名な俳優さんが主演だし、野郎映画として映像映えはしてます。




21世紀本格ミステリ映像大全21世紀本格ミステリ映像大全
2018/3/16
千街晶之

商品詳細を見る
[ 2018/05/13 14:09 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

デリカKYK阪神店の黒豚メンチカツ、エビクリームコロッケ、ハムカツ 

IMG_3731-2.jpg
デリカKYK阪神店



 デリカKYKはお持ち帰り用のとんかつや揚げ物類を提供するお店。
 阪神梅田本店のB1階にも店舗があります。


IMG_7918-2.jpg
ハムカツ(ポテトサラダ入) 120円(税別)
エビクリームコロッケ 170円(税別)
黒豚メンチカツ 140円(税別)



 ポテトサラダ入ハムカツ(120円税別)、エビクリームコロッケ(170円税別)、黒豚メンチカツ(140円税別)の3つを買ってみました。
 ハムカツはポテトサラダでかさ増しされていて、なんだかハムを食べている感じがしませんでした。余りおすすめではありません。
 黒豚メンチカツはジューシーさに欠けました。しかし値段は安いのでコスパは悪くありません。
 一番のおすすめはエビクリームコロッケです。カニクリームコロッケが200円強の値段であったのですが、エビクリームコロッケのほうはそちらよりも安いです。エビのプリッとした食感が残っていて、美味しかったです。

 注文してから揚げるため8分待ちました。しかしできたてがいただけるのは嬉しいです。
 商品と一緒に、美味しい食べ方を記したカードがパックに封入されていて、オーブントースターを利用するとご家庭でもサクサクの揚げ物をいただけるようです。



関連ランキング:とんかつ | 梅田駅(阪神)東梅田駅西梅田駅

[ 2018/05/12 22:02 ] 【気になった事】 | TB(0) | CM(0)

阪神髭定の鯖の塩麹焼き 

IMG_3736-2.jpg
阪神髭定



 阪神髭定は阪神梅田本店B1階にある魚料理屋さんです。焼き魚や魚の煮付けなどの魚料理を多く提供しています。


IMG_7904_201805122137539cc.jpg
鯖の塩麹焼き 302円



 鯖の塩麹焼きは1切れ302円(税込み)です。
 テイクアウト専用商品で、もちろん1切れから販売されています。

 脂がたくさん乗っていて身はふっくら。皮はパリッと焼けていて美味しいです。小骨は多少付いたままですが、そこまで文句を言ってはなりますまい。
 最近流行っているレンジでチンするだけで食べられるコンビニの焼き魚と値段はたいして変わらないのにも注目です。すぐに食べるのであれば、断然こちらの阪神髭定のほうが美味しいです。
 ぶり大根や筑前煮といった魚以外の煮付け料理も用意されてあり、さらに白ごはんの販売まで有りました。夕飯はここだけで完結しそうな勢いです。おすすめです。



関連ランキング:その他 | 梅田駅(阪神)東梅田駅西梅田駅

[ 2018/05/12 21:46 ] 【グルメ】 | TB(0) | CM(0)

泡坂妻夫「奇跡の男」 

奇跡の男奇跡の男
2018/5/2
泡坂 妻夫

商品詳細を見る

★★★★☆



 【内容紹介】

 バスの転落事故で一人だけ生き残った男が、今度は袋くじの特賞に大当たり。そんな強運、あり!?(奇跡の男)小さな飲み屋「糀屋」の客が死に、なぜか警察に被害者の香典が送られてきて…(狐の香典)。“卯の花健康法”や“健脳法”など、珍妙なことばかり思いつくナチ先生が殺された。雪に残された足跡が唯一の手掛かり?(ナチ式健脳法)など、ユーモラスで奇想天外な極上ミステリ短篇集。




 『迷蝶の島』に続いてこちらも初読です。
 短編集で各々独立しているのですが、実は微妙にゆるく繋がっています。作者の遊び心レベルでつながりが保たれているので、それを探してみるのも楽しみの一つかもしれません。
 というか、実はタイトル自体ほとんど初めて聞いたのですが、これだけのクオリティの短編集が埋もれていたことにびっくりしました。亜シリーズや曾我佳城シリーズも確かに面白いけど、他を無視してはいけない、というのは本書を読めばよく分かると思います。
 物語はユーモアのあるものや、涙を誘う少し感動的な結末を迎えるものなど、青色赤色黄色…といったような正に表紙のイラスト通りのさまざまな「色」を持った短編が収録されています。しかしトリックはいずれも独創性のあふれるものばかり。表題作「奇跡の男」の壮大な殺人トリックも面白かったのですが、個人的に好きなのは「ナチ式健脳法」や「妖異蛸男」などの密室トリックです。「ナチ式健脳法」なんて、普通にこんなトリックを真相として描いても「ありえない!」で終わるはずなのですが、そんなおバカなトリックを「これしかない!」と読者に納得させるだけのレベルにまで高めている、その下準備の周到さにのけぞります。
 「狐の香典」にしても、真相とは連動しないまでも、真相を表す直接的な言葉は結構早い段階で出ていたし、「妖異蛸男」なんかは密室トリックの「姿」がそのままアレとアレの姿だったりするし、いずれも真相がそのまま読者の前にさらされていたのが驚きます。
 ユーモラスな物語が多く読んでいて楽しいし、多分擦れっ枯らしのミステリファンでも驚ける仕掛けが多いのではないかと思います。おすすめです。
[ 2018/05/11 19:50 ] 泡坂妻夫 | TB(0) | CM(0)
スポンサードリンク
プロフィール

ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

FC2プロフへ
mixi(放置中)
Twitterはじめました
食べログもはじめました(NEW!)

好きな推理作家:島田荘司ゴッド
嫁本:アトポス)
好きな歌手:水樹奈々ちゃん
嫁曲:SUPER GENERATION)
誕生日:ヘレン・マクロイとおなじ
体型:金田一耕助とおなじ

本年度のお気に入り(国内)
御朱印巡り
集めた御朱印です。
(各都道府県参拝した順)
※記事に出来ていない寺社多数です!鋭意執筆中!
※リンクが切れているものは下書き状態です。しばらくしたら公開されます。

【東京】
・靖國神社(その1)
・靖國神社(その2)
・東京大神宮
・浅草寺 御本尊
・浅草寺 浅草名所七福神
・浅草神社
・浅草神社 浅草名所七福神
・今戸神社
・明治神宮(その1)
・明治神宮(その2)
・増上寺
・烏森神社
・神田明神
・乃木神社
・上野東照宮
・波除稲荷神社
・富岡八幡宮

【神奈川】
・鶴岡八幡宮
・建長寺
・高徳院(鎌倉大仏殿)
・長谷寺

【愛知】
・熱田神宮
・一之御前神社、別宮八剣宮
・真清田神社
・大神神社
・大須観音

【大阪】
・大阪天満宮
・豊國神社
・四天王寺
・住吉大社
・坐摩神社
・法善寺
・難波八阪神社
・道明寺天満宮
・一心寺
・安居神社
・生國魂神社
・生國魂神社 干支(申)
・生國魂神社 干支(酉)
・生國魂神社 干支(戌)
・三光神社
・玉造稲荷神社
・今宮戎神社
・方違神社
・難波神社
・露天神社(お初天神)
・太融寺
・大鳥大社
・石切劔箭神社
・枚岡神社
・慈眼寺
・久安寺

【京都】
・鈴虫寺(その1)
・鈴虫寺(その2)
・松尾大社(その1)
・月読神社
・天龍寺
・御髪神社
・常寂光寺
・二尊院
・野宮神社
・下鴨神社(賀茂御祖神社)
・河合神社(下鴨神社摂社)
・盧山寺
・梨木神社
・白雲神社
・護王神社
・御霊神社
・下御霊神社
・平安神宮
・銀閣寺(慈照寺)
・金閣寺(鹿苑寺)
・龍安寺
・八坂神社
・八坂神社 美御前社
・八坂神社 又旅社
・八坂神社 冠者殿社
・八坂神社 青龍
・八坂神社 祇園御霊会
・伏見稲荷大社 本殿
・伏見稲荷大社 奥社奉拝所
・伏見稲荷大社 御膳谷奉拝所
・三十三間堂
・養源院
・東福寺
・建仁寺
・南禅寺(その1)
・南禅寺(その2)
・永観堂(禅林寺)
・北野天満宮
・北野天満宮 宝刀展限定「鬼切丸」
・大将軍八神社
・法輪寺(達磨寺)
・妙心寺
・妙心寺 退蔵院
・仁和寺
・建勲神社
・晴明神社
・御金神社
・八大神社
・豊国神社
・由岐神社
・鞍馬寺
・貴船神社
・六道珍皇寺
・六道珍皇寺 六道まいり
・六波羅蜜寺 都七福神
・安井金比羅宮
・知恩院 徳川家康公四百回忌
・青蓮院門跡
・青蓮院門跡 近畿三十六不動尊霊場
・粟田神社
・鍛冶神社(粟田神社末社)
・東寺
・上賀茂神社(賀茂別雷神社)
・大徳寺 本坊
・大徳寺 高桐院
・今宮神社
・妙顯寺
・三千院 御本尊
・三千院 西国薬師四十九霊場第四十五番
・三千院 聖観音
・実光院
・勝林院
・宝泉院
・寂光院
・宝厳院
・大覚寺
・清涼寺
・祇王寺
・化野念仏寺
・落柿舎
・城南宮
・飛行神社
・石清水八幡宮
・岡崎神社
・長岡天満宮
・平野神社
・法金剛院
・高台寺
・清水寺
・宝蔵寺 阿弥陀如来
・宝蔵寺 伊藤若冲
・勝林寺
・平等院 鳳凰堂
・宇治神社
・宇治上神社
・智恩寺
・元伊勢籠神社
・眞名井神社
・梅宮大社

【奈良】
・唐招提寺
・薬師寺 御本尊
・薬師寺 玄奘三蔵
・薬師寺 吉祥天女
・薬師寺 水煙降臨
・東大寺 大仏殿
・東大寺 華厳
・東大寺 二月堂
・春日大社 ノーマル
・春日大社 第六十次式年造替
・興福寺 今興福力
・興福寺 南円堂
・如意輪寺
・吉水神社
・勝手神社
・金峯山寺
・吉野水分神社
・金峯神社
・法隆寺
・法隆寺 西円堂
・中宮寺
・法輪寺
・法起寺
・元興寺
・橿原神宮
・橘寺
・飛鳥寺
・飛鳥坐神社

【和歌山】
・総本山金剛峯寺
・高野山 金堂・根本大塔
・高野山 奥之院
・高野山 女人堂
・熊野那智大社
・青岸渡寺
・飛瀧神社
・伊太祁曽神社
・國懸神宮
・紀三井寺

【滋賀】
・比叡山延暦寺 文殊楼
・比叡山延暦寺 根本中堂
・比叡山延暦寺 大講堂
・比叡山延暦寺 阿弥陀堂
・比叡山延暦寺 法華総持院東塔
・比叡山延暦寺 釈迦堂
・比叡山延暦寺 横川中堂
・比叡山延暦寺 四季講堂(元三大師堂)
・三尾神社
・三井寺 金堂
・三井寺 黄不動明王
・近江神宮

【兵庫】
・生田神社
・廣田神社
・西宮神社
・湊川神社
・走水神社
・千姫天満宮
・男山八幡宮
・水尾神社
・兵庫縣姫路護國神社
・播磨国総社 射楯兵主神社
・甲子園素盞嗚神社
・北野天満神社

【岡山】
・吉備津神社
・吉備津彦神社

【鳥取】
・白兎神社
・宇倍神社
・聖神社
・鳥取東照宮(樗谿神社)

【広島】
・吉備津神社
・素盞嗚神社
・草戸稲荷神社
・明王院
・出雲大社 福山分社
・沼名前神社(鞆祇園宮)
・福禅寺(対潮楼)

【徳島】
・大麻比古神社

【福岡】
・太宰府天満宮
・筥崎宮(筥崎八幡宮)
・住吉神社

【沖縄】
・波上宮

■朱印帳■
・京都五社めぐり
・高野山 開創1200年記念霊木朱印帳
・平安神宮 御朱印帳
・全国一の宮御朱印帳
・住吉大社 御朱印帳
・建仁寺 御朱印帳
・今戸神社 御朱印帳
・大将軍八神社 御朱印帳
・晴明神社 御朱印帳
・東寺 御朱印帳
・明治神宮 御朱印帳
・大阪市交通局 オオサカご利益めぐり御朱印帳
・北野天満宮「宝刀展」記念朱印帳
・熊野那智大社 御朱印帳

最新のつぶやき
2016年の水樹奈々さん
ハーイ!ハーイ! ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!